SSブログ

オンラインフィッシングショーに思う [物申す!]

非常に残念なことではありますが2021年のフィッシングショーは軒並み中止となっています。但し、横浜(釣りフェスティバル)はオンラインでの開催が決まっており、その概要もほぼ決まった状況です。同様にフィッシングショーOSAKAもオンラインでの開催を検討されています。

そしてフィッシングショーの開催が中止になったことを受けてか、複数の出版社からもオンラインフィッシングショーを開催するとの案内がありました。最近は紙媒体に加えてWEBにも力を入れている出版社が多いですからね。確かに新製品情報は集客力のあるコンテンツです。

200119-1.jpg

日本各地で開催されるフィッシングショー。関東の人だったら横浜(釣りフェスティバル)に行くでしょうし、中部の人は名古屋(キープキャスト)、関西だったら大阪(フィッシングショーOSAKA)、九州だったら福岡(西日本つり博)というように、最寄りのフィッシングショーに行くことを考えるでしょう。全国各地に釣り人がおり、その要望に応えるためにも各地でフィッシングショーが開催されることには大きな意義があります。

でも、オンラインで開催されるとなるとどうでしょうか。
あちこちで開催する意味、あります?

皆が欲しがっているのはいち早い新製品情報ですから真っ先に開催するオンラインショーにアクセスが集中するのは目に見えています。その後に別のオンラインショーが開催されたとしても既に同じ新製品に関する情報は出回っている。よっぽど暇だったら軽く見るくらいはするかもしれませんが、きっと既視感を感じることでしょう。満足度という点では低いものとなってしまう可能性が高い。

オンラインフィッシングショーで成功を収めるのは、一番最初にそれを実施するところです。少なくとも各社の新製品情報という面からすれば、2番手以降はその必要性がありません。

ちなみに某運営事務局からは、オンラインショーの実施予定日までは新製品情報の露出やカタログの配布は控えて欲しいという依頼も来ています。でも、某出版社のオンラインフィッシングショーはそれよりも早い日程で組まれています。こちらに参加するとなると某運営事務局からの依頼には沿えないという事になる。

う~む、困ったなぁ。おまけにオンラインといえど、それぞれ出展料が掛かりますからね。

不測の事態による不本意なオンラインショーの実施となってしまいましたが、オンラインショーであれば業界全体で1つあればいい。アッチもコッチもやらないでいいです。同じ情報が散らばるだけですから。

ただ、オンラインならではの良さや面白さというものもあるかもしれない。バスプロのトークショーなんて、人混みの中で汗だくになって聞かずとも部屋でくつろぎながら聞く方がいいでしょう。質問なども自宅のPCからリアルタイムに送れたりしたら面白いのでは。

カタログ集めだったら、出展メーカーのリストにチェックを入れてフォームを事務局に送信すれば指定したメーカーのカタログがまとめて自宅に届くといったサービスがあったらラクだろうなぁ。

自分はやはりロッドの調子は実物を曲げて見てもらいたいと思うし、リールなども実物を手にしてみるべきだと思っています。それに年に1度くらい、メーカーのスタッフやサポートプロの人と直接話ができる場があるべきだとも考えていますのでショー関係は現場型の展示イベントであって欲しいという気持ちが強いです。

でもオンラインならではの良さもきっとある。アイデア次第ではオンライン開催のメリットはもっと引き出せるのかもしれない。両者ともにメリットがあるとなったら、現場型のショーとオンラインの併催だっていいわけですからね。

いずれにせよ2021年のフィッシングショーはオンライン開催です。これが終わった時、釣り人からも出展メーカーからも「オンライン、むしろ良かったじゃない」という感想が出る結果になればいいなと思っています。

gill-spiny2.jpg
nice!(3)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー