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NP [スミスルアー]

ちょっと前のブログで春先に強い色として赤を紹介しましたが、これも相当効く色です。それはディプシードゥの「NP」。

昨日のガイドでも、ゲストがストラクチャーを撃っているのを邪魔しないようにと、時間潰しにショルダー部分に投げていたのですが、ラッキーなことに2本キャッチ。もっとも、別に狙って投げていたわけではないので「釣った」ではなく「釣れた」バスです。それまではゴールドを投げていたのですがかすりもせず、このカラーに変えてから2連発でした。

実は過去にも似たようなことがあったのです。場所は与田浦。時期は確か10月。元々は利根川でのガイドを予定したものが台風で大増水、北利根も同様で止む無く与田浦で行った時の事です。やはりこの日も岸沿いをゲストに撃たせていましたが、フロントデッキで私が同じことをやり続けるとゲストの釣果に響きます。そこで私は、何もない沖目掛けてディプシードゥ2のNPを投げていたのでした。ところが急にズシッとした手応えが。鯉でも掛かったのかと思っていたら手元に寄せてきてビックリ!なんと52cmの大物で、その年の与田浦の公認年間レコードフィッシュとなったのでした。
そう、このカラーは春先にも効果的なのですが、オールシーズン、マッディーウォーターで非常に高い効果があるのです。北利根川などでも非常によく釣れたものです。

元々このカラーは「関西スペシャル」というシリーズでラインナップされていたカラーです。その名の通り、スミスの大阪支社の人達が考え出したもの。NPというのは多分ナチュラルプロブルーなのでしょうけど、それっぽくない色です。NPは発売の翌年に定番カラーに格上げされたのですが、スミスの契約プロの間では当初から非常に評価が高かったものです。特に元ワールドプロの黒沢さんはベタ惚れでした。

しかしこのカラーもご多分に漏れず売れないカラーの筆頭でした。結果、数年前に廃盤に。私の場合は慌てて自分用の在庫を確保したつもりでしたが、色々なプロから何とか分けて欲しいとお願いされることが多々あって、結局は残り少なくなってしまいました。

この色の強さは、濁った水の中でもシルエットがはっきり出せることです。そして、真っ黒ではなく、適度に黒ずんでいる、というのがいいのです(この点は赤と一緒だろうと思います)。マッディーウォーターをチャートやゴールドで探る人は多いですが、こうしたシルエット重視のカラーで探る人はあまりいません。だからこそ、人とは違う結果が出せるのです。

このカラーはもしかしたら、まだ店頭に残っているかもしれません。何せ、売れないカラーの筆頭ですから。クランクベイトの概念を広げてくれるカラーだと思いますので、興味のある方は一度お試しあれ。


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