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消波ブロックマニアックス・ジュゴンブロック [タクティクス]

私が利根川でボートを降ろしてバス釣りをするようになったのはもう10数年前のことになります。当時はまだどこが良いポイントなのかさっぱりわからず、自分自身でアルミボートを走らせてはルアーを撃ち込んでみる、ということの繰り返しでした。いかんせん利根川はどこでも魚が釣れるような川ではありません。まるっきり魚っ気がないようなエリアも少なくない。そんな中でも手堅く魚を手に出来るのは利根川各所にある消波ブロック帯でした。

よく釣れる消波ブロック、まぁまぁ釣れる消波ブロック、たまに釣れる消波ブロック、色々ありましたが当時の自分が一番いいと感じていた消波ブロック帯はちょっと変わったカタチが特徴的でした。

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それはまるでシャネルのロゴマークのようなカタチをしていた。だから自分はその消波ブロックのことを「シャネル」と呼んでいました。

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この消波ブロックは隙間が深く、また水深5mラインにまでこぼれている。なので浅い場所でも深い場所でも良く釣れた。でももう1つ、この消波ブロックには独特の特徴があったのです。

グン!(バイト)バシッ!(アワセ)宙を舞うライン・・・エーッ、アワセ切れ?!そんな馬鹿な(バスよ、すまない)

決して細いラインじゃない。しかもラインチェックをしたばかりのはず。傷でも入っていたのか。それからしばらくして、自分はその際のアワセ切れがどういうことだったのか理解することが出来ました。

昨年、某プロとその場所で釣りをした際のこと。
グン!バシッ!宙を舞うライン・・・
彼はかなり太めのフロロカーボンラインを使っていました。それが切れたことに少しショックを受けているようでした。


「もっと太くしないと駄目なのかな」という彼のつぶやきに対して、自分はこう言った。この消波ブロックはラインの太さでは対応できないんです、と。

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シャネルこと、プラフォームサンブレス株式会社製の「ジュゴンブロック」という消波ブロック。このエッジ部分の鋭さは他の消波ブロックには見られないものです。例え20lbのフロロカーボンラインであっても接触角度が大きい場合はスパッと切れる。そしてその切れ味というのが10数年以上もの間ちっとも衰えていないという点も凄い。

ジュゴンブロックには魚が多く付きます。けれどもラインブレイクの危険性が最も高い消波ブロックでもあります。

その対処としては、決して万全策というわけではありませんが、ジュゴンブロックを釣る際には以下の点に注意して下さい。
・瞬間的なフルパワーフッキングは極力避ける事。
・アワセを入れる際にはラインの角度に注意し、極力接触角度が浅くなるような方向にアワセを入れる事。


まぁ、ジュゴンブロックの入っている場所というのは水郷広しと言えども限られていますけどね。

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