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500 -> 100・13 [放射能汚染]

充分に予想は出来ていましたが、とうとう出たかと思いました。箱根の芦ノ湖のバスから100Bq/kgものセシウムが検出された。現在は出荷自粛要請が県から出されています。もっとも、芦ノ湖のバスが出荷される先なんて、地元のレストランくらいでしょうけど。

5月25日の検査においては97Bqという数値だったため、5月30日に再検査が実施された。その検査においてバスからは100Bqが検出されました。ちなみに5月25日に実施された検査においてニジマスは僅か3.7Bq/kgしか検出されていません。但しニジマスの場合は放流個体なので、放流されてからどの程度経過しているかによっても検出値が異なるはずので、あまり信用し過ぎない方がいいと思います。

私達が愛してやまないこの魚から、とうとう高濃度のセシウムが検出されるようになったというのはやはりショッキングな出来事に違いありません。食べるわけではないのだから別にいいだろうと言えばそれまでですが・・・。

今回の結果は2つの注目点があります。1つは言うまでもなく、バスという魚種から検出されたこと。そしてもう1つは、神奈川県の芦ノ湖から高濃度汚染の魚が出た、という2点です。北関東の湖などと比べて神奈川の湖沼や河川では汚染がさほどクローズアップされませんでした。そんなに高い数値はこれまで出なかったからです。

水産庁や専門家の中には、魚類に取り込まれたセシウムは体外に排出されると言っていた人もいました。また、泥と結合したセシウムは魚類に取り込まれても排泄されるなんていう意見もありました。自分は放射性物質に関しては専門家ではありませんが、上記の見解については全く信用していません。チェルノブイリ事故の際には、事故直後は小型魚の汚染が酷かったものが翌年以降にはパイクやパーチといった魚食性の高い大型魚の汚染の方が非魚食魚の2~3倍にまで高くなるというデータが出ています。セシウムは魚類の体内に取り込まれ、生物濃縮されるのです。

現在、海ではスズキの汚染濃度も高まってきました。そして芦ノ湖ではバスの汚染濃度が高くなった。セシウムの生物濃縮が進んでいることは明らかで、それを否定してきた専門家の見解が大きく崩れてきています。

原発事故以降、私達は何度政治家や専門家の意見に騙されてきたでしょう。もうそろそろ、彼らを信用するのは止めた方がいい。本気でそう思います。

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ゴン太

いつも拝見せさて頂いてます。
この手の情報を度々UPされていますが、
結局のところ、どうしたいのか見えてきません。
ただ、不安を煽るだけなら貴殿が身を置いている
釣り業界にとってマイナスだと思うのですが。
一体、どうしたいと思っていらっしゃるのでしょうか?
by ゴン太 (2012-06-03 14:18) 

IKE-P

私が発信している内容は、釣り業界には明らかにマイナスです。
でも、だからといって黙っていたら利権のために情報操作する政治家と何ら変わりありません。それは絶対に正義でない。

一番大事なのは人が健康に暮らしていくことです。
そのために必要な情報は広く共有すべきと考えます。

by IKE-P (2012-06-03 20:25) 

カッキー

ご無沙汰してます。
この情報をここで初めて知りました。。。
こうして情報を得て、皆さん、色々思うことがあると思います。
これからも我々が釣りを楽しめるのか、将来や子孫になにが出来るか、自然と人間が造り出したものとの調和・・・
心が痛むにつけ、関心が高まり、さまざまな行動にもつながります。
それで良いと思います。
by カッキー (2012-06-04 12:28) 

IKE-P

情報を知ることで、その先の行動に繋がりますね。その行動は人それぞれですけど。

ただちに影響は出ない、と某政治家の方が連呼していました。万が一影響があったとしても、すぐにはわからないということでもあります。今しばらくは注意したいところです。
by IKE-P (2012-06-04 23:26) 

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