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トラウトミノー用シュアーフック [自社製品]

2002年、トラウト用のミノー(パニッシュ、ルナ)でシングルフックバージョンを発売したことがあります。これは当時のトラウトルアー担当者の意向によるものでしたが、結果は売れずほんの数年で廃盤に追い込まれたという経緯があります。当時からすでに意識の高いアングラーの間ではシングルフックを推す声も挙がっていたのですが、いざ市販化してみるとやっぱりルアーのフックはトレブルフックでないと売れなかったのです。

しかし近年、トラウトの世界ではシングルフックもだいぶ浸透してきたようでシュアーフックというタイプのシングルフックが人気を博すようになってきました。

するとこんな問い合わせも増えてきました。
「*-*****(ミノー名)に合うシュアーフックはどれになりますか?」
この質問を開発担当者に繋げたところ、その回答は「ない」とのことでした。

この回答を厳密に記すと
「ルアー本来の泳ぎをそのまま変えず、且つ、トラブルの生じないシングルフックセッティングはない」ということです。

同じ番手のフックでも、トレブルフックとシングルフックでは決定的に自重が異なります。シングルフックに換装するとフックの自重は軽くなり、ルアーの泳ぎが大きくなるのが通例です(酷い場合は動きが破綻する)。
それではと、フックを重くするために大きなシングルフックに換装したとしましょう。するとどうなるか。フックがミノーの背中側に回ってしまうようになる。

だから、*-*****にマッチするメーカー推奨のシングルフックはないのです。

仮にどうしてもシングルフックに換装させたいというのならば、ルアーの泳ぎが変化してしまうことを我慢するか、或いは時折フックがミノーの背中に回ってしまい発生するトラブルを我慢するかのいずれかになります。つまり、シングルフックに換装するということはアングラー自身の判断で、いずれかの部分に目を瞑らなくてはいけない。人によってその判断は異なる。

だからこそ、シュアーフックには色々な種類があります。

そしてまたまたシュアーフックの種類が増えました。プラグに使い勝手のいい縦アイのタイプが2タイプ新登場です。

【シュアーフック タテアイショートシャンク】
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シュアーフックを細身のミノーにセットした際に、フックがミノーの背中にまで回り込んでしまうという現象を少しでも抑えるためのショートシャンク仕様のシュアーフック。

・サイズ:1B、2B、3B、4B、5B
・各サイズ5本入り
・ループ部は20ポンドダクロン採用
・巻き糸は蛍光オレンジ
・フックカラー ブラック
・¥460+税

・4月発売予定

【シュアーフック タテアイファインワイヤー】
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掛かり重視のアングラーにはファインワイヤーのフックが必須。これまでのフックでは満足できなかったアングラーに贈る細軸フックのシュアーフックを作りました。※軽量の為、ミノーによってはバランスを崩しやすくなりますのでご注意下さい

・サイズ:1B、2B、3B、4B
・各サイズ5本入り
・ループ部は20ポンドダクロン採用
・巻き糸は蛍光オレンジ
・フックカラー ブラック
・¥460+税

・4月発売予定

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ビッグベイトに最適、SPスナップ#4 [自社製品]

ビッグベイトでシーバスを狙う際、皆さんルアーの接続には何を使っているのでしょう。オフショアゲームをされる方は溶接リング+スプリットリングを使っている人も多いようです。確かに強度的には良いシステムだと思います。

しかしながらバスアングラーの自分からすれば、ルアー交換をする際にもいちいちスプリットリングプライヤーを使わなくてはいけないというのがどうにも面倒で仕方がない。ルアーローテーションの激しい人にはあまり向いていない気がします。

自分が使っていたのはスミス・SPスナップの#3。ルアーによってはちょっと小さい気がしないでもないですが、強度的には28kgと充分。一日使い込んでも全くヘタれていないというメチャクチャ頑丈なスナップです。

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(写真上:SPスナップ#3 写真下:SPスナップ#4)

しかし昨年末、その#3よりも一回り大きく、そして線径も一段と太いSPスナップの#4が発売されました。あと2ヶ月早く欲しかった・・・

昔は大きいサイズのスナップなんて売れなかったんです。それはスナップ=弱いという図式があったから。
「大型のルアーを使うのにスナップなんて使うものじゃないよ」
「ファイトの激しいターゲットを狙うのにスナップなんて使うものじゃないよ」
釣り歴の長いアングラーなら理解してもらえますよね。スナップはあくまでルアー交換を楽にするための小道具であって、強度的には難がある。そのような認識だったのです。

でも時代は変わりました。今のスナップは強いです。SPスナップ#4を指で開閉すればすぐにわかります。コイツはゴツイと。強度は35kgです。

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Sトラウト7.5インチフローティング、バスタージャーク150Sにもいい感じ。これより大きい23cmクラスのビッグベイトでも大丈夫です。

勿論、SPスナップより強度の強いスナップが存在することも承知しています。でもSPスナップは強いだけのスナップではないです。開閉のしやすさ、ヘタれず長持ち、そして価格面といったバランスにとても優れています。

ステンレスバネ鋼を使ったSPスナップ、一度使ったらもう元のスナップには戻れないです。長持ちするのでむしろコストパフォーマンスもいいと感じています。立場的なセールストークではなく、一人の釣り人として強くお勧めできる製品です。

【SPスナップ #4】
8個入り 全長15mm 強度35kg ¥200+税

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SSマグナムボックス [自社製品]

何度かこのブログ上でも記しているのですが、私自身はスミスがPLANO製タックルボックスの取り扱いを止めてしまったことが残念で仕方がないです。特に近年の製品は強度や精度も過去のものと比べて格段に良くなっているので自信を持って勧められるものになっています。

でも一番の理由は、市場に選択肢が無さすぎることでしょうか。勿論、明邦さんの製品がいいのは重々承知しています。でも皆が皆同じものを使っているというのはちょっとねぇ。

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ところでPLANOの製品では圧倒的にカーキ/オレンジのアタッシュケース型がトップウォーターフリークの間で人気があります。古いものはプレミア価格で売買されていたりする。でも現在はこのカラーはPLANO製品にはラインナップされていません。

ハッキリ言って最近のPLANOのカラーの方がよほど色鮮やかで綺麗です。でもやっぱり人気はカーキ/オレンジ。古き良き時代とオーバーラップする色はコレということなんでしょう。

でも、昔のボックスには弊害もあります。特に近年はルアーが大型化したり、羽根物などかさばるものも増えた。いくらボックスの色が良くったってルアーが入らないんじゃ意味がない。

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そこでスミスでは往年のプラノマグナムの雰囲気を踏襲しつつも、大型ルアーの収納も出来るボックスを作りました。SS(スーパーストライク)マグナムボックスです。

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誰の私物か知りませんけど収納例。大概のものは入ります。

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また2021年度初回販売分に関しましてはスミス50周年のステッカーが付属しています。まぁつまり、ステッカーが要らなければ別に慌てて買わなくても・・・おっと(汗)。

・サイズ:370×295×63mm
・仕切り板6枚付
・標準小売価格:¥5,000+税

・3月発売予定

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バッカン馬鹿 [自社製品]

またバッカンを買ってしまった。

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もう6個目になります。しかも今回は何故かヘドンにしました。それにしても、6個もバッカンを持っている釣り人っているんだろうか。そんなバッカン馬鹿は自分位なのではないだろうか・・・。

・バスボート用
・レンタルボート用
・ボートシーバス用
・メバル&カサゴ用
・ロックフィッシュ用

これだけ分類してあると釣りに行く際の準備が非常にラクです。間違えることはないとは思いつつも、6個全て違う色のバッカンを使うようにしています。既に手持ちの色と被らないことを優先させた結果、今回は白地のヘドンとなりました。

新たに加えるのはレンタルボートでのリチウムバッテリー用となります。今まではボートシーバス用のバッカンの中身を一度出して釣行のたびにバッテリーと入れ替えていたのですが、やはり面倒なのでバッテリー専用に1個用意することにしたのです。

立場的に、本当はこれは言わない方がいいのですが、バッテリーやカメラなどを入れっぱなしにするバッカンは黒は止めておいた方がいいと思います。炎天下だとバッカンの中までかなり高温になるためです。白いバッカンと黒いバッカン、比べてみると全然違いますから。

でも一番売れるのは黒なんですよねぇ。自分も持っていますし、確かに見た目はいいんですけど。

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このバッカンは既に廃盤になっているタイプなのですが、今後はコイツにリチウムバッテリーを入れようと思っています。蓋もグレーなので、炎天下での温度上昇も黒よりは抑えられるはずですので。

部屋がバッカンで溢れている(汗)。一段と部屋の中が狭くなった気がするなぁ。

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ソルトベイトフィネス BL-C812ML/AKBM [自社製品]

バスに端を発したベイトフィネス。渓流トラウトでは故・本山博之さんが渓流ベイトフィネスの世界を築き上げた。そして海でも港湾部の釣りでベイトフィネスが有効です。だって港湾部で小型のロックフィッシュなどを狙うとなったら2~3インチのワームが中心ですからね。これはもうほとんどバス釣りに近いです。名古屋港の主、OKさんなんてソルトベイトフィネスで釣りまくりでしたしねぇ。

さらに人によってはベイトフィネスでアジやらメバルまで釣る人が居るのだとか。

この世界にハマるとどこまで軽いものが投げられるか?という点に固執してしまう。スピニングを使えば解決するとは思いつつもベイトリールの回転性能を上げるために精を出す(笑)。スプール、ベアリング、オイル・・・それもう、底なし沼にハマりかけてますよ!!

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遅ればせながらスミスからもソルトベイトフィネス用のロッドが新発売。ベイライナーBL-C812ML/AKBMというモデル。ML表記ですが全体的にかなりしなやかなフィーリングで、こりゃカサゴ釣りには最高かも?ティップ部分はパールホワイト。夜釣りで使う際、ティップが見やすいと操作性が格段に上がります。

【ベイライナーBL-C812ML/AKBM】

・全長:8.1ft/2pcs
・自重:111g
・適合ウェイト:2~18g
・適合ライン:PE0.2~1.2号
・標準小売価格:¥33,000+税

バス用のベイトフィネスは6ft台後半、渓流ベイトフィネスは4~5ft台が主流。ベイライナーBL-C812ML/AKBMは8.1ft。他社製品も含めてソルトベイトフィネスは長いですね!でも、バス用よりもブランクが細いのでこの長さでも重さはさほど気にせず取り回しが効くと思います。掛けた後に根に潜ろうとする魚にはロッドは長い方が対処しやすいです。

そういえばいつの間にか東京湾某沖提のカサゴ釣りも最盛期に入りました。真夏の炎天下の沖提は日影がなくてしんどいので、梅雨明け前がいいんです。いつでも行けるようにスタンバイは出来ているのですがバス釣りにも行きたいし、悩みどころです。

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スミス リールグリス [自社製品]

現行のレボシリーズは4世代目です。自分も現行品は3台使っています。その一方で初代レボのSTXもまだ使っています。購入したのは2007年ですからもう13年も使っているという事になります。一時期一線からは退かせていたのですが、重量級のルアーを使う釣りにはかえって初代モデルの方が剛性感があって向いていると思い、ビッグベイトの釣り、ヘビーテキサスリグを使うロックフィッシュの釣りにまた持ち出すようになったというわけです。

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ここのところコロナウイルスの為に休日でも外出することが出来ないので自宅でリールのメンテナンスをしたりしています。

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パーツクリーナーで洗浄した初代レボSTXのメインギア。さすがに新品の頃の滑らかさは失っていますがまだまだ全然使えるレベル。ジュラルミンギアの巻き心地はコリコリしていて好きになれませんが、アブのブラスギアは巻き心地が滑らかで長寿命。軽さを重視するならジュラルミンギアになりますが、自分はアブのブラスギアが大好きなんです。

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ギアを長持ちさせようと思えばグリスアップは必須です。ただ正しいグリスアップをしている人が少ないようにも思えます。古いグリスには金属粉などが混ざっているので、そのまま使うことは好ましくありません。古いグリスが黒く汚れているようであればそれを綺麗に落としてから新しいグリスを塗布することが好ましいです。そうなるとある程度リールを分解できるスキルも必要です。

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今年から新しいグリスを使っています。ストレート過ぎる製品名ですが、スミス「リールグリス」

あれ?スミスってIOSのギアグリスも売っていますよね?はい、その通りです。こちらもよろしくです(笑)。でもIOSギアグリスがあるのだからわざわざスミスでグリスを作る必要はなかったんじゃない?

それはIOSのギアグリスがなかなか生産が追い付かず、販売店さんから「注文しても入らない」と散々クレームを受け続けていたのが1つ(苦笑)。評価が高い人気商品ゆえの悩みというか、何というか。

そしてもう1つは、IOSギアグリスよりも少しだけ巻き感が軽く仕上がるグリスが欲しいという要望があったためです。
その要望を出している方と言うのはですね、多分塗っているグリスの量が多いんです。使用量はほんの少しでいい。と言っても、ある程度の量を盛ってしまう人が多いんですよね現実的には。

スミス「リールグリス」はかねてよりスミスと付き合いのあるケミカル製品専門メーカーとの共同開発から生まれた製品です。過去にSPLという釣具用潤滑剤も共同開発しています。

自分が直接開発に携わったわけではないのですが、バスアングラーからの要望として高温下でも溶解しにくいものが欲しいというリクエストは出させていただきました。というのも、炎天下の車内にロッドを積んだままの人というのが結構いると感じるからです。また、海釣りの人が使用後にシャワーでリールを洗浄したりしますが、中にはお湯をかけてしまう人がいます。気持ちはわかりますがグリスがギア面から溶解してしまう原因でもあります。

スミスリールグリスは特殊合成油をベースとしてPTFEを高濃度配合、増ちょう剤にはシリカを使用。

って何のコッチャという感じですが、PTFEというのはフッ素樹脂の1つ。固体の中で最小の摩擦係数を持ち潤滑性に優れているのと、耐熱性にも優れている素材です。これを高濃度配合することで高い潤滑性を持ち、熱にも溶け出さないグリスとなります。増ちょう剤というのは基油を半固体化させるものです。

結果的に、滑らかでしっとりとした巻き心地となります。同量を用いた場合IOSギアグリスよりも巻き心地はやや軽くなります。塗布量はIOSギアグリス程シビアではありませんが、このグリスにしても盛りすぎには注意です。歯面への馴染みが良いので少量で十分に行き渡ります。

-10度~230度までの温度に耐えられます。人間が耐えられないのでそこまで高温じゃなくてもいいですけど(笑)。炎天下の車中や厳寒期での使用でも潤滑機能を保持します。

耐水性能、防錆性能に優れています。まぁ、うっかりリールを水没させたりした場合、少しだけ時間稼ぎが出来ますよ程度に考えておくのがいいかと思います。

付着性に優れる。ギア歯面に良く馴染んで広がります。グリス切れを起こしにくい。

個人的な好みの部分も大きいですがベイトリールのギアに関していえば、ブラスギアはスミスリールグリス。ジュラルミンギアもしくは少し摩耗したブラスギアはIOSギアグリスがお勧めです。

スミスリールグリスでグリスアップした初代レボSTXもヌメヌメの巻き心地になりました!気持ちが良くて部屋でずっとリールを巻いていたくなります(笑)。

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フォグストップカン [自社製品]

コロナウイルスの影響で、首都圏では外出の際はマスク着用が当たり前になりました。電車の中を見渡してみてもマスクの装着率は9割を超えているでしょう。勿論自分も毎日マスク着用です。毎年、花粉症の人っていちいちマスクを付けなくてはならず大変そうだなぁなんて他人事のように思っていたのですが、同じ立場になりました。

しかし自分は眼鏡もかけているのでマスクを装着するとすぐに曇ってしまいます。

曇り止めも持っていますが、自分が使っているP社のものは効果が長続きしない気がします。塗布した後に拭き取り過ぎているのかと思って拭き取りを簡易に終えると、今度はレンズ上に薬剤が残って視界がクリアにならない。また少しベトツキが残るのでホコリを吸着してしまうという欠点がありました。

まぁこんなものかと思っていたのですが救世主が現れました。

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フォグストップカン。

缶の中に曇り止めの薬剤を浸透したクロスが入っています。これで眼鏡を拭いたら超快適になった!!
レンズが曇らないのは当然のこととして、レンズにベタベタ感が残らずドライなのがいい。これなら埃やウイルスが付着する恐れも低いでしょう。視覚的に薬剤が残っている印象もなく、視界もクリア。

使い終えたら缶に戻せば乾燥が防げます。おおよそ300回程度使えるそうです。

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不思議なクロスです。曇り止めの薬剤が浸透されているという事ですがビチャビチャに濡れているわけではありません。初開封時でも少ししっとりしているかな?という程度。洗濯物でいえば「生乾き」といえばわかりやすいでしょうか。
でもほぼ乾いたクロスなのです。クロスを触れた指が濡れるという感覚は全くない。これでレンズを拭いても本当にちゃんと薬剤が塗布されているのか?と疑いたくなりますが、効果としてはキッチリと出ますので問題はありません。レンズに息を吹きかけてから塗布すると薬剤の馴染みがいいようです。
一般的なジェルタイプの曇り止めというと「ベタベタ」なイメージがありますが、フォグストップカンのクロスに関してはドライでサラサラです。何だかナプキンのうたい文句っぽいですが(笑)。

見た目がクリーニングクロスのようですが、クリーニング兼用ではありません。必ず別の専用クロスで綺麗にしてから使用するようにして下さい。というのは、クロスが汚れてきても洗えません。洗ってしまうと浸透させている曇り止め薬剤まで落ちてしまってただのクロスになってしまいます。

日常生活のメガネは勿論の事、釣りで使う偏光グラスにも勿論OK。但し、防曇処理されているレンズへの使用はしないで下さいとの事でした。
ちなみに、災害ボランティアでの活動用に防曇処理されたゴーグルを持っているのですが、これに使ってみても防曇性能が上がるという事はなかったです。ダブル防曇パワーを期待したのですが(苦笑)。

コロナウイルスの影響で釣具全般が売り上げを落とす中、例外的に物凄く売れていたのは「アンチフォグ」(曇り止め)とこのフォグストップカンでした。やはり皆さんマスク着用でのメガネの曇りが気になっていたんですね。

¥1,200+税

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超絶変態級ライトリグマニア向けロッド [自社製品]

山梨在住で山中湖、精進湖、西湖などをホームとするスミステスターの清水さん。元々JBプロとして活躍していましたが当時からライトリグ系の釣りは超絶に上手い人で、真似をしようとしても到底及ぶことが出来ませんでした。
だってノーシンカーのネコリグで水深5mとか平気で釣りをする(驚)。ミニチューブを使わせても誰より釣る。使うワームやジグヘッドを真似させてもらっても結果は変わりませんでした。

現在ではスポット的にローカルトーナメントなどにも出たりするのですが、未だに喰わせ展開となった際の強さは健在といったところです。

その清水さんが現在溺愛しているロッドがツアラーV-SPECのTVS-60XUL/FSというモデル。シリーズ随一のフルソリッドブランクで、エクストラファーストテーパーで、ティップ部分だけ極端に柔らかい。バスロッドとしては突出して繊細なロッドです。自分はロッドの開発には携わっていないけれど、自分が担当だったらこのロッドは市販はしないかもしれません。繊細過ぎて、使いこなせる人を選んでしまうだろうから。

このロッドはオープンウォーターのディープを繊細に釣るというスタイルの人達にはとても人気があるモデルで、特に富士五湖界隈では良く売れています。

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でも自分はこれまでこのロッドは買いませんでした。自分は扱い方が比較的雑な方なので、自分にはこのロッドはあまりにも繊細過ぎると思えたことが理由です。すぐにティップを破損してしまいそうで。だってティップ径0.8mmですよ?!エリアトラウトのロッド並みの細さです。

それにティップがあまりにもソフトなロッドは自分が行くフィールドでの出番がないと思いました。スタックを外すような操作をしたりだとか、掛けた魚がブッシュに向かわないようある程度強引に止めたりだとか、それが出来ないロッドは自分の釣りには出番がないと思っていたのです。

自分が房総レイクのディープの釣りで使っているのはソリッドティップのTVS-61UL/ST。これが丁度いい。でも自分がしくじったのはこのロッドを1本しか買わなかった事です。せめてもう1本買っておけば良かったと今になって後悔しきり。真冬の釣りだとどうしてもダウンショットを始めとしたライトリグが主力となるのでシンカーウェイト別に2本あればベターでした。でも現在は廃盤モデルなので、スミス社員である私とて入手できません。

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そんな折、TVS-60XUL/FSの難アリ品が1本発生しました。見た目的には不具合があってとても売り物にはならない。でも実釣には差し支えないので自分が使う分にはこれでいいかな?ということで今更ながらこのモデルを入手しました。
1.5gシンカーのダウンショットで8m超のディープを攻めるとか、変態レベルの繊細な釣りには丁度いいかなと。自分の釣りにおいてはメインではないにせよ、サブ的には使える。

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結果、この冬はこのロッドに何度か助けられる結果になりました。あわやノーフィッシュか?というピンチを2度も救ってくれた。その時はゲーリーヤマモト・オケラのスプリットショットリグをディープでドラッギングして使いました。シンカーは1gくらいかと思います。釣った水深は7~8mでしたが、12m程度の水深まではこのリグで攻め切りました。逆にこのロッドでないと、変態級ライトリグでそんな水深を攻め切ることは出来なかったと思います。

このロッド、感度は別に良くないです。少なくとも手元に響くような感度はない。でもボトムがちゃんと取れる。軽いシンカーがボトムに接触するほんの僅かな抵抗もしっかりとティップがクンクン入るから。あぁ、ちゃんとボトムが取れているんだという事がわかる。

そしてそのうちにモゾッという重さが加わる。真冬のバスのバイトです。あれっ?何かちょっと重い・・・慣れている人ならばバスが喰った瞬間もわかるでしょうけど、このロッドだといつの間にか喰っていたというバイトも多くなる。バスにしても違和感を感じずに喰っているということがわかります。バスがバイトした瞬間、釣り人側もバス側も「!」ではなく「・・・?」な感じ。結果的に、バイトを弾くことがとても少ない。ショートバイトを弾かずオートマチックに喰わせてしまう竿。こりゃあ釣れちゃうわけだ。

湖底にあるオダや沈木といった場所をダイレクトに撃つのはこのロッドではキツイですが、オープンエリアではこれに勝るロッドはなさそうです。

魚を掛けた後はティップに負担を掛けないようロッドを立て過ぎずにリールを巻く。ファイト中の曲がりのピークの位置をベリーで受けるように意識すると良いです。ベリーからバットに掛けては同クラスのチューブラーのロッドと比べてかなりしっかりしています。

ロッドを選ぶ基準として「軽さ」「感度」を上げるのであればこのロッドは選択肢には入らないはずです。チューブラーのライトリグロッドを選んだ方がいいと思います。でも、感度がスポイルされることで得られるバイトがあるということは知っておいてもいいかもしれません。

ラインは3lb以下。シンカーは2g以下。それでいて時には10m以深も狙う。超絶変態級のライトリグマニア向けのロッドですね、これは。

※欲しいという方がいらっしゃいましたら、現在メーカー在庫が欠品しておりますので店頭在庫をお探し下さい。まだ残っている店、あるかな?

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スミス デジタルカタログ2020 [自社製品]

世の中的にペーパーレス化が叫ばれているのも確かですが、個人的にはカタログはやっぱり印刷物、紙じゃないとと思っています。
デジタル物って全然記憶に残らない。いい写真、心に刺さるコピー。デジタルってそうした素晴らしいものまで駄目にしてしまう気がして。

そうそう、ダイワさんも今年は紙のカタログに回帰してくれました。個人的にとても嬉しかったです。

そうはいいつつもデジタルカタログを必要とする方々がいるのも事実です。なので今年も作ろうとしていたら、これまでお願いしていた業者さんがデジタルカタログの制作を止めてしまったらしく断られてしまった(汗)。もっと早く言ってよ~。

というわけでドタバタしながら別の業者さんを探して、ようやく公開にこぎつけました。

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写真をクリックすると開きます。どうぞご覧下さいませ。

横浜で開催された釣りフェスティバルはまだ大丈夫でしたが、フィッシングショーOSAKAは新型コロナウイルスの影響で来場者が減ってしまいました。この先も西日本釣り博、キープキャストといったイベントが続きますが、少なからず来場者数に影響が出るかと思います。下手をすると中止となるイベントも出てくるかもしれない。

そんなわけで、折角作ったカタログが今年は余ってしまうのではないかと心配しています。

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あらためて6ft。 [自社製品]

時代によってロッドレングスの主流というのは変わってきました。主に「短」から「長」へという流れです。

自分が中学生の頃に使っていたのはバンタムの1552というモデルでした。5ft6inです。高校生になってからはスーパーストライクのGC-60で6ft。当時は大体5ft6inか6ftというのが多かったです。

6.6ftというモデルが出てきたのはピッチングが出てきたからです。ピッチンスティックと呼ばれていた硬めのジグロッドです。なお、ニーリング用が7ft、フリッピング用は7.6ftというのが基準でした。

自分は長年12ftアルミボートで釣りをしていましたが、フリッピングを除いて、7ftを超えるロッドはさすがに持て余してしまう気がしていました。
ですがバスボートからのアプローチとなるとロングロッドはやはりいい。

一方、岸釣りの世界でもロッドのロングレングス化が進んでいきました。これはもう単純に、遠投しやすいことに尽きるかと思います。
自分はショートロッドで足元をセコセコ釣る方が得意ですが、これは垂直護岸の多い霞ヶ浦水系独特の文化なのかもしれませんね。

さてここ最近はレンタルボートでの釣りにも良く行くようになりました。さらに自分はハイデッキを使っていません。バランス感覚が悪いと自覚しているからです。なのでハイデッキを使っている人よりも低い位置で釣りをしていることになります。時には座ったまま釣りをしていることも多いです。勿論ボートはローボートの12ftで小さい。

こうなってくると取り回しのいい6ftのロッドが改めて使いやすいと思ってしまう事も多々。ただ、現行品には6ftのモデルというのがないので旧モデルを再登板させることも多くなりました。ガイドスペックなどはさすがに時代を感じてしまいますが今でも手放せない6ftロッドの数々。

ザ・ストラテジーSS-60LRS
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カットテールorスパイニーアックスのノーシンカーをオーバーハングの下に丁寧に投げ込んでいく際に重宝します。柔らかいレギュラーテーパーのロッドなので力まず軽いスイングでルアーを飛ばせます。ワームのキャスト切れなども減らせるロッド。
ボートメバルゲームに持ち込んでメバル用プラグを投げることも。

ザ・ストラテジーツアラーSTS-60LR
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モッサ+フローティングヘッドの組み合わせをオーバーハング下にスキッピングで撃ち込んでいく際に有用。ロングロッドと異なり正面に飛ばしやすいのでコントロールをつけやすい。同様にイモ40やイカ4インチなどオフセットフックセッティングのノーシンカーにも良好。
但し、KガイドでないためPEラインがガイドの根元に絡みつくことがある。

ザ・ストラテジーツアラーSTC-60FML
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ミノーのジャーク用。下方向にロッドをさばけるのが良い。ロングロッドで同じことをやろうとするとどうしても斜め下方向にさばくしかなくなるので。また、3/8ozクラスまでのトップウォータープラグにも使える。シャッドラップSR-7やレーベル・ブルーギルなどのシャッドプラグも扱いやすい。

ザ・ストラテジーツアラーSTC-60FM
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マグナムポップR、チャギンスプークJr.、スーパースプークJr.など少し大きめのトップウォータープラグを速いピッチで操作する時に使う。

ザ・ストラテジーツアラーSTC-60TXL
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フロロ8lbと合わせて小型メタルバイブをバーチカル気味に操作する。もしくは1/4ozクラスのフットボールジグを操作する際に使用。

現行品(V-SPEC)に入れ替えた際に旧モデルは手放してしまおうかなとも思ったんですが、手元に残しておいて正解でした。

なお、自分もロッドをタダで入手しているわけではないので旧モデルも現行モデルも全機種を揃えているわけではありません。今になってSTC-510RJとかSTC-63TXとか所有していなかった旧モデルを欲しくなってしまって困っています。

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