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人気沸騰!!チャンバサダーW300 [リール]

昨年8月にこのブログで紹介した、”チャンバサダー・リミテッドエディション”ことMingYang社のW300。このリールを日本で紹介したのはこのブログが初だったはずです。
私自身はロープロフィール型のリールをメインに使うアングラーですので半ばネタ的に取り上げてみたというのが正直なところですが、実物を入手して検証したところ意外にも「かなり使える」ものでした。

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ブログ掲載後の反響はかなりのもので「どこで買えるんですか?!」という問い合わせが殺到(苦笑)。品番でググって下さいよ、とお答えしていたのですが、やがて「もう売っていないんですけど」という声に変わっていきました。そうなの?

そう言われて確認してみると、確かに商品販売のページが消えていました。しばらく経過を伺っていましたが再販される様子もなく、限定販売だったのかなと。

ところが今度はそれらが日本の某通販サイトに大量出品された(汗)。九州の販売店が出品していましたが、買い占めたのかな?まぁそれも自由ですからね、なかなかの利幅を乗せていましたけれど(苦笑)。
でも「コレ売れるだろう!」という目利きはさすが。それらのリールもほどなく完売していたようなので。

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私が買ったチャンバサダー・リミテッドエディションは色が赤金(他に緑金、黒金もあった)でハンドルノブも金色の金属ノブが付いていました。好きか嫌いかはさておいて特別感はありました。ですがその特別仕様のモデルは中国販売店の特注品だったらしく、その後の再販はされていません。

そして現在は、少しばかり仕様が簡素化されたW300が発売されています。というか、これがMingYang社標準仕様のW300のようです。

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ハンドルノブはCL30で採用されていたラバータイプ。安っぽいですが個人的にはこちらの方が実用的だと思います。価格も少し抑えられており、送料込みで¥6,300~7,500といったところ(2022.2.5現在)。カラーはシルバー、シャンパンゴールド、レッドがあるようです。
当然シャロースプールは標準装備されているし、実釣で使う分にはこちらでいいんじゃないかな?

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そしてこのリール、何とチューニングキットまで登場しました。ベアリング入り軽量コグホイール(¥2,352)、マグネットブレーキ&ドラグクリッカー(¥1,996)まで。さらにチューンドモデル(¥9,236)まで販売されるようになりました。自分で弄るのが面倒だという人にはいいかもしれませんね。

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純正のパーツ売りもあります。シャロースプールは送料込みで¥2,216ですって(汗)。

ここまで書けばお分かりの通りこのリール、今ではメチャクチャ売れているようでちょっとした一大ブームになってしまいました(汗)。日本でも渓流ベイトフィネス用としてこのリールを購入した人が多いようです。

MingYangさん、私に感謝して下さいよ(笑)。

販売店の購入履歴を見てみるとやはり日本のアングラーがダントツに多いものの、韓国、ロシア、アメリカ、デンマークなどの人も買っているようです。チューニングに関しても日本だけでなくインドネシアなどでも熱心にこのリールを弄っているアングラーが居るようです。

私も試投してみましたが標準仕様の状態でも十分すぎるレベルで投げられます。ちょっとブレーキ(2点式遠心ブレーキ)が弱いかな?と感じた程度。でも、もっと性能を上げられると感じた人が多かったのでしょうね。何よりチューニングを楽しめるという点もこのリールの魅力の1つになりました。

安いリールですから色々弄って遊ぶのには最適だと思います。カスタムパーツも出回ってきたので機能面の向上も図れますし、人と差別化する意味でカスタムペイントを施しても楽しいはず。¥6,300で買えるリールだからこそ色々遊んで楽しめます。

といいつつも、購入はあくまで自己責任でお願いします。機械精度はそれなりですから。でもまさか私自身もここまで流行るとは思いませんでした。

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今更ですが・・・レボMGXシータ [リール]

ここのところアブのリールに関しては何かと世間でネガティブな話題が多かったもので、昔からのアブフリークとしてここはやっぱりアブのリールを買うことで応援しよう!ということで新規に2台を購入しました。

・・・いや、正直に書きますとたまたまリールが欲しいと思っていたところに安くで売られていたからです(汗)。

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購入したのはMGXシータ2000SH。グローバルモデルでいうところのMGX2ですね。

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元々2000番のスピニングはレボPRM2000SHを2台とサブで07ルビアス2004を使っていました。これらを使い回していたのですが、レボPRMはソルトでも重宝するリールでもあるためPEからフロロに、或いはその逆にラインを巻き直すケースが多々あり、2000番のスピニングがあと2台くらいあればなぁ・・・と思っていたのでした。

購入タイミングを逃してしまったのですが、実を言うと一番欲しかったのはMGXtreme2000SH。その理由はリールフット部の素材が非金属(カーボン)だから。ちなみにレボPRMも07ルビアスもカーボンです。真冬に釣りをする自分にとってはリールフットは非金属がいい。でも世の中の流れ的にはフルメタルになりつつあるみたいで・・・。

MGXtremeはきっとレボスピニング最後のカーボン製フットのリールになるのではないかと思います。ゼノン及び現行品のレボスピニングは全て金属製フットだったはず。ですがMGXtremeは日本に入ってきた玉数が少なかったようで、もう新品で見付けることが困難なようです。加えて高価格だったこともあって購入を断念していました。

MGXシータはリールフットも金属(マグネシウム)です。なので新発売になった当時は全く眼中になかったリールでした。でも現行品が全て金属製フットになってしまっている以上、そこに拘り過ぎていてはリール自体が買えません。

そんな折、年始早々に近所の某TBさんでMGXシータ(新品)がセールになっているのを発見!!。ですがあいにく自分が求めている番手ではありませんでしたのでスルー。でも、MGXシータはこれまで値引き率は低かったモデルです。投げ売りなんてされていなかった。もしかしてこの機種のセールが始まってる?
とはいえMGXシータって、発売されたのは2年前くらいですよね。海外ではまだMGX2も現行モデルだし、MGX3へのモデルチェンジはまだ先だと思うのですけれど、ゼノンが発売されたせいかなぁ。

そんなことを考えながらアンテナを張っていたところ、希望機種である2000SHのセール品も発見。すかさず2台確保した次第。おまけにいつの間にかポイントが溜まっていたみたいで、かなり安く入手することが出来ました。

とりあえず早く実戦で使いたいけれど、埼玉県のまん延防止重点措置はいつになったら解けるのよ(涙)。でも新型コロナウイルスの新規感染者がますます増えている現状ですから当面釣りには行けそうもないです。

こればかりは仕方がない。部屋でクルクル回したり分解して遊びますか。

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ABUと歩む釣り人生 [リール]

中学生の頃、珠算検定の合格祝いに父親が買ってくれたアンバサダー5000C。それが自分のABUリールのはじまり。それから一体何台のアブリールを使ってきただろう。

5000C、2500C(3台)、2500Cバーガンディー、5000、4600CB、XLTフリッピング、521XLT、ライト(2台)、ライトフリッピング、ライトプラス(4台)、マグプラス、SM3600C(2台)、S3600C、ブラックマックス1600C、モラムSX3601IVCB(2台)、レボSTX(2台)、レボエリート、レボエリートCB-L、レボMGX-HS-L、レボLTX-L、レボLT-L、レボSX(2台)、レボSX-HS-L、レボビーストX。

カーディナル52、カーディナル55、カーディナル44、C3、C4(4台)、C4X、ゴールドマックス63(2台)、カーディナル301、302、801、802、レボネオス2500S(2台)、レボネオス2000SH、レボネオス2500MSH、レボPRM2000SH(2台)、レボPRM2500SH。

ディプロマット602(2台)、アブマチック276Ui、プレミア706。

自分がまだ子供の頃は日本メーカーのリールもまだまだの出来でした。だから初めは安い国産リール(シマノバンタム、ダイワファントム)を使い、上級者にステップアップしていくのに従い国産リールを卒業してアブを使う。そうした風潮があった。釣り歴の長い40~50代以上のアングラーであればすんなりと理解してもらえることでしょう。

ABUを選ぶのに、有名な誰々が使っているからという理由など全くなかった。ハナから自分の中ではABUしか考えなかった。ただ、日本のアングラーのシグネイチャーモデルは好まなかった。自分の方がABUに対する思い入れは強いはずだという自信があったから。ABUのリールに他人の名前が刻まれていることが許せなかった。

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"ABU for LIFE" 自分の釣り人生は、これまでもこれからもABUと共にあり。

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AMO レボLT系用33mm径シャロースプール [リール]

自分が所有しているレボ4SXのスプール径は33mm。ジャパンモデルの現行レボエリートも同規格ではあるのですがあまり需要がないためか、この規格のシャロースプールは日本のサードパーティからは発売されておらず、中国のAMO社製品一択となります。

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中国製というと精度やバラツキなどを不安視される方も多いと思いますが、AMO社のものはかなり良いと自分は感じています。自分はシャロースプール3個を使用していますが全く問題がありません。

33mm径のレボといえば、1世代前のモデルでは主流でした。LT、LTX、LTZ、MGX、ALTといった系統です。加えて、現行品ではLX992という機種も同規格との事です。

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ところがこれらレボLT系のスプールは同じ33mm径ではあっても、レボ4SX系のスプールより幅がやや狭いために互換性はありませんでした。もっとも、LTやLTXはシャロースプールが標準装備されていましたし、あえてスプールを変える必要はありませんでした。ただ、予備があればあれこれと使い回せるのは確かです。
ちなみに知らない人も多いかと思いますが、純正のシャロースプールは¥7,000。まずまず良心的な価格設定(とはいえ旧型モデルなのでリール自体の中古相場がその程度。中古でリールを丸々買うという選択肢も)。

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何故このタイミングなのかはわかりませんが、今になってAMOからLT系の33mmスプールが発売となりました。価格は送料込みで¥6,354(2021.12.12時点)で、純正より少し安いですが価格差はあまり無いです。

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ただ純正と違うのはバリエーションが多いこと。スプール深さが2.5mmと3.5mmの2つから選べるのが良い。バリバリのベイトフィネス機に仕上げるなら2.5mmの超シャロースプールでしょうし、ライトウェイトプラグをキャストしたいということならば3.5mmになるでしょう。
ちなみに2.5mmの方はハニカム構造(穴あき)+セラミックベアリングで自重7.45g、3.5mmの方は穴無し仕様でステンレスベアリング、自重は8.25gだそうです。色は4色。

古いモデルですがこの機種を愛用している人は自分も含めて今でも多い気がします。スペアスプールの需要は割とあるのではないかな。

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プラッガー21 LH [リール]

2011年にスミス40周年記念商品として発売されたベイトリール、プラッガー。以後、仕様変更されて定番製品として商品展開されていましたが、2020年に廃盤となりました。どうして廃盤になったのかというと「売れなくなった」からです。ずっと在庫を抱えていました。

ところがこの数年で小型ラウンドベイトリールの人気が再燃し、状況が一変しました。アンバサダー2500Cの価格相場もうなぎ上りに上がっていった。でも2500Cが再販されそうな話はない。そんな背景もあったのか「プラッガー、もう作らないんですか?」という声が多く寄せられるようになりました。生産すると沢山余り、無くなると欲しいと言われるこのジレンマったらありません(苦笑)。

そして2021年秋、プラッガーのレフトハンドルモデルを再販しました。旧モデルとの判別を付きやすくするため、正式名称として「プラッガー21」と称しています。今回の生産分は完売しており、次回生産は未定です。スミス側で生産調整をしているわけではなく、生産工場のキャパシティにより増産が出来ないというのが正直なところです。

カラーはシルバーSとレッドの2色。左ハンドルモデルです。

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旧モデルとの違いとしては
  • アイドルギア(コグホイール)の精度が向上した。スプールフリー時のレベルワインダーの連動がスムーズになり、飛距離が向上
  • メインギアとピニオンギアの精度が向上した。確かに旧モデルはカシャカシャした巻き心地でしたが、新型はしっとり滑らかな巻き心地です。これには自分もびっくりしました
  • 本体の表面処理が、旧モデルは側面が波打っていましたが新型は綺麗な平面状になっています。アブでも年式によって波型、山型などと言われますが、さしずめ波型が平型になったといったところでしょうか
  • エンブレムのデザイン変更。旧型はバスを模していましたが、新型はバス&トラウトになっています

標準小売価格は、前モデルは¥44,000+税でしたが新型は¥64,000+税となっております。

2年の間にこんなに上がるか?!と、工場からの見積もりを見た担当者が目を丸くしていました。あまりにも高額なので会社内でも「さすがに売れないんじゃないか?」という意見も出ました。でも自分はこの価格でも売れるだろうと思いました。今は2500Cの相場が高騰していることを知っていたから。

とはいえこの価格、どうなの?と個人的には思います。高い道具があって良いとは思うのですが全ての小型ラウンドベイトリールが6万円超えになってしまうと、トップウォーターの入門者層が入ってこれないのではないかと自分は懸念しています。リールは幅広い価格帯からチョイス出来るのが理想的だと考えています。

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こちらはこのブログではすっかりおなじみのチャンバサダーリミテッドエディション(Ming Yang W300L-HZS)、中国からの送料込みで¥7,503(笑)。スミスの取扱商品ではないですが、安い小型ラウンドベイトリールが欲しい方はこちらがいいと思います。巻き心地とクラッチの切れにやや難がありますが、自重も軽いですし軽いルアーも良く飛ばせます。¥7,500で買えるリールとしては上々の出来栄えですよ。

懐具合にも余裕があって、高いリールが欲しいのであれば2500Cもしくはプラッガーを購入すれば良いと思います。所有感が満たせるのは間違いなくそちらでしょうから。

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チャンバサダーリミテッドエディション、着弾!! [リール]

先日、遂に中国からチャンバサダーリミテッドエディションが到着!!

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私は勝手に「チャンバサダーリミテッドエディション」と呼んでいますが、正式名称はW300L-HZSというらしいです。販売店の説明ではStream trout wheel ということですから、これはMING YANG社のCLA-30をベースモデルとした渓流ベイトフィネスモデルということになります。なかなか侮れない着眼点ですね。

自分がこれまで購入してきたチャンバサダーは送料込み¥1,570で購入したCL25をはじめ、CL30でも送料込み¥3,500でした。早い話、最も廉価な丸型小型ベイトリールなのです。

それが今回のリールは送料込みで¥7,503!!高っけえ~!!(笑)。正直な話、これだけの値段を出すのであれば、ベイトフィネス用途ならばレボLT辺りの中古でも買っておいた方がよほど間違いないです。でも、丸型の小型サイズでシャロースプール仕様となれば一概に高いとは言えないのかもしれません。だって、アンバサダー2500C用のシャロースプールだって¥10,000以上はしますから。

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この赤金カラーは本体への印字や刻印は一切ありません。メーカー名の記載もない。ですが緑金カラーは本体にラインキャパシティやボールベアリング数の印字があるようです。どちらが良いか?というより自分がポチった際には赤金しか在庫がありませんでした。現在は緑金や、新色?の黒金も買えるようになっていました。黒金も、なんちゃってCDLみたいで良いなぁ。

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見た目的には悪くないのでは。リミテッドエディションらしく高級感もある・・・かな?金属製のハンドルノブは自分はあまり好きではないけれど、特別感は確かにありますね。

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ちょっと変わった特徴なのは「ダブルメカニカルブレーキ」。何とメカニカルブレーキノブが左右両側に付いているのです。もちろんどちらを回しても機能する。コレって2つ必要なの(笑)?
ただ、Ming Yang社のスタンダードモデルはメカニカルブレーキの微調整がほとんど出来ないものでしたが、このリールは微調整が効きます。こうした部分をしっかり改良してあったのは嬉しい。

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またMing Yang社のスタンダードモデルにはブレーキ機構がありません。公式サイトには遠心ブレーキと明記してあるにも関わらずです(爆)。
リミテッドエディションには正真正銘、遠心ブレーキがしっかりと装着されていました。細かい点ですが、ブレーキブロックの先端が丸い形状となっている点は評価していいと思います。

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PE0.8号が120m巻けるシャロースプール。バスのトップウォーター用途としてはちょっと浅過ぎ。スプール重量は12gとのことで、回転レスポンスはスタンダードモデルとは比較にならないほど向上しています。

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シンプルな内部構造。でもこのメインギア、色や重さから察するに真鍮ではないっぽい。スタンダードモデルのCL30と比べてもまるっきり違う素材のメインギアが入っていました。ジュラルミン系でしょうか。巻き心地もコリコリしていて軽過ぎる印象。シットリ・ヌメヌメ感はなくドライな巻き心地です。モラムIVCBに近い巻き心地です。

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コグホイールの色もオレンジ色をしていました。てっきりスタンダードモデルと同様に真鍮製だろうと思っていたのですが、外して持ってみると軽い。これもアルミ系の素材ですね。この部分は軽量であるほどスプール回転に直結するので通常は樹脂で出来ている場合がほとんどです。アルミ系素材のコグホイール、なかなか贅沢です。

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レベルワインダーのウォームギア両端にはオープンタイプのベアリングが付属。換装用のベアリングは手持ちに適合サイズがなかったので、とりあえずそのまま脱脂した上でIOS-01を射してみました。

今日は少し時間に余裕がありましたので、全分解してパーツクリーナーで洗浄し元々の油脂類は全て落とした上で、ギア部にはスミスリールグリスを塗り込みました。スプール周りのベアリングはミネベア製のものに交換。

まだ手を入れられる余地を数ヶ所残しつつも、今の時点で相当なポテンシャルを持つリールに仕上がりました。所有している2500Cのノーマルモデルよりも遥かに軽いスプール回転となりました。

敢えて難癖をつけるとすれば、精度は今一つといった印象を持ちました。やたらとネジを回すのがキツイ場所があったり。また、Ming Yang社のベイトリールの悪い癖で、クラッチの戻りが浅い時があります。巻けるんだけれどもちょっと重い、となることが多い。これはCL25、CL30がそうでしたがW300でも改善されていませんでした。ちょっと残念。

クラシックスタイルの丸型小型リールの中で性能面での総合比較を行った場合、少なくともノーマル状態でチャンバサダーリミテッドモデルを超えているものは市場にはないと思います。何せ最初からシャロースプールを装着しているという時点でズルい(笑)。回転性能での優位性は明らかですもの。
ただ、ABUにしろISUZU系にしろ、同じようにシャロースプールを換装してコグホイールを軽量化するなどすれば、対等かそれ以上には出来るでしょう。でもそれってトータルで幾ら掛かるのよ?という事を考えると・・・

実戦投入はまだですが、試投してみた時点では想像以上に完成度の高いリールだと驚いてしまいました。きっと細かい部分まではあまり気にしていないんじゃないかな?と予想していましたが、意外にも痒いところに手が届くような造りになっていた点は高く評価したいと思います。

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チャンバサダー リミテッドエディション?! [リール]

安価な丸型小型ベイトリールをイジり倒して遊んでみようという目論見からスタートしたチャンバサダー企画。

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えぇ、イジりましたとも。ミネベア製のベアリングに入れ替えたり、マグネットブレーキを装着したりと。

結果、普通にキャストできるレベルにはなりました。ですが、何だか物足りない・・・

というのも、イジりたくてもどうしてもイジれない部分もあって断念せざるを得ない箇所が少なくなかったためなのです。超小型のCL25に関してはスペースの問題でスプール軸周りにベアリングが増設できませんでした。なので1ボールベアリング仕様です。これで回転性能を上げるには限界がある。

アブでいうところの2500Cサイズに相当するCL30に関してはコグホイールのギアまで真鍮製になっているのでスプールフリー時にレベルワインダーの連動性が重く、結果としてスプールの回転が今一つ軽くならない。またスプール自体の自重も重い。装着できるシャロースプールがあれば良かったのですがメジャーブランドではないですからね。

結果として普通に使えるリールにはなった。でも自分としてはもっと回転性能を向上させたかったというのが正直なところ。数千円の安物リールで上級機種をマクるくらいにルアーがカッ飛ばせたら面白いじゃないですか。

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ところが何と、自分がやりたかったことを先に実現させてしまった販売店が出てきました。チャンバサダーの製造元であるMing Yang社との正式コラボでチャンバサダーのトラウトモデルを発売してきました。今年の新製品なのだそう。同じようなことを考えている人というのは自分以外にもいるものなんだなぁ。
(決して勧めているわけではありませんので販売店のURLは記しません)

先を越されてしまったのは悔しいけれど、ブランキングシャロースプール、遠心ブレーキ、金属製ハンドルノブ、コグホイール周りのベアリング仕様など各パーツもしっかり作り込んだようで、パッと見はなかなかの完成度。これは確かに私が個人レベルでどうこうしようとしても実現できなかったレベル。アッパレです。

自重は175gということで、ノーマルモデルより55gも軽量化されています。ベアリングも4+1ローラーということで、コグホイール周りに増設されています。

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カラーはグリーン/ゴールドとレッド/ゴールドとのことで渋過ぎ(笑)。それともイギリスで発売されたABU100周年記念モデルを参考にしたのかも。ここの販売店、ネイティブトラウトアングラーの嗜好というものをかなり理解されているようです。

気になるお値段は送料込みで¥7,480(2021.8.9時点)。高っか(笑)!!!何せベースモデルは¥3,000台のリールですから倍の価格。とはいえ、シャロースプールへの換装やら金属製ハンドルノブに付け替えることを考えたら、まぁこんなものかな・・・とも思えたり。

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チャンバサダー、実際どうなのよ?と思う人も多いかと思います。超小型のCL25に関しては、¥1500ちょっとのリールということもあって造りは荒いです。見えない部分にヤスリ掛けした形跡が残っていたり、そもそもスプールと本体との間に隙間があるのでバックラッシュするとラインが隙間に入り込んでしまいます。

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その点、アンバサダー2500CサイズのCL30に関しては、2台所有していますがそれらの点は大丈夫です(たまたまかもしれませんが)。ただ共通するフィーリングとして、クラッチを戻した際にギアの噛みが浅く、数回転巻きが重い時が多いです。数回転巻いてギアがしっかり噛みあうと巻きも軽くなります。これはMing Yang社ベイトリールに共通して見られる症状です。
その他、メカニカルブレーキの微調整は出来ません。ユルユルなのをほんの少し締め込んだだけでキツキツになります(トラウトバージョンがこの点を改善しているかどうかは不明)。

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ギアに関しては真鍮製ですのですぐに駄目になるものではないように思います。但し、コグホイールまで真鍮ギアにしてしまっているのはどうかなと思いますが(軽い素材の方がベターなので)。

果たしてベースモデル(CLA30)の欠点とされていた部分がトラウトチューンモデルで改善されているのか?に関しては自分としても気になるところではあります。高いけれど買ってみるかな?買っても多分使わないんですが話のネタにはなるでしょう(笑)。

小型の丸型ベイトリールが驚くほど高騰している昨今ですから、自分はこんな選択肢があってもいいと思っています。本当は本家本元のアブに2500C、2501Cを復刻してもらいたいですけれど。

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100Yearsアニバーサリー アンバサダー 3-BOX [リール]

色々な国によってリールの嗜好というのも異なるようで、ABUの100周年記念リールというのも、国によって販売品が違うようです。

イギリスでは5500CDLのセット販売でした。

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格好イイ!!木箱もいいなぁ。

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これは日本でも欲しがる人がいるのではないかな。限定150セットらしいので将来的にはプレミアも付きそうなリールですね。

ただ、価格は1999.99イギリスポンド。日本円にして30万円オーバー(汗)。先立つものがありませんので自分には買えませんけれど、もし買ったとしても実際に使う勇気もないです。

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チャンバサダーレフトハンドル、着弾!!2 [リール]

チャンバサダーを知らない人に見せた時の反応が面白くてたまらないです。

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まずは黙って触らせる。少し造りが荒いところがあるけれどちゃんとしたリールですね、となる。次に「じゃあ、コレ幾らすると思う?」と聞きます。中国製のリールではあるし、わざわざ質問をしてくるということは、さては結構安いんだな、とほとんどの人は考える。

でも、その価格帯を見事に当てた人は今のところいません。大抵、7000円?5000円?という答えが返ってくる。

正解(1500円台)を伝えると皆一様に「えぇー!!」となる。そしてもう一度リールを手にする。とても¥1500台というのが信じられないから2度驚く。

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自分はこれまでチャンバサダーを3台保有(CL25×1台、CL30×2台)していて、先日左ハンドル(CL25L)を3台追加したばかり。自分はリールを入手するとすぐに分解する悪い癖があるのですが、元々保有していた3台は特に造りが悪いという箇所もなく、中国製品にありがちな安かろう悪かろうという印象は全くありませんでした。ここの生産工場(Ming Yang)は割とちゃんとしているんじゃないかな?
(但し、遠心ブレーキ搭載と明記しているのに実際には付いていないというのはイカンだろうと思っていますが)

ところが追加で購入した左ハンドルのリールときたら・・・

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フレームのステーの1本を見てビックリ。何じゃコリャ?!ヤスリか何かで削られてる!!

多分、設計では本体の穴にピッタリとハマるようにしたものの、生産時の誤差が大きくハマらなかったんでしょうね。それで止む無くステーを削って本体と組めるようにしたと。
でも、見えない部分だからいいだろう、という発想はいけませんよ。

ところが驚いたのはそれだけではありませんでした。何と1台のみならず3台とも下部のステーがヤスリで削られていたのです。ここまでくると生産時のバラツキというレベルではなく設計ミスですね。ちなみに、右ハンドル(CL25)はそのようなことはありませんでした。

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そしてフレームの上部にガッツリと大きな傷があるものが1台。ちょっとパーミング気味に握り込むと指に当たって痛いです。

中国製だから駄目だ、という判断を自分はしません。自分も中国で生産をさせているものがあります。中には優秀な工場も存在します。こちらが指示した以上のことをやってくる、気の利いた工場もあるのです。だから自分は中国製だからと一括りにはしません。でもMing Yang社はあいにく残念な会社だったかもしれない。

Ming Yang社は検品基準を厳しくすれば面白いリールが作れるのにな。ちょっと残念な出来事でした。

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チャンバサダーレフトハンドル、着弾!! [リール]

クラシカル系のリールに興味のない人は聞いたら驚くかもしれませんが、小型の丸型ベイトリール、その中でも特に左ハンドルの価格相場というのがとんでもないことになっています。

元々の流通量が少ないということもあるのですが、アンバサダー2501Cというレフトハンドルモデルの価格相場は何と数十万円というレベルになっています。アルミボートのフルセットが買えてしまいますよ。
あまり好ましくないことですがスミスのプラッガーレフトハンドルもオークションで11万円超で落札だとか・・・(そんな価格で落札したら後悔することになりますよ!!理由は今は書けませんけど、察して下さいませ)。

要するに、小型の丸型レフトハンドルがとても希少になっているということです。渓流ベイトフィネスの普及がその一因となっているのは間違いないところですが、実はこの手のリールは中国富裕層の間でも大変な人気があり、しかもその8割以上はレフトハンドル需要となっています。中国は日本よりもレフトハンドルの使用率が遥かに高いのだそうです。

その波は有名メーカー品のみならず、私が「チャンバサダー」と称していじって楽しんでいるMingYang社の格安リールに関してもまた然り。元々のメーカーラインナップにはレフトハンドルも存在したらしいのですが、昨年の時点で中国の販売店にも在庫を持っているところは皆無でした。

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ところが今年の4月下旬、とある販売店が左ハンドルのCL25を販売しているのを発見!しかもカラーはレッド、いいじゃない!他の販売店にはそのような在庫が見当たらないのでメーカーが再販したわけでなく、デッドストックが出てきたものと思えました。
複数台の在庫が確認できたのですが、とりあえず3台オーダー。その際は確か在庫が8台くらいあって、そもそも1台¥1500ちょっとですから全て買い占めてやろうかなとも思ったのですが(笑)自分自身が使うタイプのリールではないので3台に抑えておいた次第。

でもレッドのレフトハンドルはなかなかお洒落かもしれないなぁ。人に見せたらきっと、自分も欲しいという人が続出することでしょう。やっぱり全数抑えておけば良かったかな?なんて思っていたところ、販売店からメッセージが届きました。

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レッド売り切れてしまったアルヨ。
この色だったら3台アルヨ。
これでイイカ?ファーストサマーウイカ?

おいおい、自分がオーダー入れた時には在庫ありの表示だったじゃん・・・。写真のリールはシルバーで、しかも右ハンドル。
ここで販売店の提案を断って返金してもらうという選択肢もあったのですが、実はCL25のシルバーも他では売っているのを見たことがないレアカラー。安いモノだし、まぁいいかと思って了承しました。

でも・・・欲しかったなぁ・・・赤の左ハンドル(涙)。タッチの差で間に合わなかったのかもしれません。直後の販売店のサイトを見たら、SOLD OUTになっていました。

そしてオーダーから1ヶ月少々が経過し、注文をしていたことすら忘れかけていた6月初旬、荷物が着弾!!

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(本来、CL25は箱に入っています)

リール3台入っているわりには箱があまりに小さくないかい?!元々のCL25の箱だけでもそれなりの大きさがあるはずだけど?

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梱包を開封したら、ビニール袋に入ったリールが3台放り込まれていました。まぁ、いいけど・・・(汗)。

リールの色は販売店の伝達通り3台ともシルバー。でも、ちゃんと左ハンドルのリールが来てるじゃん!!これなら全然OKアルヨ!!

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シルバーのCL25をまじまじと見てみると、アンバサダーっぽさ倍増(笑)。全然アリだなぁ、コレは。知らない人が見たら確実に欲しくなってしまうレベル。

自分の周りで欲しいという人が居たら、1台¥3,000で売りつけようかと(爆)。

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