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ファットダブルテール2016新色 [ゲーリーヤマモト]

先週の土曜日、本来なら仕事は休みのはずだったのですが輸入貨物が山のように入荷してきたということで、急遽商品センターにて入荷作業を行う事になりその手伝いに出向いていました。なかなかヘビーな作業でした。

今回入荷してきたのはゲーリーヤマモトの各製品。これだけ山のように入荷してきたというのに、ファットイカはほとんど完売でメーカー在庫には残らないとか。

また今回はファットダブルテールの新色も入荷してきました。今回の新色はスミス大阪支社の要望によるもの。

009 レッド/ラージレッドフレーク
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206 シナモン/グリーンフレーク
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208 ウォーターメロン/ブラック&スモールレッドフレーク
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214 ブルーギル
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215 シナモン/スモールブルーフレーク
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341 ダークブラウンブルーギル
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343 ウォーターメロンブルーギル
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使いたいと思う色、ありましたでしょうか?

さて、ファットダブルテールというのはスミスで取り扱っているゲーリーヤマモト製品の1つなのですが、コアなファンが多いもののあまり一般的ではないと思います。中には見たことが無いという人もいるようなので簡単に説明します。

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その名の通り、ファットボディーのダブルテールグラブ。重くてデカいのが最大の特徴と言えるでしょう。

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そのサイズは、普通の4インチダブルテールと較べるとこんなに違う。

ダブルテールグラブはジグトレーラーなどで使用される事が多いですが、ファットダブルテールは使用するジグも選びます。大きくてワイドゲープなフックを備えたジグと組み合わせて下さい。或いは、#5/0程度のフックと組み合わせたテキサスリグでの使用などが一般的です。

何せワーム単体で15gもありますから、軽量シンカーであっても飛ぶ!!さらに1/2ozシンカーなどと組み合わせた場合はリグ全体で1ozにもなります。パワーゲーム好きな方にお勧めのワームです。

ちょっとマニアックになりますが、ファットダブルテールのバルキーなボディをフラスカートと組み合わせてバルキーファットイカを自作している方もいらっしゃいます。ファットイカは発売当初から数回ほどモデルチェンジをしています。発売初期のものと現行品では形状が異なります。発売初期のものの方がバルキーです。そのバルキーさを再現するためにあえてファットダブルテールのボディーを流用するのだそうです。

※ 個人的にはファットイカは現行品の方がいいと思っています。フッキング率が上だからです

何はともあれ色々と使えるファットダブルテール。デカバス狙いにいかがでしょうか。

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ゲーリーの夜光 [ゲーリーヤマモト]

ソルト用のワームでは一般的なグロー(夜光)カラー。ゲーリーヤマモトの製品にもグローカラーがあります。

#317 グローチャートリュース
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コレ、シルクチャートリュースだと思っていませんか?実はグローなんです。

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パッと見は透明感のないチャートリュースです。そのため同じチャートリュースでも015などとはまるでその効果が違います。015のような透過系チャートリュースとは比較にならないくらいハイアピール系のカラーです。その分、当り外れは顕著に出ます。そして夜間になるとグローカラーになる。

ナイター営業もされている群馬の某管釣りでの話。昼間はイモグラブでいい釣りを楽しめたのですが日没と共にライトリグが効かなくなってきました。そんな中、このカラーだけは日没後でもペースを落とすことなく釣れ続きました。他のカラーではバイトも出にくい中で圧倒的に釣れました。

#317は1つのカラーで2つの特性を併せ持つという珍しいカラーです。このカラーは現在、オケラに採用されています。

#038 ルミナスホワイト
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これは過去にフラグラブに存在したカラーです。現在はスミスの取り扱い品には存在しないのですが、2、3、4インチグラブ(ゲーリーインターナショナル様取り扱い品)にはあるはずです。

なんだ、こんなカラーはメバル用のワームなどにもあるだろう?と思う人が多いだろうと思います。けれども、ゲーリーの夜光は他とは違います。何が違うのかというと、その発光パワーが桁違いに強く、より明るく光るのです。

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まぁ、強く光れば釣れるかというと必ずしもそうではないですが、光源を軽く当てれば弱く光らせることも出来るわけですし、少なくともあまり光らないワームを強く光らせることは出来ないけれど、その逆は可能なわけです。

それと、海でのナイトゲームなどでの話で、通常はライトなどの光源を直接当ててワームを光らせるようにするわけですがゲーリーの夜光は発光力が強いので、例えばロッドの先にぶら下げたワームを常夜灯方向にかざしたりするだけでも光ってしまう(もちろん常夜灯の明るさにもよります)。これが出来るといちいちライトを当てる必要もなく手返しがとても良くなるのです。

あまり話題になりませんがゲーリーの夜光カラーは他とは一味違います。ロックフィッシュのナイトゲーム、日没間際のバスを狙うことを念頭に置くのであれば、持っていて損のないカラーです。

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テナガホッグ連続V! [ゲーリーヤマモト]

平日に開催されるちょっと異色のトーナメントがあります。 埼玉県内に4店舗あるワンダーフィールドさんのオープントーナメントです。

年に数回、火曜日に開催されるシリーズ戦のようです。

3月に長門川で開催されたその初戦、テナガホッグのテキサスリグを使って下さった方がブッチギリの優勝を飾りました。とてもありがたいことです。

そして続く第2戦が6月9日、新利根川/スノヤワラにて 開催されました。

雨天の大会となったようですが、釣果はなかなか良かったようです。

そして上位入賞者のパターンですが、 準優勝の方はベビーファットイカを使用!!どうもありがとうございますm(_ _)m

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そして優勝パターンはファットイカ、そしてまたしてもテナガホッグのテキサスリグ!!テナガホッグは2大会連続でウィニングルアーに輝きました。

で、優勝した方なのですが

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あれっ?なにか見覚えのある顔なんですけど(笑)
※ワンダーフィールド川口店の店長さんです

次回は7月14日、土浦マルトボートさんで開催だそうです。火曜日が休みなんだけど大会に出てみたいという方、いかがでしょうか。

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テナガホッグ、2つのトーナメントでウィニングルアーに。 [ゲーリーヤマモト]

今シーズンのトーナメントもあちこちで開幕しているようです。

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そんな中、テナガホッグが2つのトーナメントでウィニングルアーに輝きました。

1つは、埼玉県に4店舗を構えるワンダーフィールドさんのオープントーナメント。3月17日に千葉県長門川にて開催されました。

優勝された方は3本中の2本をテナガホッグのテキサスリグでキャッチし、2820gでブッチギリの優勝だったそうです。この活躍により、ワンダーフィールドさんが新たにテナガホッグを仕入れるとか、何とか(笑)

ワンダーフィールドさんのオープントーナメントは火曜日開催というのが特徴です。今シーズン、まだ開催予定があるはずですので、平日休みで興味のある方は参加を検討してみては?

そしてもう1つは3/21~22の2日間にわたって琵琶湖で開催された 琵琶湖プロトーナメント第2戦

優勝した選手は2日間で何と12kgオーバーのウェイトをマーク。2位以下に2kg以上の大差をつけた圧勝だったようです。こちらはテナガホッグをキャロライナリグで使ったとか。テナガホッグの用途の広さを証明する結果になりました。

春は巻き物、なんて言いますが実際のところは天候、或いは人的プレッシャーで潰れてしまう事も少なくありません。ウィークエンドアングラーやトーナメンターが巻き物で春爆を味わえる確率は現実問題としてとても低い。となると、常に抑えの1手はどうしても必要になるのです。テナガホッグはきっとお役に立ちますよ。

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イモ50 アクションムービー公開 [ゲーリーヤマモト]

いつも各種のワームの水中アクション動画を撮影してYoutubeにアップしてくれるTさんがイモグラブ50の水中アクション動画をアップしてくれましたので紹介します。



イモなんて何も動かないでしょう?と思いきや、決してそんなことはありません。水平姿勢でスライドフォールをするし、良く見るとプルプル震えながら沈んでいく。

まぁ、放置で釣れることも多々あるのでイモグラブの釣果というのは動きだけではない気もしますが、使う際に水中のルアーを具体的にイメージ出来るようになれば、より信頼してルアーを使い込めるというものです。

