SSブログ

レボSX4カスタム [リール]

ようやく各パーツが揃ったのでレボ4SXのカスタムに着手しました。自分にはフィーリングが合わなかったインフィニブレーキを廃して強化型マグネットブレーキ(マグトラックスⅢ)仕様に変更する内容になっています。今回は一気に3台をカスタムしました。

200830-1.jpg

同じリールを使っている人はとても少数だと思いますし、その中でカスタムしようと思っている人はさらに限られていますので、以下は非常にニッチな記事となります。この先を読み進める人は少ないでしょう(苦笑)。

インフィニブレーキの遠心ブレーキを取っ払えばマグネットブレーキになるのでは?と言われそうですが、この状態のマグネットブレーキというのがまるで弱い。ですので今回マグネットブレーキは強化を兼ねて丸々入れ替えることにしました。スプールはレスポンスアップを目的にセミシャロースプールを換装しました。

【用意したもの(右ハンドルも左ハンドルも同じです)】

・レボ用33mmセミシャロースプール
・マグトラックスⅢ用マグネットホルダー:1452787
・マグネットプレート:1452788,1453268
・ネオジム磁石:5mm径1.5mm厚 5個
・ネオジム磁石:5mm径3mm厚 5個

【AMO製 レボ用33mmシャロースプール】

日本のサードパーティー製にはレボ4SX系(ELITE 7/6IB)にマッチする33mmのシャロースプール、セミシャロースプールは存在しません。32mm径スプールのレボ(LTX-BF8、ALC、LT7等)は様々な選択肢があるのですが、33mm径スプールのレボは日本では冷遇されているのです(涙)。

200830-2.jpg

今回は中国メーカーのAMO製を取り寄せました。価格は¥5,385。送料は無料でした。純正スプールでも¥5,500+税なのでそれよりも安いです。注文してから12日で到着。

AMO製でSXに合うとされるスプールには6種類ありますので選ぶ際には注意が必要です。

200830-3.jpg
200830-4.jpg

深さは2.5mm、3.5mm、5.0mmの3種類があり、スプールの側面プレートが平型と立体型の2種類があります。

200830-5.jpg
200830-6.jpg

平型はマグトラックス用、立体型はインフィニブレーキのマグネットブレーキを流用するためのものです。自重は8.5~11.4g(ピンとベアリング込み)と、いずれもSXの標準スプール(約20g)と比べると圧倒的な軽さ。

なお、自分は主に巻物用途、ブレーキ総入れ替えということで今回は5.0mm深のマグトラックス用を選びました。自重は9.57gです。

【マグネットホルダー】

200830-7.jpg

マグトラックスⅢ用マグネットホルダー:1452787/¥300

このパーツは元々はレボ4ビッグシューターコンパクト8やレボXシリーズで使われているものです。

200830-8.jpg

インフィニブレーキ用のマグネットホルダーとマグトラックスⅢ用のマグネットホルダーは脚の長さが違います。

200830-9.jpg

また、装着できるネオジム磁石の数もマグトラックスⅢ用のマグネットホルダーの方が多くなっています(最大で3mm×5個+1.5mm×5個を装着可)。ですので、マグトラックスⅢ用のマグネットホルダーを用いた方がより強いブレーキ力が得られるというわけです。

【マグネットプレート】

200830-10.jpg

1452788/¥200、1453268/¥200

マグネットプレートというのはマグネットホルダーにネオジム磁石を装着するための鉄板です。

200830-11.jpg

マグトラックスⅢ用マグネットホルダー(1452787)には2枚のプレートが必要になります。1452788(写真右側)は取り寄せ必須。

200830-12.jpg

一方、1453268に関してはレボSX4にも付いているパーツですのでそちらを流用することも可。但し、1453268はSX4のマグネットホルダーに接着されていますのでこれを剥がすのには難儀します(カッターの刃を入れて浮かす)。私はSX4のパーツを流用しましたが、¥200ですのでパーツを取り寄せてしまうのが手っ取り早いです。

【ネオジム磁石】

200830-13.jpg

5mm径3mm厚×5個、5mm径1.5mm厚×5個

元々SX4に装着されているネオジム磁石は5mm径2mm厚×5個です。これを流用出来なくもないのですが、マグトラックス用マグネットホルダーに装着するには少しばかり厚みが不足しますので自分は総入れ替えとしました。

ピュアフィッシングさんから取り寄せたりホームセンターなどで購入することも可能ですが、私はマグファインという通販で購入しました。

200830-14.jpg

また、5mm径×3mm厚のネオジム磁石に関しては100円ショップのダイソーでピン型マグネット(写真の物)を買ってきて磁石のみを取り出すことで格安で入手できます(私もネット上で得た情報でしたが、これに気付いた人は凄い)。

【組み立て】

長くなるので省略(笑)。

完成!

