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知られざる本物・4 [他社製品]

今年もそろそろガイドを始める時期となりました。
個人HPの方でこっそりと受付を開始していたのですが、何とも嬉しいことに一晩で5月前半までの分が埋まりました。5月中旬以降分に関しては私のスケジュールが確定次第、また受付を再開する予定です。

ガイド活動を開始すると、しばらくはプライベートフィッシングもお休みです。本来ならば春先にグッドサイズをキャッチした上でこのルアーを紹介しようと思ってタイミングを窺っていたのですが、どうやら今年は報告の機会がもう無さそうですのでここで紹介するとしましょう。

過去に何度か別の場で発表したこともあるので私がこのルアーの崇拝者であることをご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、ティムコ社のライブリーペッパー60SP。このルアーは私の春先の釣り(特にオカッパリ)で欠かすことが出来ません。
狙いは勿論プリスポーニングのバスです。もっとも、プリスポーニングの魚をサスペンドロングビルミノーで攻略するなんて、極当たり前の方法です。何もこのルアーでなくたっていいのではないか?しかし、何度かこのルアーでなければ駄目な場面に遭遇してきました。

私が狙っているブレイク絡みの岩周り。まずは某社のシャッドを何度も何度も通してみる。アタリがない。また違うシャッドに換えてみる。やっぱり駄目。今日は魚がいないのか?ライブリーペッパーに替えてみる。なんと1撃でグッドサイズがヒット!こんな場面が、過去に幾度と無くあったのです。
だったら最初からライブリーペッパーを投げていればいいじゃないか、と言われてしまいそうですがそうはいかない。出来ればこのルアーは使いたくない。何故ならこのルアーはとうの昔に生産中止となっていて、今では入手するのに一苦労するルアーだからです。私ももうほんの数個しか持っていない。だから最終手段としてしか投入しないようにしているのです。

どうして他のシャッドやロングビルミノーで獲れない魚がこのルアーでキャッチ出来てしまうのか。それは泳ぎの質に理由があるのだと思っています。このルアーは一般的なロングビルミノーやシャッドがタイトアクションであるのに較べ、比較的明確なウォッブリングで泳いできます。どうやらこれが、ある段階のプリスポーンの魚を強烈に怒らせる特性があるようなのです。
というのも、このルアーをポンプリトリーブ(ズル引き&ポーズ)で引いてくると、その最中に『ガンッ!!』とロッドをひったくられるような強烈なバイトに見舞われます。『コツッ』とかいう小さなバイトはほとんどない。そして釣り上げてみてまたビックリ!バスが体中のヒレを立てて口をアングリ開けている事が多いのです。その様子は猛烈に怒っているように思えます。このルアーは、そんな魚が釣れる率というのが他のルアーに較べて高い気がしています。

やがてスポーニングの状況が進行してくるとこうした「怒り系」の魚も減り、通常のシャッドプラグで難なく魚が釣れてくるようになります。私の狙っている場所で、ライブリーペッパーだけが強烈に効くのはおそらく2週間もないでしょう。しかしその期間内においては、このルアーは他のルアーを全く寄せ付けない力があります。残念ながら、今年はそのタイミングに出会えずじまいでしたが。


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