ペレット育ちの放流バスに滅法強いイモグラブ。河口湖がワーム禁止になってしまったことで管理釣り場での釣果ばかりが目立つようになってしまいましたが、ここのところの新しいネタとしては、何とロックフィッシュに強烈に効くのだとか。この場合はもちろんテキサスリグでの使用になるようです。

また、私のオススメはイモ60のカバー撃ち。実はコレ、群馬県の宮城アングラーズヴィレッジという管理釣り場の常連さんの間では当然のように使われている方法です。ワーム自体に自重があるのでタックルはヘビータックルを使います。フックは#3/0推奨。要はファットイカのカバー撃ちと同じなのですがイモ60の場合はピックアップ時の引っ掛かりが少ないので手返しが良くなるというのと、フックアップ率の良さが特徴。欠点は、動きのあるワームではないので、使っていてちょっとつまらない事かな(笑)

シンプルであるが故に、様々な使い方が出来るのが「イモ」です。まだまだ誰も知らない使い方があるかも?

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ベビーファットイカ アクション動画とインプレ [ゲーリーヤマモト]

霞水系をベビーファットイカのアシ撃ちで攻略し、爆釣報告を動画と共に寄せてくれたTさん。今回はベビーファットイカのアクション動画を撮影してYoutubeにアップして下さったので紹介します。


正直水深20cmの水槽では浅すぎて『ベビーファットイカ』のポテンシャルを発揮できていませんが、それでもこのわずかな水深であのスライドフォール。驚きです!かなりの泡を発生させているのも印象的でした。

水槽での撮影ということで、どうしても上方向からワームを着水させざるを得ませんが、それでもスライドフォール性能やフィネススカートのフレアーアクションはおわかりいただける動画になっています。是非ご覧になってみて下さい。

また同様に、ベビーファットイカのインプレッションもいただきましたのでこちらも併せて紹介します。

まだ使用して間もないスミス『ベビーファットイカ』ですが、現状でのインプレを記してみます。まず『ファットイカ』は現在僕にとってバックスライド系ワームはほぼこれだけあればいいと思える程のワームです。各社が『ファットイカ』を目指しバックスライド系ワームを販売してきたし僕もそれらを使ってきましたが、結局はトータル的に見るとどれも『ファットイカ』を超えるものがなく現在でも使用し結果を出し続けています。しかし、そんな僕もジャッカルの『カバークロー』やイマカツの『ダイナゴン』等も使う時がありました。それは『ファットイカ』では少しサイズが大きいかな?と思える時に上述したルアーを使用していたのです。がっ、本音を言えばサイズを重視するあまり仕方なく使用している感じは否めず、やはりサイズのこと以外では『ファットイカ』が勝っていると思えるからです。

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多くのワームが『ファットイカ』を目標にしてきたが、そこにたどり着いたのは結局『ベビーファットイカ』!?www 上:『カバークロー3”』 下:『ベビーファットイカ』

では少し小さい『イカ』ではダメなのであろうか?やはり僕的にはダメなのである。あくまでバックスライド系として考えた場合ですが、まずは強めのタックルではルアーが少し軽くて気持ちよく・手返しよくキャストし続けることが難しいこと、そして最大の理由は僕が求めるフォール姿勢、沈下スピードがどうしてもマッチしないのです。そこで『ファットイカ』と『イカ』の中間のサイズとなる『ベビーファットイカ』の登場となるわけですが、パッと見『ファットイカ』というより『イカ』に特性が近いのかな?と感じました。だから正直一番大事なフォール姿勢や、沈下スピードが遅いのではないかという懸念がありました。

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このイカ兄弟を使い分けられればイカマスターになれる!上から『ファットイカ』・『ベビーファットイカ』・『イカ』(テール間引きチューン済)・『タイニーイカ』

しかし釣り場で1投しただけでその懸念は吹っ飛んでしまいました!まさしく『ベビーファットイカ』は『ファットイカ』のダウンサイジング版でした!姿勢・沈下スピードとも文句のつけようがない出来で、フックをセットした状態で約7gという重さながら薄い浮きゴミや横に倒れた葦の上にキャストするとジワジワと水面下に潜り込んでいきます!これはもうほとんど『ファットイカ』と同じ感覚で使えると言っていいでしょう。