200830-15.jpg
200830-16.jpg

【試投】

軽く投げてみた感じではスプールの立ち上がりが速く、それでいてしっかりとブレーキが掛かっているように思えます。元々のSX4からまるで違うフィーリングのリールに生まれ変わりました。現状はマグネットをフルに装着しているのですが、ブレーキの効きがかなり強いのでここからマグネットを減らしていくかもしれません。

どうにもイマイチだな~と感じていたリールが、かなり快適なリールに生まれ変わりました。元々SX自体も高いモデルではありませんので(購入額¥12,900)トータルでも¥20,000程度で仕上がっています。レボのインフィニブレーキがどうにもしっくり来ないと感じている人は思い切ってマグトラックスⅢ仕様にしてみるといいかもしれませんよ。

ここまで読み切った人、いるのかな?

gill-sinkspider.jpg
nice!(2)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

8/29 今日のご近所 [釣行記]

暑さに弱い自分は現在シーズンオフの日々を過ごしています。炎天下ではおそらく1時間も持たない。

それでもやっぱり魚を釣りたいので、この時期はもっぱら近所のドブ川で早朝のシーバス狙い。まぁ、ノリとしては散歩やジョギングのような感覚で楽しんでいます。

今シーズンも時々試していたのですが、今年はどういうわけか自分の狙っている場所にあまり魚がいないのです。ベイトであるイナっ子も少ないのでシーバスも少ないようです。魚の気配を感じないので少し足が遠のいていました。

200829-1.jpg

本日はようやく40cmくらいのセイゴをキャッチ。ここぞというスポットでマーズさんのR32をリフト&フォールさせていたらグッ!という重みが。根掛かりする場所ではないので鬼アワセを入れてそのままゴボー抜き(笑)。ようやく釣れてくれました。写真では魚の下にネットを敷いていますが、ランディングではネットは使っていません。

但しそれ以外はまるで魚の気配なし。並行してテスト中のルアーのスイムチェックを行ったりもしましたが、今朝は風もなく物凄い暑さで汗だくに。耐えられず6時過ぎには撤収しました。

早朝だというのに今朝は本当に暑かったです。帰宅後のシャワーが気持ちいいといったらありません。

gill-tentacrawler.jpg
nice!(2)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

ザ・キープキャスト2021 開催中止 [イベント]

やっぱりか、というのが正直な感想ですが、2021年3月6日~7日に開催が予定されていたザ・キープキャスト2021の開催中止が正式にアナウンスされました。キープキャストは2年連続の開催中止という事になります。

170219-2.jpg

170219-1.jpg

170219-3.jpg

残念という気持ちは勿論あります。ですがホッとする気持ちもあります。未だに新型コロナウイルスの感染状況が落ち着かない中でのイベントというのはやはり怖いです。まぁ、自分は現在担当を外れているのでキープキャストが開催されていたとしても現地に出向いていた可能性は低いですが、それでも業界内に感染者が出てしまうというのは怖いことです。どこでどう拡がるかわからないですから。

当面、釣り関連の大きなイベントは開催できない状況が続くでしょう。ただ、代替策としてオンラインでのフィッシングショーを行うという話もあります。まだ具体的には何も聞いていないので何とも言えませんが、もしかしたら良い結果が得られるかもしれない。これまでのイベントのあり方を今一度見直してみるきっかけになるかもしれません。

コロナ禍を機に、リモートワークなども一気に進みました(自分の職場は無縁でしたが)。悪いことばかりではないと前向きに捉えたいものです。

gill-mossa.jpg
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

奈良県室生ダム、バス釣り解禁! [物申す!]

