シンプル直付リグ

昔からショートダウンショットリグというのはありました。いわゆる、下糸を極端に短くしたダウンショットリグです。そして最近はフックそのものにシンカーをセットするリグ（パンチショット、ゼロダン、直リグなどと呼ばれているもの）が存在します。

使ってみると、確かにそのメリットは明らかです。ダウンショットリグはストラクチャーにタイトに撃とうとする際にワームとシンカーそれぞれ2つの物体が別方向に飛んでいこうとするのでコントロールに慣れを要する。その点、直付けのリグは1つにまとまって飛んでいくのでコントロールしやすくなる。

また、特筆すべきはそのベジテーション貫通能力です。水生植物のマットやゴミ溜り等、例えば1/2ozのテキサスリグで撃ち破れるものがあったとします。直付けのリグであれば3/8oz、いや、1/4ozで撃ち破れるかもしれない。直付けリグの場合はシンカーが隙間にスルッと落ちやすい。そしてシンカーの沈下に引き込まれるようにしてワームも隙間にスルッと落ちていく。

万能だとは言いませんが、かなり使えるリグであることは間違いない。

でも自分はあまりこのリグは使わないのです。いや、正確には市販の専用品を使っていないという表現が合っているかもしれない。市販の専用品というのは、フックのラインアイにリングが付いているようなものが多い。何を隠そう自分はあれが駄目なのです。ついでに言うと、フックにスイベル系のものが付いているものもどうにも使う気がしない。例えば、皆さんもジグヘッドやワームフックにスナップなんて使いませんよね？それと似たような感覚かもしれない。

ワームのリグというのは極力シンプルにしたいと思っています。特にフック周りにはパーツ類は何も付いていない方が好みです。



だから、自分の直付けリグはこうです。ダウンショットリグの下糸ギリギリのところにシンカーを付ける。ただそれだけ。これで何も不自由しないと自分は思うのだけれど・・・？