もちろん、感覚的なものもあるかもしれませんが違いも何点か感じました。まずは糸よれが少ない?『ファットイカ』を使っているとちょっと糸よれが気になっていましたが『ベビーファットイカ』使用時には全く糸よれが感じられませんでした。ウリの一つである『ファインスカート』の影響か、ボディーデザインによるものなのか?そしてファットイカではスカートが絡まりダマになることがありますが、『ベビーファットイカ』ではそれがない。間違いなく『ファインスカート』の恩恵でしょう。あとは当然回収時の抵抗が少ない。これは1日に何百回もキャストする場合に結構疲労度が違ってくると思います。特にフリッピングで釣る時にはピックアップ時にラインを持つ指が摩擦熱で熱くならないのがいいwwwデメリット?としてはとにかくサイズを問わず食ってきてしまうこと。それこそ20cmに満たない魚もガンガン食ってきてしまうのでそれが嫌な人は『ファットイカ』を使えばいいと思いますが、バイト自体が少ない昨今の釣り場において圧倒的なバイト数がとれることはそのポイントの生命感を探る意味でも大きなメリットになると思います。

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こんな小バスでもサイズを問わず根こそぎ釣っちゃう『ベビーファットイカ』。もちろん僕は嫌いじゃないwww

ちなみに1本150円前後は高い!と思う人がいるかもしれませんが僕的にはこんなにコスパがいいワームはないと思います。使えばわかると思いますが本当にワームが壊れにくい!フラスカートが硬いのでそこが裂けることが少ないのでワームだけ飛んでいくことがほとんどないのと、ボディーが太いのでそこもちぎれることがない。さらに普通のワームは針を刺す向きが決まってしまう場合が多いが『イカ』の場合は360度、どこに針を刺しても使える。カバークローやダイナゴンは1匹釣れたら飛んでなくなることが多いうえに針を刺す向きは1箇所のみなのでそこが裂ければ終了です。ちなみに前回の釣行では13本の魚を釣りましたがロストはゼロ!もちろんフラスカートは何本か切れたしワームも裂けた部分がありましたがライターで補修して問題なし!まさにメーカー泣かせのワームですねwwwただもちろんそんな状態だと塩が抜けてフォールスピードが落ちるし食いも悪くなるのである程度釣ったら交換したほうがいいですが。

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1袋1500円前後するが、1袋使い切るには相当数のバスを釣らなければなくならない!

ちなみに針は2/0もしくは3/0でもいいと思います。魚の大きさやフォールスピードの好みに合わせて選べばいいと思います。あとこれは僕は必ず『ファットイカ』では施すチューンですが、フッキングがイマイチだと感じたらテール側からボディー半分位まで切れ込みを入れるとフッキング率は上がります。針を刺す向きは切れ込みを入れた側を下にして針がずれやすくしていますが、針先が飛び出しやすいように上に向けてもどちらでもいいと思います。

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ファットイカでは必ずやるチューンですが、『ベビーファットイカ』でもその効果は感じられました。

使い方は基本オートマチックに『ベビーファットイカ』が魚を誘ってくれるので、キャスト後糸を張らず緩めずで落としていき、着底後や狙ったところまで到達したら軽くホップさせて再度そこからまた同じように落とすの繰り返しで基本フォールで食わせます。僕はせっかちなんで一度落としたら1~2度ホップ後ちょっと落としてすぐ回収してその分キャストの手数を増やしています。ちなみにバックスライド系はとにかくそのスライド量が全て的にとらえている方も多いと思いますが僕はそうは思っていません。適度なスライド量が食わせのキモだと思っています。それこそが『ファットイカ』が他のバックスライド系ワームよりも食わせの能力が高く、操作性も高い秘密だと考えています。

また僕はオカッパリは全くやりませんが、『ベビーファットイカ』はオカッパリの人にこそ是非使ってもらいたいワームです。まずは竿を多く持っていけないオカッパラーが専用の強いタックルを持っていかなくてもボディーの大きさや2/0のフックで使えることから幅広いタックルで使用できることが1番のメリットであり、浅く狭いポイントに対しても他のワームよりも移動距離が短くゆっくりと繊細に誘えること、根掛かりが少ないこと等など多くのメリットがあります。なんでも某雑誌のオカッパリ対決の企画でイヨケンさんがこれを使って北浦水系で対戦者に勝利したこともあるようで、あのイヨケンさんがこの『ベビーファットイカ』を北浦水系のオカッパリで選んだことは僕的にはある意味必然のチョイスだと思います。