千葉県房総半島にあるリザーバーでは、2016年に豊英湖、2017年に三島湖と戸面原ダムにおいてバスアングラーにもレンタルボートの貸し出しが解禁になりました。上記3湖は元々ヘラブナ釣りのメッカとして有名な湖でした。

ヘラブナ釣りだけで充分に地元が潤っていたならばレンタルボートでのバス釣りを解禁にする必要はなかったでしょう。しかしヘラブナ釣り愛好家の高齢化に伴い、これらの湖にくる愛好家の人数も減っていきました。ボート店の経営は苦しくなり、ヘラブナの放流量確保も難しくなってきた。

言葉は良くないかもしれませんが、背に腹は代えられない状況でバス釣りを解禁にしたというのが本音だろうと思います。

そして今では上記の湖ではバス釣り客で賑わうようになり、ボート店の経営も上向くようになりました。ボート屋さんが廃業してしまったら結果としてヘラブナ釣りも出来なくなってしまうわけですから、ヘラブナ釣り師の人もそうした意味では一安心といったところです。何より「バス釣りを解禁して良かった」私が知る限りのボート屋さんは皆さんそうおっしゃっています。

世間では依然として害魚論が浸透しておりバスのイメージは悪いままです。ですが現場レベルでは相変わらずバスの資源としての有効性が高く評価されています。バスによって生活が出来ている人が数多くいます。

千葉のみならず、奈良県でもバスの資源としての価値は高い評価を得ています。池原ダム、七色ダムの地元がバス釣り人を歓迎してくれているのはご存知の通りです。

そして今回、奈良県の室生ダムでバス釣りが解禁になりました(但しボート釣りは出来ません。岸釣りのみのフィールドとなります)。元々はヘラブナ釣りが主体で、リール釣りは禁止されていました。

室生ダムの湛水面積は105.0 ha.です。近隣の津風呂湖は150.0 ha.なのでそれには及びませんが、千葉県の三島湖(72 ha.)よりは全然広い。釣り場としてのキャパシティは十分あると言えるでしょう。

ヘラブナ釣りの衰退のみならず、アユ釣りの衰退も愛好家の高齢化により顕著です。室生ダムを管轄する宇陀川漁協では、赤字のために今年からアユの放流を断念しました。
もはや内水面はヘラブナ、アユだけに頼っていては先細りで廃れてしまう時代に入りつつあります。その打開策として、室生ダムではヘラブナ、ワカサギ、バスを3本柱として立て直すという方向に転換したのだそうです。

200826-1.jpg

オープニングイベントも盛況だったようです。50cmオーバーが3尾、40cmオーバーに至っては19人もの人がキャッチしたとか。18年ぶりにバス釣りが解禁されたということもあって、かなりのポテンシャルですね。

秋にはワカサギ釣りのイベントも予定されています。室生ダムでは利用者協議会が設立され、マナーの向上などを働きかけていくそうです。室生ダムでバス釣りを楽しまれる方は、ルールとマナーの順守をお願いいたします。

日本には「リール釣り禁止」「ルアー釣り禁止」といった湖が各地にあります。地域によっても状況は異なるでしょうが、利用者が下降線を辿るのは目に見えているところが多いと思います。
温水域のダム湖に関して言えば、内水面の将来を担うキーとなる魚は、間違いなく「オオクチバス」と「ワカサギ」です。時代に即して柔軟に対応していけるかどうか、漁協やボート店の未来はそこにかかっています。

otsuka-nezakanataisho.jpg
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

ウィッギー [スミスルアー]

その昔、自分はミスティーが大好きでした。その当時、印旛水系のパラアシではかなり良く釣れたルアーでした。

その後、JBのトーナメントに参加するようになり、北浦や琵琶湖で釣りをする機会が増えると3/4ozクラスのバイブレーションを多用するようになりました。具体的に言うとTDバイブレーション、そして当時はとても安く入手できたラパラのラトリンラップでした。
スピーディーにリトリーブしても浮き上がらず1.5~2mレンジを引けることが最重要。そして泳ぎの質でも差が出ました。ラトルトラップではアクションがタイト過ぎました。No.1はダントツでTDバイブレーションでした。

200824-1.jpg

そしてその頃、スミスでもミスティーの後継モデル?であるウィッギーが発売となりました。これもミスティー同様に、故・羽鳥静夫さんのデザインです。
ウェイトは18g。まさに求めていたドンピシャのウェイト。コレってミスティーのヘビーウェイト版なのかな?大きくテールダウンする独特の形状はミスティーに通じるものがありました。

これはファーストリトリーブでもレンジキープ出来るミスティーなのか?だとしたら相当使えるはず。そんな期待を込めてフィールドに持ち込んだウィッギーでしたが・・・

その泳ぎはミスティーとは似ても似つかないものでした。かといってTDバイブとは勿論違う。

何というか・・・デロンデロン泳いでくるのです。リトリーブスピードを上げればもっと激しく泳ぐのかと思いきや、やっぱりデロンデロンと泳いでくる。ちっとも泳ぎにキレがない。
試しに、TDバイブでバンバン釣れる状況下でウィッギーを投入。するといきなりバイトが途絶えました。そうだよね、こんな動きじゃ喰わないよね(汗)

そんな状態でしたのでウィッギーは早々にスタメンから外れてしまい、その後は陽の目を見ることはありませんでした。一応は釣ったこともありますが好んで投げたくなるルアーではありませんでした。
でもそれは私自身がウィッギーをバイブレーションプラグとして評価していたからかもしれません。国内外問わず、ウィッギーで好釣果を上げている人は確かにいたのです。

その後、ウィッギーに高評価を下している人の話を伺ったところ、ボトムのハンプ周りをリフト&フォールで釣っているというではないですか。その話を聞いて思わずハッとしました。ウィッギーを着底させてみると、自分が見落としていた特性がありました。

200824-2.jpg

ボトムで立ってる。コレだったのか・・・

とはいえ、発売当時に会社内でもそのような特性を担当者から聞いたこともありませんでした。おそらく担当者でさえ気が付いていなかったのではないかと。

というか、羽鳥さん、とてもボトムのリフト&フォールなんて釣りをするはずなんてないですし、そんな釣り方を意識してルアーのデザインをしたとも考えにくいですが・・・でもわからないですね、羽鳥さんは天才でしたから。

gill-bandocraw.jpg
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

バッカン馬鹿 [自社製品]

またバッカンを買ってしまった。

200823-1.jpg

もう6個目になります。しかも今回は何故かヘドンにしました。それにしても、6個もバッカンを持っている釣り人っているんだろうか。そんなバッカン馬鹿は自分位なのではないだろうか・・・。

・バスボート用
・レンタルボート用
・ボートシーバス用
・メバル&カサゴ用
・ロックフィッシュ用

これだけ分類してあると釣りに行く際の準備が非常にラクです。間違えることはないとは思いつつも、6個全て違う色のバッカンを使うようにしています。既に手持ちの色と被らないことを優先させた結果、今回は白地のヘドンとなりました。

新たに加えるのはレンタルボートでのリチウムバッテリー用となります。今まではボートシーバス用のバッカンの中身を一度出して釣行のたびにバッテリーと入れ替えていたのですが、やはり面倒なのでバッテリー専用に1個用意することにしたのです。

立場的に、本当はこれは言わない方がいいのですが、バッテリーやカメラなどを入れっぱなしにするバッカンは黒は止めておいた方がいいと思います。炎天下だとバッカンの中までかなり高温になるためです。白いバッカンと黒いバッカン、比べてみると全然違いますから。

でも一番売れるのは黒なんですよねぇ。自分も持っていますし、確かに見た目はいいんですけど。

200823-2.jpg

このバッカンは既に廃盤になっているタイプなのですが、今後はコイツにリチウムバッテリーを入れようと思っています。蓋もグレーなので、炎天下での温度上昇も黒よりは抑えられるはずですので。

部屋がバッカンで溢れている(汗)。一段と部屋の中が狭くなった気がするなぁ。

gill-corot.jpg
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

インフィニブレーキ [リール]

小学生の頃に、父親がシマノのバンタム100EXというベイトリールを買ってくれました。これが自分が初めて使ったベイトリールであり、唯一の日本メーカー製ベイトリールとなりました。「いつかはABUを使う釣り人になりたい」という子供の頃の強い願望は、憧れだったアンバサダー5000Cを買ったのを皮切りとして今でもアブ以外のベイトリールを使いたいという気持ちは全く生まれません。

自分はリールの買い替えが激しい方ではありません。納得したものを買い、それを長年使う事が多い。

200822-1.jpg

そんなアブ歴が長い自分ですが、遅ればせながら2年前に初めて使ったのがインフィニブレーキのリール(レボ4SX)です。要は遠心ブレーキとマグネットのツインブレーキ。最近のアブのリールにはこのインフィニブレーキを採用している機種が多い。

自分の好みとしては、ピッチングには遠心ブレーキ、フルキャストにはマグネットブレーキです。そしてインフィニブレーキはフロッグ用にいいんじゃないかという期待を抱いていました。ひたすら続くアシに対してはフロッグをピッチングで撃ち込んでいく。これには遠心ブレーキが自分の理想。でも時折、ヘラ台やオーバーハング下などにはスキッピングで撃ち込みたい時がある。これはマグネットでないと無理。1台でそのどちらにも対応できるリールはないか?と考えた時にインフィニブレーキを試してみようと考えたのです。上手くブレーキ特性を切り替えられるのではないかと。

ですが、この試みは失敗でした。自分自身がインフィニブレーキの特性を誤解していたことに気付くのはさほど時間はかかりませんでした。

200822-2.jpg
200822-3.jpg

インフィニブレーキに採用されている遠心ブレーキはIVCB系とは全くの別物で、その効きがとにかく強過ぎる。任意で最大6箇所のピンが飛び出る仕組みになっているのですが、これを2箇所ONにするだけでもブレーキが効きすぎて飛距離が出ない。1箇所ONでもまだ強いくらいです。これでスキッピングを行うとラインリリース直後に急ブレーキが掛かって「つんのめる」現象が起きてしまい、その後にルアーが到達地点まで伸びていかない。これは駄目だと思いました。

使い勝手のいいセッティングをあれこれと試行錯誤していった結果、結局は遠心ブレーキのコマを6箇所全てOFFにしていました。但し、インフィニブレーキのマグネットブレーキは単体での効きが弱いので、ブレーキダイヤルをMAXにしてやっとどうにかスキッピング出来るというレベルでした。それでもうっかり力んでしまうとバックラッシュを起こす。ちっとも快適じゃない。

自分の技量にも問題がなかったとは言いませんが、インフィニブレーキのリールでフロッグをスキッピングさせるという用途に関しては、完全に「不向き」という結論に達しました。

**********

一方、巻物用のグラスコンポジットロッドにもインフィニブレーキのリールを試してみました。

190706-2.jpg

こちらもあれこれとブレーキセッティングを試していった結果、遠心ブレーキのコマは1個のみONというのを標準にして、向かい風の強い時、或いはバズベイトなど風の抵抗を受けやすいルアーを投げる際にのみコマ2個をON。それらに加えてマグネットブレーキで調整を行うというスタイルが最良であるという結論に至りました。これがバッチリ決まるとノーサミングですらバックラッシュを起こすことがなく、非常にトラブルレスなブレーキシステムだと感じられたのです。

特に飛行中の姿勢を崩してしまいやすいバズベイトは姿勢を正した状態で飛ばしやすく、その重さゆえにラインリリース直後にロケット発射となって方向のコントロールが付けにくいスイムベイトなども滑らかなコントロールが可能でした。こうした用途において、インフィニブレーキならではの良さがあることを実感しました。

**********

でも何かが足りない。それはルアーが無抵抗で飛んでいく際の気持ち良さだと思いました。

インフィニブレーキのリールでキャストすると、ウゥーンという低い音がリールから聞こえてきます。それだけインフィニブレーキによって回転が制御されていることの表れです。確かにトラブルは極めて少ない。

自分は一時期、アブのライトフリッピングというリールのブレーキを全て取っ払って使っていたことがありました。指でスプールを弾けば40秒以上も回り続けている、そんなリールでした。だからちょっと気を抜くだけでバックラッシュもする。けれども抵抗なく飛んでいくルアー、何の抵抗もなくフリーフォールしていくラバージグ、そのリールでないと味わえない感覚は確かにあったし、とても心地良かったのです。

