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バスタージャーク150F [スミスルアー]

スミスでは台湾のストライクプロ社製品の販売を手掛けています。シーバス向けに仕様変更を施した、 バスタージャーク150Sという製品がそれに該当します。

世界的に見れば実績や知名度も高く圧倒的な支持を誇るルアーなのですが、日本市場では「台湾メーカーのルアー?」という先入観を持つ人も少なくなかったため、発売当初はさほど売れるアイテムではありませんでした。ですが、東京湾のコノシロパターンのシーバスゲームが人気を獲得していくのにつれてバスタージャーク150Sのセールスも徐々に伸びていきました。

昨年はBiwaaのSトラウトフローティングのテストも兼ねて私自身も何度かコノシロパターンのシーバスゲームを行いました。その際、自分はチャーターボートではなく乗合便を毎回利用しました。何故なら、乗合便には大概ベテランの常連さんが乗船しているので上手い人の釣りが見れる。迷惑にならない程度に色々な話も伺うことが出来る。どんなルアーが人気なのか、どう使うのか、そうしたことを自分の目で見ることができる。自分はシーバスの専門家ではないのでこれが本当にありがたい。

そうした中、バスタージャーク150Sを使ってくれているアングラーもいらっしゃったのですが、「どうしてスミスはシンキングしか売ってないの?フローティングも売ればいいのに」という声が乗船者からもボートキャプテンからも聞かれました。コノシロパターンのシーバスは水面を割ってヒットしてくるし、フローティングだったらPEラインが高切れしても回収しに行ける。そうした理由でフローティングモデルの必要性があるのですと。

海外のパイク釣りで使うグライドベイトはシンキングが主流です。ただ、ストライクプロ社にはバスタージャークシャローランナーという派生型のフローティングモデルも存在します。なので、私自身もバスタージャークのフローティングモデルがあれば良いなとは思っていたのですが、製品担当が私ではなかったのでメーカーとしてはこれまでシンキングモデルをイチオシとしていた次第なのです。

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そして今シーズン、遂にフローティングモデルのバスタージャーク150Fが発売となります。

正直に書きますが、スミスが販売しているバスタージャークよりもマングローブスタジオさんが販売しているビッグバンディットの方が遥かに市場に浸透している製品だと思います。シーズン中のボートに乗っているお客さんのほとんどが持っているように見受けられます。持っていないのは自分位でしたから。

ビッグバンディットは195mmで、フックを付けると87g程度になるそうです。一方、バスタージャーク150Fは150mmでフック込みで62gになります。
大きいルアーの方が好き!という方は迷うことなくビッグバンディットをどうぞ。間違いないです(笑)。

バスタージャーク150Fは、あくまで私見となりますがジョインテッドクロー178、Sトラウト7.5インチ、タイニークラッシュ等とボリューム的に同クラスと認識しています。同じタックルで扱えます(バスロッドのMHクラスで大丈夫。むしろ硬すぎるロッドは向かない)。なので、そうしたクラスのルアーをメインにするアングラーであればバスタージャーク150Fをお勧めします。

フックは150Sと同様にデコイのトレブルフックY-F33F #3/0。ボートゲームの場合、バーブレスが義務付けられているケースがほとんどですが、私が試してみた中でバーブが一番きれいに潰せるフックです。ペンチで潰すとバーブがパキッと折れて残ってしまうフック、多いですから。

その実績は言うまでもないレベルなのですが、私がバスタージャークをお勧めする何よりの理由はその価格。¥5,000前後は当たり前、中には¥10,000を超えるようなものまで存在するビッグベイトの世界で、定価で¥2,800ですから財布にも優しい。あと、塗装の強さも群を抜いています。

01 コノシロ
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03 イワシ
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05 ゴーストシャッド
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06 KOZタイガー
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07 リアルコノシロ
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08 ゴールデンコノシロ
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10 チャートピンクマーブル
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11 チャートリュースレッド
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【バスタージャーク150F】

・全長 150mm
・自重 62g
・タイプ フローティング
・フック DECOY Y-F33F #3/0
・標準小売価格 ¥2,800+税

・11月発売予定

ストライクプロ社の生産ラインが目一杯であったこともあり、バスタージャーク150Fの今シーズンの生産数は少ないです。また、今シーズンはバスタージャーク150Sの生産予定がありません。気になる方は発売後お早めにお買い求め下さい。

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ビッグバドで利根川バス [釣果報告]

利根川をホームとするアキラさんから釣果報告をいただきました。いつもありがとうございます。先日のスイッチバズの釣果といい、利根川の調子も上向きなのかもしれませんね。

9月27日の釣果で、サイズは39cmとのことです。ヒットルアーはビッグバド。

今回も早朝からのスタート。水位が低く魚は沖に居るだろうと思い好調なスイッチバズを消波ブロックの向こう側まで投げて引いてくるも、向かい風でバックラッシュ気味に。
なにか似た代わるものをと選んだのは貰い物のビッグバド。同じように消波ブロックの向こう側に投げ引いてくると狙い通り消波ブロック帯のエッジ辺りでヒット。バス持ち出来ないほどフロントフックがっつりの39cmの初バドフィッシュでした。その後スピナベで35cm1本追加で終了。

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このバドはたまに投げたりしていたものの、フッキングの悪さなんかも耳にしたりでイマイチ信用してないルアーでしたが、今回1匹釣ったことで一気に自信持って投げられそうです。

持ってはいるけれどなかなか自信を持って投げ倒すことが出来ない、そんなルアーってありますよねぇ。でも、きっかけさえ掴めば一気にその威力に開眼することがあります。総じてそういうルアーほどストロングな釣りができたりするものです。

アキラさんのビッグバドも今後はスイッチバズと並んでコンフィデンスルアーになるかもしれませんね。どちらもマズメ時の時間に釣りができる人なら大きな武器になるルアーだと思いますので。

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ミミズカラーと言えば・・・ [その他]

一番売れるワームカラーはどれ?というと15年ほど前まではウォーターメロンペッパーで、その後はグリーンパンプキンペッパーに移行しました。それに加えてここ数年は「ミミズカラー」が首位争いに加わっています。特に関東のリザーバーではその使用率が半端なく高い状況です。

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確かにストレートワームであればミミズカラーもマッチしていると思いますが、虫系でもミミズカラーが良く売れていたりします。私もモッサやシンクスパイダーにミミズカラーを加えて欲しいという要望が多かったため半信半疑ながらもラインナップに入れましたが、これまた良く売れているので驚いています。

そもそもワーム自体が元々はミミズの形状を模したものであったわけですから、ミミズ色なんてものは昔から存在しました。代表的なものではクリーム社のスカンドレルワームでしょうか。

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個人的にはコレもまぁまぁミミズっぽいと思っている、ラッキーストライク社のフローティングワーム。カラー表記はパープルだったかと思いますが、素材自体が白濁しているのでミミズっぽさがあります。でもこのカラーが特別良く釣れたというイメージは持っていません。浮かせて使っていたせいか、白やピンクの方がよっぽど釣れた。

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どこの業者さんが仕入れたものなのか私は知らないのですが、数年前に販売店の店頭でクリーム社のミジェットクローラーを見掛けるようになりました。
私のようなオジサン世代は「クリームのワームだ!懐かしいなぁ」と思ったに違いありません。でも、そんな先入観のない人達には「まんまミミズっぽいなぁ」と感じられたのかもしれませんね。そしてその人達が実戦投入してみたところ、想像以上の効果があったという事だと思います。

近年のミミズカラー人気の引き金となっているのは、数年前に出回ったこのミジェットクローラーだと思います。その後レインズスワンプがミミズカラーをラインナップしたのが決め手となり完全に定番化した印象です。

なので、近年のミミズカラーというと「非透過で白濁した赤紫っぽい色」という認識です。確かに、山に居るミミズは赤茶色っぽい色をしています。

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一方、自分はこれもミミズっぽいと思っているのですがどうでしょう?ネオンワームのシナモン系。実は自分はコレを山ほど持っているんです。大昔にドゥードゥリングが流行った際に買い溜めてしまったのですが、見方を変えればもしかして出番はあるのかな?

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ジブ90SP Go-Phishカスタム [スミスルアー]

スミスには以前、ジブという90mmのバス用ミノーがありました。現在国内では既にカタログ落ちとなっており流通していないのですが、海外では依然として根強い支持があるため生産自体は続いています。腹立たしいことに中国製のコピー品も出回っているのですが、国によっては今でも人気の高い製品であるがゆえに目を付けられてしまったのでしょう。ちなみに本物は日本製です。

ただ巻きをすると大きくロールアクションを起こします。ロングAに近いかも。そしてトゥイッチすると左右に飛ぶ。ただ巻きでの泳ぎとダートアクションをこの次元で両立できているミノーはあまりないはずです。

ただ・・・日本では売れませんでした。人気はなかった。廃番となるのも仕方のない事でした。

そのジブが、武田栄さんのブランドGo-Phishより復活しました!!

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武田さんからジブの特注依頼の要望を受けた時「ありがたい話だけれど、止めておいた方がいいのでは」と思いました。知名度のあるミノーではないし、人気商品ではなかったことは自分が一番よくわかっているから。
ですが武田さん自身がジブを高く評価しており、是非やりたいとの事でしたのでGo-Phishカスタムの生産を進めることになりました。

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ところでコレ、何用に売るんですか?と聞いたら、シーバスとの事。確かにジブはシーバスにもイイんです。ただあまり飛ばないのでライトタックル向き。何せ9cmのスリムミノーですから。
フックは武田さんの指定によりカルティバST-36TN#8に換装することになりました。

シーバス用といいつつも、カラーはいかにも遊び心を持ったGo-Phishさんらしいもの。バスにも全然いけますね。頭部にチャートリュースを吹いたゴーストアユなんて自分が欲しいくらいです。

というわけで、ジブ90SP Go-Phishカスタムが発売中となっています。ウェイトの仕様はスミスで販売していたサスペンドモデルと共通です。海での使用は完全なサスペンドとはならないはずですのでご了承下さい。

ちなみに自分は、Go-Phishさんで在庫を抱えてしまうことになるのではないかと心配でならなかったのですが、何と速攻で完売したと聞きビックリ。スミスで同じ数量を生産・販売したとしたら、在庫を捌くのに半年以上は掛るはず。Go-Phishさんの販売力、半端ないです・・・

既にGo-Phishさんにも在庫はありませんので、販売店さんの店頭在庫をお買い求め下さい。よろしくお願いします。

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利根川復活?スイッチバズで連続ヒット [釣果報告]

一昨年の台風を機に、霞ヶ浦水系と利根川、印旛水系の一部などはバスがかなり減ったという話をよく聞きます。自分もそのように感じる一人です。

ですが、ここ最近になって霞ヶ浦水系は少し復活の兆しが出てきたと感じる人もいるようです。では利根川は・・・?これがあまり話が入って来ないのでわからない。コロナ禍の影響でトーナメントも開催されていないので本気で釣りをしている人が少ないからなのかもしれません。岸釣りの人からも良い話はほとんど聞きませんでした。

ですが久々に強烈な釣果報告が届きました。アキラさんいつもありがとうございます。

いつもの利根川に日の出前からスタートです。
まだ暗くて不気味ですが、朝イチの水面の騒がしさ、生命感はいつ来てもワクワクさせられます。
しばらくスイッチバズを投げていると早々にバイト。うす暗かったのでこれはキャットかな?と思って寄せてくると本命でしかもいいサイズ。これが44cm。

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さらにラインを結び直して2、3投目にすぐにバイト。明らかにさっきの魚より重くデカい。ついに初50UPいっただろと思って測ってみると残念48cm。ですが久しぶりに手が震えるようなバスでした。

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その後同じくスイッチバズで30cm位の魚を掛けるも足下でオートリリース。続けて投げているとピックアップ寸前でバイト、40は余裕でありそうな魚でした。1時間程度でバズで4バイトとか最高です。

スイッチバズでデカバス2連発!しかも1時間で4バイトなんて、良かった時代でも聞かないほどの景気良さ。アキラさんも今シーズンのスタートは苦労されていたようですが、通っていればこんないい日もあるんですね。願わくば毎回こうだと最高なんですけどねぇ。

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フィッシングショーOSAKA2022 開催中止 [イベント]

コロナ禍の影響で様々なイベントが中止や延期を余儀なくされていますが、2022年2月にインテックス大阪での現場開催が予定されていたフィッシングショーOSAKA2022も中止が決定しました。

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昨日9/13に各メーカーに連絡が入り、本日9/14に公式サイトや公式のSNSでアナウンスされました。メーカーの出展申し込み期限は9/30でしたが、それを待たずしての中止決定となりました。

大阪府の吉村知事がインテックス大阪に野戦病院(大規模医療センター)を設置すると発表したのが8月末。このニュースを耳にした時、フィッシングショーOSAKAの開催は難しくなるな、と感じましたが、やはりその予感は当たってしまいました。

フィッシングショーOSAKAはメイン会場として6号館を利用していました。ですが野戦病院が設置されるのもこの6号館。6号館以外の建物ではフィッシングショーOSAKAは収容できない。それが直接の要因との事です。賛否は置いておいて、この状況下においてもインテックス大阪を会場として開催されるイベントはあります。それらは6号館以外の建物で行われるイベントです。

さて、野戦病院云々というのは全くの想定外でしたが、出展申し込み締め切りの9/30でさえ大阪府はまだ緊急事態宣言の最中です。それ以降に解除できるかどうかさえもわからない。2022年2月というとまだまだ先の話ではありますが、その時点でコロナが終息しているという保証もない。今の状況で出展を決めるというのはなかなか難しいところではあったはずです、各社とも。

フィッシングショーOSAKAは自分も大好きなイベント。ですが正直に言うと、この状況では行きたくなかったです。中止が決まって少しホッとしているかも(ごめんなさい)。

でも、現場でのリアル開催に拘っていたフィッシングショーOSAKAの運営の姿勢には自分も共感できます。やっぱりロッドやリールは実際に手にしてみてその良し悪しを判断するものだと思うので。

2023年こそ、インテックスOSAKAでの開催が出来ますように。

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実はまだあるヘドン原点回帰 [ヘドン]

「限定販売」というのは販売戦略の1つなのかもしれませんが、それが捌き切れなかった時は困りものです。

販売店やユーザーにしても、しばらく経てばもうメーカー在庫なんて残っていないだろうと認識するし、いつまでも公式サイトやカタログに掲載したままというわけにもいかない。そうなると注文なんて来るわけがありませんからそのままずっとメーカー在庫として残ってしまいます。

どうしてそんな話をしているのかというと、2019年に限定販売として発売したヘドンの原点回帰シリーズ、スミスにまだ在庫が残っているものがあります(2021.9.3時点)。

【オリジナルザラスプーク(ノーズアイタイプ)】

14KCD
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S
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SO
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XBL
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XRS
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XS
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【チャガースプーク】

S
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ラッキー13は全て完売しています。

オリザラに関してはかなり残ってしまっている印象ですが、諸事情で納期があまりにも遅れたという事で注文をキャンセルされるケースも多く、結果として在庫が多く残ったというものです。

販売店の方でしたら、ホームページやカタログには掲載されていませんが注文可能です。どうぞよろしくお願いいたします。

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