500 -> 100・14 [放射能汚染]
7月2日、環境省より放射性物質モニタリング結果の新たな発表がありました。水生生物の放射性物質を計測したモニタリング調査結果です。http://www.env.go.jp/jishin/monitoring/result_ao120702.pdf(PDFファイル)
これまでのモニタリング調査結果というのは主に食品として流通される可能性があるものでした。しかし、それ以外の自然界の環境汚染に関してはほぼ手付かずだったと言えます。
今回は福島県内のとりわけ、内水面水域の粗粒状有機物(主として落ち葉など)、水生昆虫(カワゲラ、トビケラ等)、甲殻類(エビなど)、魚類(食品としての対象外)が調査対象に含まれています。
【阿武隈川A地点】
粗粒状有機物:920bq/kg
水生昆虫:340bq/kg
ミナミヌマエビ:156bq/kg
フクドジョウ:61bq/kg
カワムツ:147bq/kg
アブラハヤ:171bq/kg
【阿武隈川B地点】
粗粒状有機物:1120bq/kg
水生昆虫:330bq/kg
コイ:155bq/kg
ニゴイ:350bq/kg
コクチバス:680bq/kg
【真野川】
粗粒状有機物:1140bq/kg
水生昆虫:670bq/kg
シマヨシノボリ:2600bq/kg
コイ:190bq/kg
ゲンゴロウブナ:500bq/kg
オイカワ:680bq/kg
【秋元湖】
ウチダザリガニ:180bq/kg
ニゴイ:173bq/kg
ギンブナ:178bq/kg
ウグイ:167bq/kg
コクチバス:450bq/kg
オオクチバス:470bq/kg
ワカサギ:290bq/kg
イワナ:330bq/kg
サクラマス:510bq/kg
【真野ダム】
粗粒状有機物:800bq/kg
水生昆虫:520bq/kg
カワヨシノボリ:660bq/kg
ウグイ:1010bq/kg
オオクチバス:790bq/kg
ニジマス:197bq/kg
ヤマメ:91bq/kg
いずれの場所においても、落ち葉の汚染が酷い。当然の事ながら、昆虫も汚染されていた。魚類では、フィッシュイーター系の魚が高いと思いがちですが、生態系の下層に位置するはずのヨシノボリ類の汚染が酷いことがわかります。常時底付近を徘徊している魚だからでしょう。
それはさておきこのデータ、平成23年12月21日~24年2月26日の間に採取した検体による計測結果となっています。要は、冬の間に採れたもの。冬の間は多くの生物が活発な摂食活動はしません。まして、もう7月、夏ですよ?!半年経っていますよ?!
確かに、これまで調査していなかった分野にまで調査範囲を広げてくれたのはとてもありがたい。検体に関しても十分なサンプル数を採取して検査を行っている(一部を除く)。これらの点は大いに評価していいはずです。
でも、タイムリーな結果ではない。もうちょっと迅速に検査結果を公表してもらえないものだろうか。
これまでのモニタリング調査結果というのは主に食品として流通される可能性があるものでした。しかし、それ以外の自然界の環境汚染に関してはほぼ手付かずだったと言えます。
今回は福島県内のとりわけ、内水面水域の粗粒状有機物(主として落ち葉など)、水生昆虫(カワゲラ、トビケラ等)、甲殻類(エビなど)、魚類(食品としての対象外)が調査対象に含まれています。
【阿武隈川A地点】
粗粒状有機物:920bq/kg
水生昆虫:340bq/kg
ミナミヌマエビ:156bq/kg
フクドジョウ:61bq/kg
カワムツ:147bq/kg
アブラハヤ:171bq/kg
【阿武隈川B地点】
粗粒状有機物:1120bq/kg
水生昆虫:330bq/kg
コイ:155bq/kg
ニゴイ:350bq/kg
コクチバス:680bq/kg
【真野川】
粗粒状有機物:1140bq/kg
水生昆虫:670bq/kg
シマヨシノボリ:2600bq/kg
コイ:190bq/kg
ゲンゴロウブナ:500bq/kg
オイカワ:680bq/kg
【秋元湖】
ウチダザリガニ:180bq/kg
ニゴイ:173bq/kg
ギンブナ:178bq/kg
ウグイ:167bq/kg
コクチバス:450bq/kg
オオクチバス:470bq/kg
ワカサギ:290bq/kg
イワナ:330bq/kg
サクラマス:510bq/kg
【真野ダム】
粗粒状有機物:800bq/kg
水生昆虫:520bq/kg
カワヨシノボリ:660bq/kg
ウグイ:1010bq/kg
オオクチバス:790bq/kg
ニジマス:197bq/kg
ヤマメ:91bq/kg
いずれの場所においても、落ち葉の汚染が酷い。当然の事ながら、昆虫も汚染されていた。魚類では、フィッシュイーター系の魚が高いと思いがちですが、生態系の下層に位置するはずのヨシノボリ類の汚染が酷いことがわかります。常時底付近を徘徊している魚だからでしょう。
それはさておきこのデータ、平成23年12月21日~24年2月26日の間に採取した検体による計測結果となっています。要は、冬の間に採れたもの。冬の間は多くの生物が活発な摂食活動はしません。まして、もう7月、夏ですよ?!半年経っていますよ?!
確かに、これまで調査していなかった分野にまで調査範囲を広げてくれたのはとてもありがたい。検体に関しても十分なサンプル数を採取して検査を行っている(一部を除く)。これらの点は大いに評価していいはずです。
でも、タイムリーな結果ではない。もうちょっと迅速に検査結果を公表してもらえないものだろうか。
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