さすがにそれは極端すぎるので止めましたが、多少のバックラッシュのリスクがあったとしても自分はそうしたリールの方が好きなんだと。過剰過ぎる制動力のインフィニブレーキは自分には合っていないということもわかりました。

**********

リールの機種を入れ替えるのは簡単なことですが、それでは自分が求めているリールはどれなんだ?と考えた時に該当する機種が思い当たりませんでした。スペック的にはLV7が合っていると思うのですが、用途を考えるとサイズ感が少し小さいと感じてしまう。また、ブレーキ機構以外の点においてはレボ4SXはやはり理想的。ショートシャフトスプールとブラスギアは自分には必須条件なのです。

ということで、レボ4SXをカスタムしてみることにしました。外観的なカスタムではなく、自分用のフィーリングを具現化するためのカスタム。スプールをはじめ、各部のパーツをそれぞれ世界中から取り寄せ中。上手く完成したら替えの効かないリールになること間違いなし。

早く各パーツが揃わないかなぁと心待ちにしているところです。

gill-spiny2.jpg
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

ボーマー ポップンシュリンプ [プラドコ]

昔は聞いたことがなかったのですが、霞ヶ浦水系でエビボイルパターンという言葉を近年耳にするようになりました。エビだったら霞水系には昔からいたでしょうに、なぜなのでしょうね?

確かにボートで護岸沿いを流していくと、時折エビがピッピッと逃げていき、その後をバスが追いかけている光景に出くわすことがあります。護岸の上に人の気配があるとそのような光景は見られないので案外岸釣りの人は目にすることが少ないかもしれません。

200818-1.jpg

そんな折、三原直之プロが昨年の霞ヶ浦水系のトーナメントで使ったというヘドンのポップンイメージJr.。エビボイルにはこれが効くのだとか?!やっとこのルアーの良さに気付く人が出始めたのかな・・・と思ったら今年になって生産中止(苦笑)。何とも勿体ないタイミング。
でも実は自分もあまり使わないルアーでした。BACカラー、入手できるうちにと思って買ってしまいましたよ。

ただ、ポップンイメージJr.はシルエット的には全然エビっぽくはありません。

200818-2.jpg

こっちの方がいいんじゃない?と思って入手したのがボーマーのポップンシュリンプ。サイズ的には大きいけれど、何よりエビを模したシルエットはまさしくドンピシャ。

200818-4.jpg

発売されたのは確か2005年頃。当時はあまりピンと来るものがなく購入には至りませんでした。現在では廃盤となっているのですが、幸いにもまだ店頭に残っていたので入手してみました。

期待を込めて常陸利根川の護岸に向かってキャスト。あっ、コレって水平浮きだったのね(汗)。勝手に垂直浮きをイメージしていました。
軽くショートジャークを連続で入れてみます。左右に首を振るかと思いきや、全然振らない。ほぼ真っ直ぐ手前に寄ってきますね、う~む。もしやI字系なのかコレは(苦笑)。

5投ほどで投げるのを止めてボックスに戻しました。

200818-3.jpg

口元はポッパーですからポップ音や泡は出せます。ただ、とにかく航跡が直線的なルアーです。その場で左右に首振りさせて、というルアーではないようです。この直線的な動きがいいという人もいるのかもしれませんが、どうなんだろう。

ボーマーのポップンシュリンプ、持っている人が少ないためか、人に見られると「何ですかソレ?」と言われることの多いルアーです。でもたまにノリーズさんの製品と間違われます(笑)。発売時期はこちらの方が早いと思うのですが、こちらの方がマイナールアーになってしまいましたね。

gill-bf.jpg
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

ソナー新色 [ヘドン]

ちょっと時期外れではありますがヘドン・ソナーの新色を紹介します。

CBS
200817-1.jpg

LLS
200817-2.jpg

LPS
200817-3.jpg

PBS
200817-4.jpg

PL
200817-5.jpg

ソナーにはX0433という1/2ozモデルとX0431という1/4ozモデルがあります。上記のカラーはその両サイズに追加となります。

最近はPRADCOのカラーデザイナーも随分路線変更してくるようになりました。旧態依然のヘドンらしさとはかけ離れてきましたが、自分は新鮮さが感じられていいと思います。PBSは日本の女子高生釣りギャルがデザインしました!と言っても違和感がないくらいの斬新な色使いです(ウソですからね、念の為)。

