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室生ダムわかさぎオープン [その他]

ここのところ釣り業界は少しばかり景気がいいようです。確かに近隣の釣具店に行っても駐車場が満車だったりしました。どうやらこのコロナ禍で屋外の遊びに目を向ける人が多いようでファミリー層や初級者層の来客が非常に多いそうです。
せっかく釣りを始めてみる気になった人には、出来ることならちゃんと魚を釣ってもらい、その楽しみを知ってもらいたいところです。ただ、これからの寒い時期の釣りものとしてはエリアトラウトかワカサギ辺りが手堅いでしょう。

近年人気のワカサギ釣り。春~秋はバス釣りという人でも冬はワカサギ釣りを楽しむという人も少なくありません。とことん突き詰めて数釣りを極めるも良し、家族や仲間とワイワイ釣るにもいいですよね。

ワカサギ釣りが出来る湖というと山上湖のイメージがありますが、実際にはさほど標高の高い湖でなくても大丈夫です。埼玉県でも円良田湖、間瀬湖、名栗湖といった有名場所がありますがさほど標高の高い湖というわけではありません。霞ヶ浦にだってワカサギはいますし。

ただ、ワカサギなんて放流さえしてしまえばどこでも釣れるようになる、という認識は間違いです。実際には放流をしてもなかなかワカサギが定着しない湖もあります。房総でいえばワカサギ釣り場として成功しているのは高滝湖だけだと思います。他にも放流を続けている湖はありますが、コンスタントに釣果が得られるというレベルに達しないのです。水質、プランクトン、湖底の地形、湖面の広さなど理由は色々と考えられるでしょうけど。

つまり、ワカサギ釣り場として成立させるには漁協がかなり本気で釣り場づくりに取り組まないと難しいという事です。今現在ワカサギ釣り場として知られている湖というのはいずれもその努力をしっかりとやっている場所だと思います。

さて、8月にバス釣りを解禁して大成功を収めた奈良県の室生ダム。元々は釣り客の減少で赤字経営に陥り、とうとう鮎の放流さえも出来なくなってしまっていました。ここが大きく方針を変え、今後はヘラブナ、バス、そしてワカサギを3本柱として立て直そうということになったのです。

8月に解禁したバスに続き、11月22日にはワカサギ釣りも解禁となります。この日は室生ダムわかさぎオープンという大会を開催するそうです(岸釣りになります)。

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参加できる方は是非!

室生ダムでは10年ほど前から有志によるワカサギの放流が行われてきたそうで、そのワカサギが自然繁殖するまでに至ったのだそうです。今回の解禁イベントはその生息調査も兼ねているとの事です。

関西圏の新しいワカサギ釣り場として定着することを強く願っています。

結局、良い釣り場というのは必ず誰か熱意のある人が取り組んでいるんだよなぁ。これまで室生ダムの漁協は赤字経営だったということですが、今後はきっと良いフィールドになると思います。

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