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これはヘビータックルですが、ミディアムライト~ミディアムアクションの竿でもOKです。

総括すると『ベビーファットイカ』はまさに『ファットイカ』のダウンサイズ版として、『ファットイカ』だと少し大きいかなと思える時に使うワームだと思いますが、本音を言ってしまうと恐らくかなり多くの方がメインに使用するのが『ファットイカ』から『ベビーファットイカ』へと変わってしまうのではないかと思ってしまう程です。上述したようにオカッパリの方、関東近郊等のスレた魚や、魚のサイズが小さな釣り場をメインに釣りをする方、シャローを多く釣る方、ヘビータックルを持っていきたくない場合等など『ベビーファットイカ』の方が『ファットイカ』より向いているケースが遥かに多いんじゃないかと思うからです。

そして実際に使用するとその投げやすさ、操作のしやすさ、ノーシンカーゆえの動きの良さや根掛りのしにくさ、ワームがズレたりちぎれてロストしづらいことによるストレスやリズムが悪くなることが少ないこと等などのメリットから水深の浅いカバー周りの釣りにおいては正直他のワームは使いたくなくなってしまう程の魅力があります。もちろんそれらがトータル的に釣果に結びついているからにほかなりません。もし『ベビーファットイカ』を使ったことがない方がいたら是非使ってみて欲しいです。必ずメインワームの一つになると思います。特に他のバックスライド系のワームを使っている方にこそ使ってみて比較して頂きたいです。きっとその軽快な使い勝手、食わせの能力にシビれるはずです!

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とにかく釣れるワームです!シャローカバーはこれだけあれば十分かな。

このベビーファットイカ、元々自分にはこれを製品化したいという気持ちは無かったのですが、発売後にこうして気に入って使っていただける人がいると苦労して開発した甲斐があったというものです。非常にありがたい事です。

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セカンド・グラブ [ゲーリーヤマモト]

ゲーリーヤマモトのフラグラブは何度かモデルチェンジされています。ただ、何度のモデルチェンジをしているのかは私でも明確にわかりません。グラブ側の素材変更や形状変更に加え、フラスカート側も細かくマイナーチェンジされていたりする。

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また、一時期は一体成型のフラグラブも一部に存在した。

でも自分の中ではフラグラブは大きく分けて4期です。それがこの写真の4種。写真上より、1st.、2nd.、3rd.、4th.とここでは呼ぶことにします。

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【1st.フラグラブ】
スミスによって始めてゲーリーヤマモトのワームが輸入された際のフラグラブ。1985年の事です。これが記念すべき日本における初のゲーリーワーム。まだ高比重素材のソルトインマテリアルではなく硬い素材が使われています。この当時から、シングルテールとツインテールがありました。

【2nd.フラグラブ】
ゲーリーヤマモト、そしてティムコさんで販売していたツィンティーズブランドが一斉にSSS化(Salt、Soft、Superの略)。特にティムコさん販売のツィンティーズ・スーパーグラブとスミス販売のゲーリーヤマモト・4インチグラブが中心となり大きなブームを巻き起こした。一方、フラグラブもそれに伴いSSS化。ここでゲーリーブランドは日本でのスタンスを不動のものにします。

【3rd.フラグラブ】
おおよそ現行品と変わりません。2nd.モデルとの見た目の違いも良く見ないとわからないでしょう。しかし決定的に変わった部分があります。2nd.フラグラブと比較して素材が若干硬くなった。テールを下方向に垂らしてみると一目瞭然。2nd.モデルは張りがなくデローンと下に伸びているのに対し、3rd.、4th.はやや張りがあり伸びきってしまう感覚はない。

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そしてこれはもちろんゲーリー4インチグラブ、スーパーグラブも同様でした。当時、グラブをキャロライナリグで使うケースも多かったですが、この世代のグラブはそれにはやや硬く、それに気付いた一部のアングラーは店頭に残っていた2nd.モデルを買い漁ったり、試行錯誤して3rd.モデルを柔らかくしようと試みました。私もよくお湯で煮た。けれどもせっかく塩入なのにそれが溶け出てしまう気がして、ちょっとばかり気が引けたものです。

【4th.フラグラブ】
現行品です。写真はスミス特注のフィネススカートモデル(フラグラブFS)ですが、通常のフラグラブも含め、グラブのテールにGYCBの文字が入っています。性能面では3rd.モデルと変わりません。

さて、この中で一番良いものはどれでしょう?となると個人的な嗜好やリギング方法によっても向き不向きがあるので一概には言えない。でも、素材の柔らかさで言えば間違いなくSSS化直後の2nd.フラグラブに分がある。

とはいえもう2nd.モデルなんて入手は出来ない、と思っていたら、ギル神田店さんに大量入荷?!何と1st.モデルと2nd.モデルがドッサリ入荷していました。もちろん新品。詳しいことは秘密ですが、問屋さんなどのデッドストック品ではなく個人の方が所有していたものだそうです。

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そしてこれがまた一部の雑誌編集部、数名のバスプロが目ざとく発見して大人買い、ちょっとしたブームに(笑)。皆さん、好きですねぇ。1st.モデルは早々に買い占められてしまってSOLD OUT。ですが2nd.モデルはまだ在庫がありました。台紙パッケージがオジサンバサーの涙腺をくすぐります。

ちなみにこの記事のタイトルは中森明菜のヒット曲に掛けてあります。これまたオジサン世代にはたまりません。

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ファットイカの核心へ・3 [ゲーリーヤマモト]

以前にも記したことのある内容ですが、ファットイカを語る上で重要な要素なので再度記します。

【フラスカートが生み出すキックバック力】

スライドフォールをコンセプトにした後方重心フォルムのクローやホッグタイプがあります。そして元祖ファットイカ。その大きな違いはフラスカートの有無にあります。実はこのフラスカートもファットイカのスライドフォール機能に大きく寄与している重要なパーツなのです。単にフワフワしているだけではないのです。

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キャスト、着水、フォール。ここまではフラスカートの有無はほとんど関係ない。でも、次からが違う。多くのアングラーはすぐにはワームをピックアップしないでしょう。折角良いスポットにワームを撃ち込んでいるのだから数回はロッドで誘いを入れるのではないでしょうか。

では、誘いを入れてみましょう。着水後にある程度フォールさせたら、リールのクラッチを戻しファットイカを引くことになります。この瞬間のファットイカの動きは、こうです。

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勢い良くフォールさせていたファットイカに、急ブレーキが掛けられます。するとフラスカートは勢い余ってボワッと開いて後方になびきます。そのままの状態で引けば、フラスカートはなびいた状態で引かれてきます。

ではこの状態で、再度ラインを緩めてフォールさせてみましょう。

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この時、ファットイカは再びスライドフォールで落ちていきます。しかも単に沈んでいくだけではなく、フラスカートが元の形状に戻ろうとすることに起因するキックバックパワーが初速として加味されるのです。

だから、フラスカートがあるということは二回目以降のフォールの際に大きな違いを生む。フラスカートのないワームには、この力は発生しない。

以上がファットイカの核心部分です。その全てに意味があり、非常にバランスの良いワームであると言えます。そしてこれらの機能をしっかりと抑えた上で、現在「ベビーファットイカ」の開発も進んでいます。既に一部の雑誌にプロトモデルを掲載しましたが、詳細はまたの機会にお伝えするとしましょう。

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ファットイカの核心へ・2 [ゲーリーヤマモト]

ファットイカのスライドフォールに関して、おそらく多くの人が想像するのはこのような軌跡でしょう。

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しかし実際にテストタンクで実験すると、次のような軌跡を辿ります。

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着水直後はスライドしていくものの、それが失速するにつれ徐々に下方向へと沈んでいくようになるのです。

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特に、超後方重心にデザインしてあるような製品は大したスライドフォールをするわけでもなく、着水直後から下方向に沈んでいってしまうものもあります。

これらの内容は透明度の高いフィールドで試していただければよくわかることですし、水槽実験の結果を掲載した雑誌の記事も過去にありました。

が、これらの内容は実戦上で発生する、とある要素を加味していません。もう1つ、スライドフォールにはとても重要な要素があるのです。

それは「勢い」、つまり着水時にルアーが有している「初速」なのです。「ファットイカは足元に落とすと大してスライドフォールしないように思えるけれど、実際に使うと伸びていくような気がする」それは気のせいではありません。

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着水時にサミングするとはいえ、自重のあるファットイカをピッチングで撃った際、着水時には結構なスピードが備わっています。しかも低弾道で撃てば撃つほど、ファットイカはほぼ水平姿勢で着水する。ファットイカがミサイルのように水面に対して斜め方向に撃ち込まれることになるわけです。

当然、水中へもその勢いが持ち込まれることとなります。高比重であるファットイカはそのままの勢いで水中を突き進む。ましてや水の抵抗を受けて失速させるようなパーツもない。そしてこれこそが、ファットイカのスライドフォールの主要素とも言えるものです。

着水時に初速を伴い、その勢いを殺さず水中に伸びていくこと。書くと何てことはないようですが、これに秀でたワームというのは自重、重心、フォルム、抵抗の低さ、そして高比重であること。これらのどれが欠けてもいけません。ファットイカはそのいずれをも満たしているのです。

(つづく)

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ファットイカの核心へ [ゲーリーヤマモト]

既に発売開始から12年も経ったファットイカ。しかし今でもその圧倒的な支持を得られているのは大変嬉しく思っています。

ファットイカの人気に続けとばかりに、バックスライド性能をうたった多くの後続品が市場に多数出回りました。けれども、その多くは支持を得ることが出来なかった。ファットイカには確かにゲーリーマテリアルの優位性はある。けれども模倣品の多くはスライドフォールの本質を掴んではいなかったのです。

この点に関しては、実は多くのアングラーもまた誤解しているケースがほとんどです。ただ、誤解していようと理解していようと関係なく魚は釣れてしまう。それくらいファットイカは優秀だということです。

【後方重心の誤解】

多くの人がファットイカの形状を誤解しています。ササッと絵を描いてもらえればすぐにわかる。たまに雑誌などでもこのようなイラストが用いられている場合があります。

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果たしてファットイカは本当にこのような形状をしているでしょうか?よく見ていきましょう。

ファットイカには私の知る限り4種類あります。ご存知でしたか?

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発売当初のファットイカは実は2種類ありました。ボディテーパーがそれぞれ異なっているのがわかります。末端の切断面の面積も異なる。初代A(写真上#015)は後方重心どころかむしろ前方にボディテーパーのピークポイントがあるのがわかります。初代B(写真下#177)はボディテーパーのピークポイントこそやや後方ですが、それとて完全な後方には位置していません。

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そして現在も若干数が流通している二代目は、初代と比較して全体的にややスリムになっているのがわかります。特にフラスカート側のフォルムがギュッと絞られて、結果後方重心になっているのがわかります。

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最新の三代目はボディーフォルムは二代目と同じ。GYBの刻印文字が本体に入っています。これは現在普通に流通しているものです。

さて、これだけ形状の異なるファットイカですが、これまで果たしてそのスライドフォール性能の差異が話題になったことがあったでしょうか?少なくとも私は感じたことはないし、聞いたこともない。

ファットイカは一般的に連想されるような超後方重心のボディーシェイプではないし、ましてや後方重心フォルムが決定的なスライドフォールのキモというわけではないということです。

スライドフォールに関しては後方重心過ぎてはいけないのです。後方重心過ぎると下方向にストーンと落ちていきやすくなります。本当にスライドフォールの距離を伸ばしたいというのなら極力ワームの沈下姿勢を水平近くに維持するのが理想です。そのために釣り人側も、ラインを「張らず緩めず」の状態で送り出してやる必要があるわけですが、ワーム自体も水平姿勢を維持しやすいフォルムである必要性があるのです。そのための形状は決して超後方重心フォルムではありません。

ではファットイカのスライドフォール性能は一体どこから生み出されるのでしょうか?

(つづく)

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