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ABU ディプロマット601M [リール]

今年に入って俄かに注目度がアップしているクローズドフェイススピニング(アンダースピン)リール。

軽量ルアーを圧倒的な手返しの良さで撃っていけるのが最大のメリットであり、一部のコアなアングラーに支持を受けているリールでもあります。反面、一般に浸透しないのは
・重い
・巻き上げが遅い
・巻き上げ力がない
・オシレーション機構がない(機種による)
といったデメリットがあるからです。

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このうち、重さに関してですが私の愛機であるPREMIER706で288g。現行モデルの506mkⅡも288g。要するに300g近い。スピニングは2500番でも200gを切っている機種が多いわけですからそれより100gも重いというわけです。

自重といい機構といい、クローズドフェイススピニングリールは40年前のモデル(ABU506)と比較しても何ら進化をしていません。
この手のリールは機構上、自重がかさむのは致し方ないなんて声も聞かれますが、実は物凄く軽いモデルもあったんです。

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それがディプロマット602。自重は190gですから近年のスピニングリールとさほど変わらない印象です。しかもちゃんとオシレート機構も付いているのでラインがスプールに均一に巻けます。当然、キャスト時のライン放出もスムーズ。

このリール、エビスフィッシングがABUの総代理店だった時代に販売していたものなのでもう40年近く前のモデルです。ですがカーボン製で質感がチープだったためか当時も不人気でした。販売年数が短かったこともあって流通している玉数が極めて少ないレアものです。

それが本日、たまたま立ち寄ったリサイクルショップでディプロマット601Mを発見!!マジか?!

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値段は何と¥3,900(笑)。まぁ、メチャクチャ古いリールだし、当時の価格も¥16,000程度のものだったから、妥当な値付けと言えばそうなのかな?当然、リアクションバイト。多分使わないんだけど、嬉しい(笑)!!

モデル末尾の「M」はきっとマッチフィッシングモデルの意と思われます。602はサイレントモデルでしたが601Mはハンドルを回すとカリカリ音がします。

601Mに関しては602よりもサイズが小さいこともあり自重が185g。おそらくこの手のリールとしては史上最軽量と言えるでしょう。

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本体のサイズ感はあまり602と変わらない気もしますが、前から見てみると径が明らかにコンパクトですね。ギア比4.1でスプール径も細いとなると、巻取りはメチャクチャ遅いはず。602よりもさらに遅いのかと考えただけで、実戦には絶対に使う気がしません(笑)

こんなレアものがさらりと並んでいるなんて・・・リサイクルショップ、侮れねぇ。

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