バスという魚の不思議・4 [その他]
シーバスなどはナイトゲームが当たり前ですが、バスは主に昼間の釣りです。これは言うまでもなくバスという魚が昼間に行動する生き物であるからです。ところがこれも、釣り人によるフィッシングプレッシャーによって無理矢理変化してしまうことがあります。
全盛期の某所。オカッパリでも二桁は楽勝でした。ルアーは、クランクベイトが最も良く釣れた。
しかしその数年後、徐々にではありましたが釣果が下降線を辿り始めました。ライトリグなども導入して釣果の落ち込みをフォローしたりもしましたが、それでも食い止めるには限界がありました。一体何故?魚自体がルアーにスレたり、個体数が減ったのも間違いありませんでしたが、それ以上に大きな理由がそこにはあったのです。
私が苦戦する中でも、一向に構わず突出した釣果を得ている人達がいました。彼らは何と夜釣りで毎回爆釣していたのです。私が日中一杯やって二桁釣るのがやっとという状況でも、彼らはいともたやすく30本以上のバスを毎回キャッチしていました。私も同行を誘われましたが、その釣り場の夜の雰囲気がどことなく怖かったので遠慮しておきましたが、私が昼間の釣りでどんなに頑張ろうと彼らの釣果には全く敵いませんでした。
夜釣りというと夏というイメージがありますが、彼らの釣りには特に季節感というものはありませんでした。さすがに冬はやっていないようでしたが、春でも秋でも問題なく釣っていました。季節云々などはどうでもよく、彼らの間では、ただ単にバスは昼よりも夜の方が釣れる。これが当然の常識だったようです。
また、琵琶湖では冬の夜にウェーディングして大型バスを狙う人もいるようですし、関東においてもごく一部のコアなアングラー達の間で、冬の夜釣りで大型を狙うというスタイルもあるのです。
つまりは、バスという魚は極度のプレッシャーが掛かると、昼型ではなく夜型に変化する。
外的要因によって生活時間を変える生き物なんて、バスくらいのものじゃないでしょうか。それにしても、彼らがいかに釣り人の魔の手から逃れようと必死なのかという点も垣間見えます。
琵琶湖では夜釣りはもはや常識ですね。特に岸にはデカバスは夜に寄る傾向です。夜は鳥などの外敵もいないので安全なんでしょう。アメリカではナイトトーナメントもあるようですね
by g (2007-04-09 08:11)
はじめまして。
幾つか気になる点がありまして、
匿名で申し訳ありませんがご意見させて頂きます。
琵琶湖や霞ヶ浦は海面扱いで特に禁止ではないようですが、
その他の内水面の夜釣りは禁止なのではないでしょうか?
論点が違うのは重々承知しておりますが、
意図しなくとも夜釣りをするキッカケになってしまえば、
「あそこの場所で釣りをすれば釣れるんだ!」的な安易な
発想を掻きたてるTV番組と結果的に同じじゃないですか?
それに夜型とは限らないのでは?
視覚に頼る割合の大きいバスの捕食行動は、
曇りや雨、そして夜のようなローライトの条件のほうが、
偽者であることに気付きにくいだけの話しかもしれませんよね。
夜型だとは思いますけど。
断定してしまうと・・・・
「コレが釣れる!!」みたいな話しと同じでは??
以上です。
ホントにこの業界はギリギリですが、これからも頑張って下さい。
by NO NAME (2007-04-09 21:10)
琵琶湖は夜釣りの話を聞きますね。私も学生時代に海津方面で夜釣りをしたことがありますが、夜の湖の静けさが何だかとても怖かったです。一人じゃ絶対トンネルなんて歩けないって思いました。実際、色々な怪談チックな話も聞きますし。
内水面の夜釣りに関しては、内水面漁業調整規則レベルではなく、漁協・管理者レベルで禁止している場所があるそうです。内水面が一律禁止されているわけではなく、場所によるみたいです。
by IKE-P (2007-04-09 21:34)