ヘドンのソナーは日本では2回ほどブームが訪れたことがあります。
1度目は、ズイール社の柏木さんが真冬の亀山ダムでソナーを使い、50cmオーバーを釣っていたことをTACKLE BOX誌で紹介したこと。これが現在のメタルバイブの釣りの先駆けとなりました。もっとも、その際のタックルはアブの5000番のリールに20lbラインでソナーを使うというものでしたから、現代のタックルとは雲泥の差がありました。

2回目は加古川のローカルテクニックとしてメタルバイブを遠投して使うというメソッドが定着した際の事です。実はこの釣り方の本当の火付け役はコーモラン社のコーモソナーでした。消耗の激しい釣りだったためか、安いルアーを遠投して巻いて使うというのが根底にあったようです。

自分はソナーに関しては後者の釣りの方が向いていると思います。ディープのバーチカル気味の釣りではなく、遠投して速巻きの釣り向きという事です。前者の釣りはリトルマックスやゲイブレードといった体高のあるタイプのメタルバイブの方がいいと思います。

後者の釣り方はバスではあまり聞かなくなってしまいましたが、シーバス釣りのメタルバイブの釣りがまさしくこれ。思いっきり投げて素早く深い場所まで落とせて、高速巻きでも泳ぎが破綻しない。
海で使うには少し役不足ですが、1/2ozのソナーは中規模河川などではソルト用の重いメタルバイブよりもむしろ使い勝手が良かったりします。フックだけは交換しないと駄目ですけれど。

gill-sinkspider.jpg
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

8月上旬 イモッシュで狙う若狭湾のロックフィッシュ [釣果報告]

ライトゲームYoutuber M野さんからの釣果報告が届きました。内容はイモッシュを使った若狭湾のロックフィッシュゲーム。「イモッシュ」って何ぞや?!という話になるのですが、これはイモグラブのジグヘッドリグをダートさせて使う釣り方のようでポッキン(辻本ナツ雄)さんが生み出した釣り方だったと思います。

当然のことながら、イモグラブはダートさせるための形状はしていません。そもそもジグヘッドリグで使う事なんて想定していませんし。デザインしたの、私ですから。

でもですねぇ~釣れているんだなぁこれが(汗)。動画もあるのですけど、M野さんが説明している間にも釣れちゃう。凄いペースで釣れています。

この度は瀬戸内海方面で人気爆発中の釣り方、イモッシュ:イモグラブのダート・ワインド釣法でアコウやガシラが釣れましたので報告させていただきます。

今回のフィールドは福井県・若狭湾の小磯です。

イモグラブ50にダート系ジグヘッド5gをセットして、ボトムを取った後に、エギングのような感じで2~3回シャクります。

そして、いきなり第一投目のフォール中にバイトが!

200815-1.jpg

お馴染みのガシラです。

その後もガシラが釣れ続き、時には、ダートさせる前に釣れるなど、絶好調です!

200815-2.jpg
200815-3.jpg

そして、そろそろ帰ろうとしたとき、待望のアコウも釣れました!

200815-4.jpg

ワインド釣法でアコウが釣れるのは有名な話ですし、私もやったことがあるのですがイモッシュはダートさせて釣れるのはもちろん、ボトムに放置していても釣れるという本当にトップレベルに釣れる方法だと確信出来ました。

この度はイモグラブ50のおかげで楽しい釣りができました。
ありがとうございます!

【当日の模様はこちら】


自分もテナガホッグでアイナメやソイを釣ったことがあります。ただ、高比重ソルトインマテリアルであるゲーリー素材が海でどうなのかというと、バスほどはその優位性は感じないというのが正直なところです。塩水ではソルトインのメリットはあまりないのかなと思いました。
またゲーリーヤマモト社にはソルトウォーターシリーズというラインナップがありました。SWグラブ、SWイカ、SWファットイカといったラインナップだったのですが、これらはノンソルトマテリアルになっています。つまりゲーリーヤマモト社の見解としても、海での使用においてはソルトインマテリアルは不要ということです。

でも、ここのところの海におけるイモグラブの快進撃を見せつけられると、改めて検証しないといけないな~と感じました。

gill-tentacrawler.jpg
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー