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全日本模型ホビーショー2023 [イベント]

本日は東京ビッグサイトで開催されていた全日本模型ホビーショー2023を観に行ってきました。主にプラモデル関連のショーとなります。

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自分はプラモデルには無縁の人間ですがルアーメイキングに使う塗装用品や塗料など共通の物も多いため、何か面白いモノがあればと思い観に行ってみた次第。

スマホ決済の前売り券もあるようですが、当日入場券が現金で購入できるのはいいですね。チケットをオンライン購入に絞って入場者数を減らしてしまった展示会もありますから。どこの何というイベントかはここでは言いませんけど(苦笑)。

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ショー自体は釣りフェスティバルよりも小規模な印象。メーカー自体が釣具ほどは多くないのでしょう。結果的に通路は広く、会場内も混み過ぎずで見やすかったです。

各ブースでの物販も盛んに行われていました。限定品、ジャンク品、旧型製品のアウトレット等々。自分は昼過ぎに会場入りしたのですが、午前中に完売してしまったものもあったようです。きっと物販目当ての人は開場時間に来ているのでしょうね。この辺りはキープキャストに近いかな?

さて、自分は現在2本のエアブラシを所有しているのですが1本を廃棄して2本新調したい考えがあり、新製品のエアブラシのチェックをしたく、エアテックスさんのブースに出向きました。ちなみに自分が今現在メインで使用しているエアブラシもエアテックス社製のものです。

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台湾のLIN'SというメーカーのSIN134というダブルアクションエアブラシ(ドイツのH&S社同様、エアテックス社が輸入代理店をされているようです)。アルミ製だそうで、表面処理は艶消しのアルマイトかな?格好いい。実際に手にしてみましたがアルミ製だけあって軽い。ボタンの操作感も細かい作業がやり易そうでした。レバープッシュの形状も独特です。高級モデルのようで、国産品が2本買えてしまうお値段。

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10月中旬発売予定のPrimaryシリーズ。これまでの常識を覆す黒いエアブラシ。黒系の塗料を入れたらカップ内の清掃時に困るでしょう?と思っていたところカップ内部は塗装されておらず金属色でした。展示品がたまたまだったのかもしれませんがカップの蓋を回すのが硬かったです。手にした感じは割とズッシリ重い印象を持ちました。

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エアブラシではないですが流水を利用したナイアガラ塗装ブース。¥50,000近い高級モデルなのですが、ルアー塗装の場合はウレタン塗料など湿度も気になるところなのでこれは候補から外れるかな?でも面白いですよね。エアテックスさんは個性のあるモノ作りが随所に感じられ、好きなメーカーです。

エアブラシのメーカーはエアテックス以外にもタミヤ、クレオス、アネスト岩田など色々あるのですけれど、ホビーショーで実際に商品を手にすることが出来たのはエアテックスのみでした。

塗料も面白いものが色々ありました。

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ガイアノーツさんのルミナスカラー。過去に8色ほど発売したことがあるらしいですが、そのうちの5色を再販するとのことです。

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ルアーの世界だとルミナスカラーというとほとんどがイエロー(グリーン)なのですが、もっと釣れるルミナスカラーも出来るかもしれないですね。異なるルミナスカラー同士を組み合わせても面白いかも。

同じくガイアノーツさんのメタリックカラー。

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今はウッドプラグにだってクロームメッキに近いカラーが塗れないことはないんです。ただ、塗装後にウレタンクリアーを吹くとくすんでしまう。まぁ、プラモにはウレタンコートなんて要らないですものね。

初出展らしいトアミルさんの各種塗料。

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偏光系のメタリックカラーとメッキ調カラーが充実していました。流行りなのかな?

こちらは自分も普段使いで愛用しているクレオスさんのMr.カラー。

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おぉ、これまでホワイトとグレーしかなかったサーフェイサーにシルバーが!これまではホワイトのサフ仕上げの上からパールホワイトやスーパーシルバーを吹いていましたが、これがあればサフの色そのものを活かすことが出来そうです。ルアーメイキングにはうってつけでしょう!2023年内発売だそうですが、これは発売されたら間違いなく買い!

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昔に流行ったG-finishって知っています?今でもPRADCO製品では一部存在しています。最近はネイルなどでの需要もあるので、あのギラギラ系カラーが割と充実してきているんです。ガラス粒子ではなくて、オーロラフレークをさらに細かくパウダー状にしたもののようです。

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折り畳み式のダンボール製簡易塗装ブース。価格も¥2,750と安いです。いや、ダンボールと考えたら高いのかな?!以前からダンボールを流用して塗装ブースを自作する人もいましたがこの値段だったら買ってしまった方が早いですね。10月下旬発売だそうです。

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こちらはMr.カラーのメタリック系で塗装したプラ製スプーン。もう金属製にしか見えません。ただやっぱり、この上からさらにクリア(ウレタン)コートを掛けることは考慮されていないそうです。

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ペイントリムーバー。最近はルアーの塗装を剥がす人も多いでしょう。代用品もありますが、専用品が良いという事でしたらこれですね(ルアーメーカーによって塗料が異なるため使えないものもあります)。

SHOW UPさんも各種塗料が豊富。

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元祖調光変色カラーのマジョーラ。一時期ルアーでも流行りましたが最近はあまり見ません。というのも、価格が1kg当たり数万円とメチャクチャ高いんです。その割にルアーではさほど需要もないので、まぁそうなりますよね。でも面白い塗料には違いないです。

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ウッドプラグに試してみたいクラックカラー。

タミヤは会場内で2番目に大きなブース出展(1番はBANDAI)。もちろん主軸はプラモデルですが、用品も非常に充実しています。しかもこれらがブース内で購入できたようです。

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こうした用品って、よほど大きな模型店などに行かないとなかなか揃っていないんですよねぇ。

タミヤはエアブラシのシェアも大きいです。特にプラモデル愛好家の間ではかなりのもの。エアブラシの新製品はなかったようですが、実物展示があると良かったな~。

ツール系がメチャクチャ充実しているゴッドハンドさんのブース。

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こちらはホットシュライバーという箔転写を行う機材。量産での使用は難しいですが、個人で作るルアーには箔の部分転写や文字入れなども出来るので面白そうです。人とは違うものを作りたいビルダーさんにはいいのではないでしょうか。

エトワールさんのニッパーアドバンス。

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ニッパーといえば酷使するほど切れ味が落ちてくるのは致し方ないものですが、何と替刃仕様のニッパー。まぁ、プラモ用途ですのでステンレスワイヤーなどの切断は厳しいらしいです。そりゃそうか。

シモムラアレックさんのツール各種。

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どれも個性的な形状をしたものばかりで、きっとニッチな用途向けなんでしょう。でもそれがドンピシャにハマると、汎用ツールでは実現できないような作業効率を生み出すはず。ルアーメイキングも人によって手法は様々。もしかしたらドンピシャの作業ツールがこの中にあるかもしれません。

エコーテックさんの超音波カッター。

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実際にアクリル板をカットさせていただきました。いや~、アクリルカッターでカットするのがアホらしくなるほどイージーにカット出来ました。切削カスや粉が出ないのも良い。価格は¥45,760とのことでリップ成型のためだけにこれを購入するかどうかは悩みどころです。でも、大量にリップを作るということでしたらアリだと思います。釣り関係だったらカーボンシートなどもカット出来ますよとのことでした。

ちなみにこのエコーテックさん、あの本田電子(HONDEX)さんから派生、独立した会社です。超音波系に強いはずです。

コレ凄くないですか?ウッディジョーさんの木製模型。来場者の皆さんも盛んに写真撮影していました。値段も凄いですが実物を見ると納得です。

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少し話が逸れてしまうのですが、ルアーメイキングを仕事にすることはとても大変な事だと思っています。実際、消滅してしまったハンドメイドプラグのブランドは多いです。ましてやこの先、釣り業界は縮小していくのが目に見えています。釣り人が減り需要も減れば、商売が成り立たなくなるのも当然の成り行きです。

でも、ハンドメイドルアービルダーの技術というのはその成型技術然り、塗装技術然り、一般世間の人からすれば物凄い技術を持ち合わせています。その技術を他の分野で転用できれば、充分仕事になるかもしれない。以前に自分が塗装を依頼していた会社は、大手企業からの請負でソフビの塗装も受けていました。そうした需要もあるという事です。

ウッディジョーさんの木製模型凄いですよね。でも、ハンドメイドルアービルダーの人なら一般の人が驚くレベルのものを充分作れるはず。ルアーだけで食っていこうとするとこの先はジリ貧になります。まだ余力があるうちに何か他の仕事が出来ないか模索しておいた方がいいと思います。ルアーのメイキング技術というのはそれくらい他にも活かせる技術です。プラモデルの世界にもルアービルダーの人が生きる活路があるかもしれません。塗装技術などはズバ抜けているわけですから。

ホビーショー、実に面白い展示物が多く楽しめました。たまには釣り以外のジャンルに目を向けてみるのもいいですね。

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スミス×プラドコ バスダービー2023 開催決定 [イベント]

このブログを長く御覧になっている方であれば、私が以前にフォトトーナメントを開催していたことをご存知でしょう。10年ほど続けましたが、ほぼ全ての賞品を個人の自腹で用意していたためなかなかの出費ではありました。

そしてこのたびPRADCO社とヒロ内藤さん協賛の元、スミスでプラドコ製品での釣果を対象にしたフォトダービーを開催することになりました。当然のことながら、個人的な持ち出しはゼロです(笑)。

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賞品もなかなかの物が揃っています。

ヒロ内藤賞 1名様
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過去に実際に内藤さんが着用していたトーナメントシャツになります。世の中に同じものは存在しません。クリーニング済との事です。

A賞 10名様
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ダービー限定カラーのプラグを予定しています。何のルアーの、どんな色になるのかは秘密。入賞者だけのお楽しみです。

B賞 10名様
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実を言うと当初はB賞を設ける予定というのはありませんでした。が、もっと入賞者を増やそうということで急遽設定。非売品ではないですが、プラドコルアーを3個セットにしたものを用意しています。ルアーの組み合わせはランダムになります。

【開催概要】
  • 応募期間:2023年6月1日~10月31日
  • 応募方法:Instagram上にハッシュタグ#スミスプラドコ2023を付記して釣果写真をアップして下さい
  • 選考基準:バスのサイズ、アングラーの表情、写真の映りなど総合的に判断します。魚のサイズだけを競うものではありません
  • 結果発表:11月中旬にスミス公式インスタグラム上及びスミスホームページで発表するとともに、入賞者にはダイレクトメッセージにて直接連絡させていただきます

※ご応募いただいた写真は(株)スミス、PRADCO社、販売店等で二次利用させていただく場合がございます。ご了解の上、ダービーにご参加下さい

【規定事項】
  • 対象魚はラージマウスバスに限ります
  • 釣果対象は2023年の釣果に限ります
  • 魚の口元にヒットルアーがはっきりと確認できる写真が含まれていること
  • 釣果データとして、日付、フィールド名、サイズ、ヒットルアーを記載下さい
  • 魚のサイズのみを競うダービーではございませんので、メジャー計測写真の有無は任意と致します
  • 画像の加工、釣果の捏造、内容の虚実、法令に違反すると判断される釣果は対象外と致します
  • 魚は大切に取り扱って下さい。撮影には極力時間を掛けず、速やかなリリースを心掛けましょう

【エントリー手順】
  1. Instagramでスミス公式アカウントのフォローをお願い致します
  2. 期間中にPRADCO製品による釣果写真を撮影して下さい
  3. 釣果写真にハッシュタグ#スミスプラドコ2023を付記してInstagramにアップして下さい(投稿公開設定の制限はされないで下さい)
  4. 入賞者は11月中旬にInstagramスミス公式アカウント上、及びスミスホームページにて発表するとともに、ダイレクトメッセージにて投稿者様宛に直接連絡を行い、景品発送先の確認をさせていただきます(3日以内に連絡が取れない場合は入賞が無効となります)

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自分をはじめPRADCO担当チームメンバーは皆、InstagramをはじめとしたSNSの類とは縁がないアナログオジサンばかり(苦笑)でしたので、その道に詳しい若手スタッフの協力を得て何とか実現に漕ぎつけました。
販促の一環なんでしょ?と言われればそれを否定はしません。ただ個人的には、プラスアルファの楽しみを提供できればという思いです。

とりあえず今回のバスダービーを第一回目として、その先は必要に応じて内容を変えていくかもしれませんが、来年以降も継続してやっていきたいと考えています。でも第一回目のエントリーが少なかった場合は会社から次年度以降の開催許可が下りなくなる可能性もありますので、どうか皆様方からのエントリーをお待ちしております。

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2/5 アメリカン・フィッシングルアー遺伝子展 [イベント]

本日は平塚で開催されている松下文洋さんのコレクション展『AMERICAN LURE GENES アメリカン・フィッシングルアー遺伝子展』に出掛けてきました。

昨日まで大阪にいましたのでまぁまぁお疲れモードの自分(汗)。でも早く観に行きたいという気持ちが勝りました。

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駅前のこのビルの4階が会場です。マツヤビルという建物なのですが、入っているテナントは吉野家さん(笑)。

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よ~く見ると、一応目印も出ていました。でもこれを見付けられる人は少ないことでしょう。真下にあるDVD鑑賞屋さんの看板が目立ち過ぎるので。

今日は特に申し合わせたわけでもなかったのですが、トップトウのパリコレ工藤さん、Ouch!ルアーさん、ムチョウワークスさんもご来場していました。もちろん一般の来場者も。初日である昨日も多くの方が来場してくれたそうです。

あまり詳細に紹介してしまうとこれから来場される方の楽しみを奪ってしまう事にもなりかねませんので、ここでは簡単な紹介のみに留めます。

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松下さんから展示品の説明を受けるパリコレさん。今回の展示会の模様は、3月発売予定のTOPTOU別冊本にて掲載される予定です。

正直なところ自分はオールドルアーには詳しくありません。その価値もあまりよくわかっていない。でも、ムチョウワークスさん、Ouch!ルアーさんも相当驚いていましたので展示品の希少価値もかなり高いものに間違いありません。
そしてその物量も物凄いです。が、松下さんの奥様曰くここにあるのは一部に過ぎないと。そしてこれらを売ってしまって外国旅行に行きたいとも言ってました(爆)。世の中のルアーコレクターの奥様はきっと皆同じ事を考えているのでしょう。

残す開催日程は2月11日、12日、18日、19日。是非、松下さんの素晴らしいコレクションを見に来て下さい。

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【AMERICAN LURE GENES 松下文洋 アメリカン・フィッシングルアー遺伝子展】

日時:2023年2月4日,5日,11日,12日,18日,19日 10:00~17:00
会場:神奈川県平塚市紅谷町2-1 マツヤ平塚駅前ビル4階
入場料:無料

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釣りフェスティバル2023 ご来場ありがとうございました。 [イベント]

久し振りの現地開催が実現した釣りフェスティバル。

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スミスブースにご来場いただきました皆様に厚く御礼申し上げます。どうもありがとうございました。

コロナ禍での開催という事もあって入場制限として30,000人の上限が設けられていました。ですので仮にそれが埋まるような状態だったとしても2020年来場者数の41,758人よりも少ないことは最初から明白でした。結果的に入場制限が掛かるまでには至らなかったようですが、丁度良かったんじゃないかな?入場時の検温と消毒が徹底されていたのも良かったです。

3年振りの開催で、その間に変わったと感じることが2点あります。

1点は販売店の来場が減ったこと。業者日が設けられなかったというのもあるかもしれませんが、それにしても小売店関係者の来場が少ないという印象を持ちました。ただこれは、出展社数の多いフィッシングショーOSAKAに行こうとされているケースが多いからかも。

そしてもう1点はカタログを買い集める人が物凄く減りました。昔は紙袋一杯に各社のカタログを収集してから、余った時間で展示品をゆっくりと見て回る、というルーティンの人が多かったはずです。ところが今回は紙袋を持っている人も少なかった。各社のカタログを収集している人もほとんど見ませんでした。

製品情報はスマホでいつでも見られるから紙のカタログなんて要らない、という人が3年の間にかなり増えたのかもしれません。
そもそも今回の釣りフェスティバルは、スマホを使った電子チケットを用意しておかなければいけないという、昭和のオジサン世代にはかなり高いハードルが設けられていました。紙のカタログを欲しがる層というのが、その時点で相当数が脱落したのかもしれません。来年はカタログの印刷部数を大きく減らさないとだめかな、と思った次第です。

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アメリカン・フィッシングルアー遺伝子展 開催告知 [イベント]

開催概要が一部変更となっています。ご注意下さい(2023.1.27)

予定よりも出回るのが遅れてしまったのですが、無事にPRADCO CONCEPT BOOK Vol.2を発刊することができました。

この本を制作するにあたって、スミスの関係者だけではどうしても古い年代のルアーを撮影品として準備することが出来ませんでした。今回は複数のコレクターの方々から貴重な所有品をお貸しいただく形で何とか撮影を済ませることが出来たのです。感謝してもし切れません。

その中の1人に、松下文洋さんという方がいます。とても失礼な話ではありますが、自分は松下さんのことを存じ上げませんでした。ただ、不思議な縁でした。編集担当者の弟さんの知り合いに、古いルアーを集めている人がいるというのです。でもお名前を聞いたことがない。本当にそんな凄いコレクションを保有しているのかな・・・?

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ただ「奥深きルアー復刻」という書籍を出版したことがあるそうです。すみません、自分はルアーコレクションの世界には疎いものでその出版物の名前さえも知らなかった。でも、こんな書籍を出せるくらいだから、それなりには古いルアーもお持ちなのかな。

とはいえ人によって好みというのは様々ですから、どの部分に拘りを持ってルアーを収集しているかという部分が肝要です。少なくとも今回はPRADCO CONCEPT BOOKの編集に必要な写真素材が欲しいわけで、松下さんの所有品がそれに合ったものなのかどうかはわからない。そこで一度、松下さんの所有品を実際に見せていただくことになりました。

・・・正直びっくりしました。こんな貴重なものを個人でこんなに大量に所有しているなんて、自分は今まで見たことがない。壁一面に並べられたルアーパネルと山積みになったルアーパネルの山に圧倒されてしまった。

一部をお見せします。一部ですからね。

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松下さんはオールドルアーの中でも、1930年代前後のウッドルアーを特に好んで収集されてきたようです。その頃のルアーというのはデザインや機能にアイデアが満ち溢れているからなのだとか。確かに、何もない状態から形状や機能を試行錯誤していった時代ですから実に様々な工夫や形状が見受けられるのも事実です。

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実は松下さんはバス釣りはされません。この時代のルアー自体に興味があり、造詣が深い。その造り自体に強い興味を抱いているようです。そして入手することが叶わないルアーに関しては、当時の資料を基に自らの手でレプリカ製作を手掛けているといいます。

「ルアーの機能というのはこの時代には既に完成されてしまっている。その後の時代のルアーは、全て後追いに過ぎません」とは松下さん談。

前置きが長くなりましたが、このたび松下文洋さんのコレクション展を開催することになりました。期間を長く取っていますのでどうかお時間を取ってご来場いただければと思います。約3000点のオールドルアーを展示します。

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【AMERICAN LURE GENES 松下文洋 アメリカン・フィッシングルアー遺伝子展】

日時:2023年2月1日~20日 10:00~17:00(要予約。但し土日は予約不要) 
日時:2023年2月4日,5日,11日,12日,18日,19日 10:00~17:00
会場:神奈川県平塚市紅谷町2-1 マツヤ平塚駅前ビル4階
入場料:¥400(ドリンク付)無料
予約:080-5196-0750(松下)

American Lure Genes(アメリカンルアーの遺伝子)をテーマに松下文洋が所有するコレクションの中から約3000点のオールドルアー、オールドルアーレプリカを展示。フルーガー、ヘドン、シェークスピア社などの創意工夫・熱意によって第一次世界大戦前後に黄金期を迎えたアメリカンウッドルアーの数々。素材はやがてプラスチックに主役の座を奪われてしまいますが、そのデザイン・機能はアイデアに満ち溢れていたもので、現代のルアーに通じる糧となるものでした。現代のバスルアーにも通じるアメリカンルアーの遺伝子をご確認下さい。

当日は「奥深きルアー復刻 アメリカンルアー・コレクション入門」を2400円にて販売予定

オールドルアーに興味のある方必見の個展になっております。どうぞよろしくお願いいたします。
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スマホ必須?!釣りフェスティバル2023 [イベント]

2023年は3年ぶりに釣りフェスティバルがリアル開催を予定しています。

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期日は2023年1月20日(金)~22(日)の3日間。場所はおなじみパシフィコ横浜。

しかしながら、コロナ禍中の開催という事もあり、これまでとは少し勝手が違うイベントになりそうです。

まず、これまで金曜日が業者日とされていましたが、これが撤廃されています。初日である20日(金)から一般入場可。平日に休みが取れる人であればこの日がいいですね。

そして何より、入場はスマートフォン上での電子チケットのみとなります。現場売りのチケットなんてありませんから要注意!行く日を指定して電子チケットを事前に購入しなくてはいけません。
そして1日あたりの入場者数制限が設けられており、上限に達した時点で電子チケット販売終了となります。

どうしよう、行こうかな、止めようかな?と迷っていたり、当日朝に起きた瞬間の気分で決めよう(笑)などというパターンは既に電子チケットが売り切れになっているケースもあり得ますのでご注意ください。

それにしてもコロナ禍での対応策の一環とはいえ、スマホがないとフィッシングショーに入場することが出来ない時代が来るとはびっくりです。自分は出展者側なので入場パスで出入りできるのですけれど、試しに電子チケットの購入ページをサッと一読してみたら、「絶対に途中で挫折するに違いない」レベルでした(汗)。

スマホ慣れしている若い世代の人でしたら楽勝なのかもしれませんが、私のような、電子マネーだとかお財布ケータイなどというものには無縁の生活を送っている現金主義のオジサンは要注意です。

まったく、便利なようで不便な世の中になったもんだ(嘆)

そうは言っても、何とか現地開催を実現させようと関係者の人達が何度も話し合って、知恵を絞って決めたことだから、協力しないとね・・・。

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触れなきゃ、イヤ! [イベント]

釣りフェスティバル、フィッシングショーOSAKA、西日本つり博、いずれも2022年の現場開催はありません。

フィッシングショーOSAKAに関しては運営サイドがかなり前向きに考えていたと聞いていますので、もしインテックス大阪の会場がコロナ患者の大規模医療センターとしての活用がなかったら開催されていた可能性があったかもしれません。但し、出展企業はかなり少なかったかもしれませんが。

唯一、開催を明言して出展者を募っていた名古屋キープキャストもここにきて一転、中止が決まりました。申し込みをしてきた出展社数が少なかったからとのことです。

確かにここのところ国内のコロナ感染は低い状況が続いていますが、海外の情勢を見るとまだまだ安心は出来ません。一旦広がり始めたらアッという間、というのはこの2年で充分過ぎるほど痛感させられましたから。

自分も早くコロナ前の世の中に戻り現場開催のフィッシングショーを楽しみにしているのですけれど、今の状況ではまだまだ難しいと考えています。

自分は釣具を展示するイベントというのは特別だと思っているのです。だって、ロッドもリールも「触る」じゃないですか。他のイベントとはその点が決定的に違うのです。

ロッドは曲げて調子を見たいし、リールも回転性能や巻き心地をチェックしたいですよね。もちろんメーカー側にしてみてもそうやって実際に製品を手にしてもらうことを本来は望んでいます。
でも今の世の中、不特定多数の人が触ったものを自分が手にするというのは衛生上の問題が気になります。かといって、その都度係員が展示品を消毒するというわけにはいかない。とても人手が足りませんしそこまで注意が行き届かない。

ルアーはともかく、ロッドやリールは来場者の皆さんに触っていただきたいもの。見てもらうだけならば別にWEBでもいい。

フィッシングショーは触ってナンボ。安心して製品を手に出来ないうちは、現場型のフィッシングショーの開催は難しいでしょうね。

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フィッシングショーOSAKA2022 開催中止 [イベント]

コロナ禍の影響で様々なイベントが中止や延期を余儀なくされていますが、2022年2月にインテックス大阪での現場開催が予定されていたフィッシングショーOSAKA2022も中止が決定しました。

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昨日9/13に各メーカーに連絡が入り、本日9/14に公式サイトや公式のSNSでアナウンスされました。メーカーの出展申し込み期限は9/30でしたが、それを待たずしての中止決定となりました。

大阪府の吉村知事がインテックス大阪に野戦病院(大規模医療センター)を設置すると発表したのが8月末。このニュースを耳にした時、フィッシングショーOSAKAの開催は難しくなるな、と感じましたが、やはりその予感は当たってしまいました。

フィッシングショーOSAKAはメイン会場として6号館を利用していました。ですが野戦病院が設置されるのもこの6号館。6号館以外の建物ではフィッシングショーOSAKAは収容できない。それが直接の要因との事です。賛否は置いておいて、この状況下においてもインテックス大阪を会場として開催されるイベントはあります。それらは6号館以外の建物で行われるイベントです。

さて、野戦病院云々というのは全くの想定外でしたが、出展申し込み締め切りの9/30でさえ大阪府はまだ緊急事態宣言の最中です。それ以降に解除できるかどうかさえもわからない。2022年2月というとまだまだ先の話ではありますが、その時点でコロナが終息しているという保証もない。今の状況で出展を決めるというのはなかなか難しいところではあったはずです、各社とも。

フィッシングショーOSAKAは自分も大好きなイベント。ですが正直に言うと、この状況では行きたくなかったです。中止が決まって少しホッとしているかも(ごめんなさい)。

でも、現場でのリアル開催に拘っていたフィッシングショーOSAKAの運営の姿勢には自分も共感できます。やっぱりロッドやリールは実際に手にしてみてその良し悪しを判断するものだと思うので。

2023年こそ、インテックスOSAKAでの開催が出来ますように。

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フィッシングショーOSAKA2022 インテックスでの現場開催へ [イベント]

例年パシフィコ横浜で開催される釣りフェスティバル。今年に引き続き2022年もオンラインでの開催が決定しました。

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一方、例年インテックス大阪で開催されているフィッシングショーOSAKAは今年はオンライン開催だったのですが、2022年はインテックス大阪での開催を決めたようです。会期は2022年2月4日~6日まで。
かねてから主催者の現場開催の意向が強いようだとは耳にしていましたが、6月末に実施された定例理事会で正式に決めたとのこと。

コレ、釣りフェスティバルとフィッシングショーOSAKAの両方に出展するメーカーにとっては頭の痛い決定となりました。何せ、オンライン用の出展準備と会場展示の出展準備というのをそれぞれ個別に行わなければいけないからです。
前回は、ただでさえ経験のないオンラインの出展準備で間際になってもアタフタしている出展社も何社か見受けられました。オンラインの出展準備も思いのほか大変だったというのが本音です。これに加えて通常のブース設営や展示品の準備をするとなると、これはもう大変なことになりそう(滝汗)

また通常、ブース装飾は複数のショーで転用するメーカーが多いはずです。そうすることで1回あたりの装飾費用を抑えられる。ところが今回はインテックス大阪の展示用のためだけに数百万円のブース装飾をしなければいけない。となると、コスト的にはかさむことになってしまう。

フィッシングショーOSAKA2022の出展申し込みは9月末が締め切りとのことですので、例年よりはだいぶ伸ばしたようです。ギリギリまで判断を引き延ばすメーカーも多いのではないかな。その上で、出展を見送りとするメーカーもきっと例年よりは多くなるでしょう。それ以前に、情勢によってはフィッシングショーOSAKAも開催中止を余儀なくされる結果になるかもしれない。

2022年2月。果たして世の中の情勢はどうなっているのでしょう?前世代でワクチンの接種もほぼ完了し、コロナウイルスも終息しているのかな?「釣りフェスティバルもパシフィコ横浜で開催すれば良かったのにね」なんていう会話が関係者の間で交わされているのかな?
個人的にはそうであって欲しいけれど、今の世の中ほど予測が付かないものもありませんから。

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釣りフェスティバル2022 オンライン開催決定 [イベント]

いつの間にか公式発表されていましたが、2022年の釣りフェスティバルは今年同様、オンラインでの開催が正式に決定しました。会期は2022年1月21日~23日だそうです。

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果たして2022年の1~2月にコロナ禍がどの程度終息しているのか見当が付きませんけれど、会場の手配やら各メーカーの出展準備も早々に始まってしまいますので、今の段階でも依然として東京都や横浜市にまん延防止重点措置が出ている状況を鑑みると現場型のイベントとしての開催を決断するのはあまりにもリスクが高いと言えるでしょう。

会場内は確実に「密」ですし、そもそも展示されている「ロッド」や「リール」は大勢の来場者が手にする。それをその都度消毒する?いやいや、スタッフの人手が追いつきません。スタッフとしても、大勢の来場者と接することに不安があります。

自分は本当は、ユーザーの皆さんと直接話が出来たりする機会という事で現場型のフィッシングショーは大好きなんです。でもこんな情勢の中ではオンライン開催となって物凄くホッとしています。魚釣りが楽しめるのは健康であってこそ。健康第一です。フィッシングショーに行って健康を損なうようなことがあってはなりません。

2023年のつりフェスティバルこそ現場開催できることを願って、2022年は2回目のオンライン開催で楽しんでいただきたいものです。まだだいぶ先の話ですけれど(汗)。

自分が気掛かりなのは、各メーカーのブースを造る装飾業者さん、コンパニオンを派遣する業者さんなど、そろそろ本当にヤバいかも・・・。

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