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7/31 今日の三島湖 [釣行記]

自分は釣りが仕事なのですが、それでも春先の緊急事態宣言やら不要不急の越県移動などは控えていました。これは釣り業界の関係者はほとんど同じ対応をされてきたのではないかと思います。

その影響で、私の場合は開発中の製品のフィールドテストが大きく遅れる羽目になってしまいました。大雨にもテストの邪魔をされてしまいました。そうこうしているうちに別件の新製品サンプルも到着。

ここにきて全国的にコロナウイルスの新規感染者数が増えていますがとりわけ一都三県は多い。もしかしたらまた不要不急の越県移動は自粛となるかもしれない。行ける時に行っておかなくちゃ!ということで3つのルアーのフィールドテストを三島湖で行ってきました。

1つは来年に発売予定のパフォーマンスベイトの新製品というか、追加サイズです。かなりフィネスなスタイル。そして残り2つは私の要望でBiwaaに試作を依頼したスイムベイト。かなりストロングなスタイル。硬いロッドでスイムベイトをブン投げて、そうかと思えば小さいワームをPE0.4号で投げているという(汗)何とも両極端なテストでした。

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ワームの方は岸際に落とすとブルーギルが群れで襲ってくる(汗)。小バスとブルーギルが無限に釣れる勢いでした。濁りが強くサイトフィッシングには不向きでしたが見えた魚は100%100中で喰わせられました。何種類かのフックと組み合わせてみて、フッキング率なども確認してきました。

スイムベイトの方はチャンスはありましたがキャッチまでには至らず。ですが想像以上に良いものが仕上がってきていますので引き続きテストをしていこうと思っています。

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息抜きにバンドゥクローのカバー撃ちでレギュラーサイズをキャッチ。カバー撃ちはまずまずバイト数がありました。テストメインでなかったらカバーをひたすら撃ちまくりたかった・・・

今日は平日でしたが浮いているボートの数にびっくりしました。豊英筋の川筋などは見えている範囲だけで5~6艇は浮いていてあまりの人の多さに断念しました。ハイシーズンの週末って相当な混雑ぶりなのでしょうね。

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モデルAで印旛バス [釣果報告]

今回はRinさんより届きました釣果報告を紹介します。

7月24日に印旛水系でキャッチした40cmとのことです。ヒットルアーはボーマーのモデルA(04A)

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曇りのため、ミノー、スピナーテールバンゴーなど投げましたが反応なし。
バスが深いところにいるかと思い、少し深く潜る4Aをセレクト、何投かした後、ゴンッと激しいバイトがあり、投稿のバスが釣れました。

ローライトコンディションだとシャローでヒットしそうだと思いますよね。でもここのところ長雨の影響で水温が思ったよりも低いのか、魚のレンジがさほど浅くもない気がします。Rinさんは水面付近で出ないとなった後にすかさずレンジを下げるルアーを投げるあたりはさすがです。

RinさんのヒットルアーでもあるモデルAの04Aは本当にいいクランクベイトだと思います。自分の場合は箱買いしていて、霞水系をボートで攻める場合にはボックス内に4~5個は入れています。04Aは泳ぎのレスポンスが速いし、ウォブリングとローリングの幅も丁度いい。
現行のモデルAシリーズの中で04Aだけ例外的に鉛のウエイトボールが入っているんです。振ってみればコトコト系のラトルサウンドなのでわかります。スチールボールではこの04Aの泳ぎはおそらく再現できないと思うんですよね。1.5~1.8m程度の水深を引くクランクでは確実に5本の指に入る出来だと思っています。

皆様からのスミスルアーでの釣果報告をお待ちしております。 釣果報告はこちらから。よろしくお願いいたします。

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メイホー マルチケース [他社製品]

シャッドテールワーム、Vテールのワーム。そしてシリコン素材のテールが付いているスイムベイト。これらのものは曲がり癖が付きやすく収納には気を使います。

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基本的には購入時のパッケージにそのまま収納しておくのがベスト。ワームであればチャック袋+トレー。スイムベイトであればボックス+トレーです。ですが、それだといざという時にすぐ取り出せないという欠点があります。

そこで自分はすぐに使用が想定される最小限のみを小型のケースに入れています。これにはMEIHOさんの仕切り無しタイプの小型ケース(マルチケース)がとても使い勝手がいいです。仕切りのないケースは隅々まで洗浄しやすく砂埃などが溜まらない点も気に入っています。

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これは雑誌の付録に付いていたもの。マルチケースのMサイズ。グリスシャッド5.5インチを2~3本収納しています。グリスシャッドには専用フェザーフックをリギング済。
専用フェザーフックのリギングを現地でやろうとするとなかなか難しい。丁寧に、真っ直ぐ刺そうと思ったら自宅で集中しながら作業した方がいいです。刺した後は瞬間接着剤を部分的に垂らしておけばズレにくくもなります。そこまでの作業となると現場ではなく事前にやっておきたいところです。

使用後(帰宅後)はフェザーの水を切るようにはしていますが基本的にはフックを付けっぱなしです。グリスシャッドはノンソルトなので、水気さえ切っておけば短期間で大きく錆びることはありません。

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これはマルチケースSサイズ。小型のスイムベイトを数本収納。BiwaaのSトラウト5.5インチまで収納できます。

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これも同様にマルチケースSサイズ。艶魚、フラッシュトリックス、レインボーシャッド、スーパーシャッドテール、フィンズシャッドなどをランダムに入れています。あくまで色移りしないカラー限定になります。
目一杯入れないのが大事です。ギュウギュウに入れてしまうとワーム自体に癖が付きやすくなります。あくまで実用に投じる最小限のみ入れてあります。フックを刺しっぱなしにしたものも数本混ざっています。

この手のケースは安価で入手できるということもありついつい追加で購入してしまう。でも幾つあっても困らないから不思議です。

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テナガホッグのスローフォールで外浪逆浦バス [釣果報告]

モジャ公さんより釣果報告をいただきました。どうもありがとうございます。
テナガホッグでの釣果だそうです。場所は外浪逆浦。

場所:外浪逆浦のドック周り
ルアー:テナガホッグ テキサスリグ3.5g

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この時期は自重があって軽いシンカーでもゆっくり落とせるテナガホッグは欠かせませんね
他にはカットテールで1尾、カラーはどちらもグリパン・ブルーラメでした

シンカーの軽さもさることながら、ラバー付きのシンカーを使用されていますのでかなりスローフォールを意識したセッティングになっています。スローフォールで喰うのならノーシンカーやスモラバという手もありますが、そうなるとスピニングかベイトフィネスということになります。

シンカーの軽さとラバーの抵抗でスローフォールさせるというならば自重のあるゲーリー素材と組ませることでリグ自体のウェイトは確保できます。こちらの方がタックルは選びませんし扱いやすいという利点があります。さすがのセッティングですね。

自分も24日に外浪逆浦で釣りをしたばかり。ちなみに自分は外浪逆浦では全然かすりもしませんでした(苦笑)。エリア的に良くなかったのかなと思いましたが、モジャ公さんのように釣る人は釣るので、腕の差なんでしょうね。

正直なところ、自分の周りも含めてここのところの霞ヶ浦水系の釣果が思わしくないんです。プロの人でもボウズだったり。長雨の影響という気がしないでもないですけれど。
かなりやる気が削がれていたのですが、こうして釣果を上げている人の話が入ってくると少しはテンションも上がってきますね。

皆様からのスミスルアーでの釣果報告をお待ちしております。 釣果報告はこちらから。よろしくお願いいたします。

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中国製リチウムバッテリーを考える・3 [その他]

私がアドバイザーの人に真っ先に言われた「リチウムバッテリーは間違ったものを購入してしまいやすいから気を付けろ」という言葉。リチウムバッテリーを知れば知るほどその言葉の重要性が理解できるようになっていきました。

まだまだリチウムバッテリーを選ぶにあたり、確認しておかなければならない箇所は複数存在するのです。

■ バッテリーの端子形状を要確認

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ボイジャーバッテリーの場合は本体からネジが出ています。ここに蝶ネジを回し込む。一方、リチウムバッテリーの場合はそのような仕様のものは見たことがありません。
リチウムバッテリーの端子の形状はおおよそ2種類に大別されます。そもそもこれは、以前にも記した汎用バッテリーボックスの仕様によるもの。

A.バッテリー端子にネジ穴が切ってあるもの

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端子の部分はネジ穴となっており、ここにボルトが付属しています。

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なお、販売店の写真ではギザギザのボルトが付いていましたが私の手元に到着したものは6角ボルトになっていました(汗)。製品自体の仕様変更によるものなのか、販売店が間違えたのかは不明。

B.バッテリー端子が金属製の凸であるもの

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車のバッテリーなどでは一般的な凸型端子ですが、エレキや電装品と接続するには別途ターミナルを用意して装着する必要があります。間違ってもバッテリーを買ってそのまま釣り場に持って行ってはいけません。現地で途方にくれますので。

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なお、バッテリーによってはアンダーソン風のワンタッチコネクターが付属しているものがあります。これを活用するのであれば端子部分には接続しっ放しになりますので端子はどのような形状でも構いませんが、私はこれを使わずにボルトで端子に接続するようにしました。同じように、端子に直接接続することを考えているのならば、端子はシンプルにネジ穴が切削してあるものが良いでしょう。

まぁ、どのタイプを買っても使えないという事はありませんが、購入するにあたってはボイジャーとは端子が違うという程度は知っておいた方がいいでしょう。

**********

中国からリチウムイオンバッテリーを購入すると充電器がセットになってきます。また、付属してくる充電器も極めてシンプルなもの。

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シュマッカーやACデルコのAD002といったディープサイクル用のバッテリーチャージャーを使ってきた人間からすると、充電器の簡素さに驚かされます。バッテリーの充電器というよりもむしろ携帯やデジカメの充電器に近いものがあります。

但し、実はここにも落とし穴があるのです。中国製リチウムバッテリーを間違えずに購入すること、これって本当に難しい(汗)。

■ 充電電流(A)は要確認

買うべきバッテリーのタイプは決まった!さぁ、ポチッと行こうか?いや、ちょっと待った!!充電器の仕様はちゃんと確認しましたか?
というのも、同じバッテリーでも付属の充電器のA数が異なることがあるのです。販売店側でセットにする充電器のAをそれぞれ決めているのかもしれません。

以下は全て12V100Aのリチウムバッテリーに付属する充電器に関する記載です。

まずはこちらの表の見方を記しておきます。

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Standard Charge Current というのは標準充電電流で、おおむねこれに合った充電器が付属されています。この表の場合は10Aの充電器が付属となっています。
Charge Time under Standard Charge Current というのは10Aの充電器で空の状態から満充電までに要する時間です。10時間と書かれていますね。つまり100Aのバッテリーを10Aで充電すると10時間、100÷10=10ということです。
ただ、1日の釣りを終えてもバッテリーが空ということはないでしょうから実際にはそこまで掛からないです。バッテリーの60%を使用したということであれば6時間という事になります。あくまで目安ですけれど。

こちらも同じバッテリー(12V/100A)なのですが違う販売店での充電器に関する記載内容となります。

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こちらは何と付属する充電器が3A。空の状態からフル充電まで30時間掛かると記載されています(計算上は33.3333時間が正しい)。仮にバッテリーを60%消費した段階から充電をしたとしても20時間掛かることになります。それはさすがに充電時間が掛かり過ぎ(汗)。一晩で充電出来ないというのは釣り用途としては問題でしょう。

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場合によっては5Aや6Aの充電器が付属している場合もあります。充電電流が低いほど充電に時間が掛かってしまいますので避けた方が賢明です。10A以上の充電器がセットになっているものを選んでおくのが無難です。

■ 充電器に加えて「充電器への接続ケーブル」がある

一般的なバッテリーを充電する際には
1.バッテリーにバッテリーチャージャーを接続する。
2.バッテリーチャージャーをコンセントに差す。
この2工程で済みます。バッテリーとバッテリーチャージャーの2つがあれば充電できます。

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リチウムバッテリーに関してはもう1つのパーツが必要です。それはバッテリーと充電器を接続するための「接続ケーブル」です。充電器は直接バッテリーに接続することが出来ません。この接続ケーブルを介して充電器とバッテリーを接続します。

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充電の際の全体図はこうなります。

■ 充電器のプラグ、どれを選べばいい?

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中国からリチウムバッテリーを購入する際、充電器のプラグの形状に関して指定が必要となります。Battery Discharge Plug と Charger Plug の2つを選択する必要があります。

これって一体充電器のどこの部分を指しているのか?

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Charger Plug というのは充電器のコンセントに差す部分です。日本で充電するのですからBを選びます。

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Battery Discharge Plug というのは接続ケーブルと充電器を接続する部分の事です。お好きなものをどうぞ。自分はCを選びました。

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安易にポチると痛い目に遭う、それが中国製リチウムバッテリーでもあります。下調べは入念に行いましょう。

(つづく)

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7/24 今日の水郷 [釣行記]

本日は愛艇で水郷に出撃。
今日は「大会前か?」と思うほど出艇しているボートの数が多かったです。今日は雨が降るでもなく晴れて暑くなるという予報でもなかったので釣りに来た人が多かったのでしょう。

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それにしても釣れそうな気配がムンムンします。曇天だし、風もほとんどないし、水位も少し高くてアシ際が適度な水深になっていました。

朝は常陸利根川最下流部のアシを狙いに行きましたが既に4艇のボートが先行していました。ダメだこりゃ。

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ふと対岸を見るとフィルターユニット帯には誰もいません。シンクスパイダーのノーシンカーで43cmをキャッチ。いやいや、今日はここまでシビアな釣りをしなくてもいいのではないかな?それにしてもボロボロの魚でした・・・

その後は常陸利根川と外浪逆浦でフロッグ、クランク、ファットイカを撃ちまくり。結果、かすりもせず。そうこうしているうちに14時を回ってしまった。

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これはイカン!ということで北浦の粗朶消波提を撃ちに行くもこれも空振り。

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この日最後のポイントとして選んだ常陸利根川のフィルターユニット帯でスパイニークローラーを撃って38cmをキャッチしました。

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魚の口の中を覗いてみるとスパイニークローラー以外のワームが付いている!シュリンプタイプのワームが付いていました。こんな状態でも喰ってくるというのが凄い。

そんなわけで本日は釣れそうな雰囲気にまんまと騙されて2バイト2フィッシュ。それもライトリグで無理矢理絞り出した魚という展開。いやぁキツかったです。

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フィッシングショーOSAKA2021 開催中止 [イベント]

昨日発表がありましたので既にご存知の方が多いかと思いますが、2021年2月6日~7日に予定されていたフィッシングショーOSAKA2021は中止となりました。

詳しくは釣具新聞さんの記事をご覧下さい。

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まぁ、そうなるだろうなとは思っていましたけど。

仮にこれを実施するとなると
・来場者全員の検温
・大阪コロナ追跡システムの登録徹底
・会場での入場者数制限
等が必要となるそうで、かなり大変かつ混乱も予想されます。

今年はスミスも含めて出展社の多くがスタッフにマスクを着用させて接客をしていました。でももし来年やるとなっていたらそれだけでは済まないかもしれません。カタログ販売する受付はビニールシートでブロックしなければいけないかもしれません。トークを行うプロアングラーはフェイスシールドを着用するかもしれません。多くの人が触れるロッドやリールは頻繁に消毒をしなくてはいけないかもしれません。いずれにせよ、かなり大掛かりなことになっていたのは間違いなかったです。

仮に開催されたとしても出展を見送るという企業も多かったでしょうから中止という判断は賢明だったのではないかと思います。とても残念ではありますが今の現状を見ると仕方がないです。

2022年こそは盛大なフィッシングショーが戻ってきて欲しいですね。横浜も、大阪も。

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中国製リチウムバッテリーを考える・2 [その他]

本日はいよいよバッテリーの特性の違いについての話です。

■ LiFePO4とLi-ionの違いに注意

見た目は全く同じ2つのリチウムバッテリー。さて、どちらを選びますか?

A(12V/100A)
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・自重 15kg(バッテリー総重量)
・価格 $398.00(充電器込)

B(12V/100A)
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・自重 7kg(バッテリー総重量)
・価格 $369.55(充電器込)

Bの方が断然軽いし値段も安い。だったら当然Bだよな、ってちょっと待った!!
そのバッテリー、AはLiFePO4でBはLi-ionなんです(写真にそう書いてありますね)。同じリチウム系バッテリーでも特性が違いますので注意して下さい。

※簡単な補足説明ですが、LiFePO4というのはリチウムイオンの1種でリン酸鉄のリチウムバッテリーを表します。不具合が発生した際にも酸素や有毒ガスが発生せず引火や爆発といった危険性が低いリチウムバッテリーとされています。

では改めて2つのバッテリーを比較してみましょう。

【12V/100A LiFePO4】
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【12V/100A Li-ion】
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■ 重量の違い

【12V/100A LiFePO4】
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【12V/100A Li-ion】
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同じリチウムバッテリーなのに15kgと7kgでは倍以上も違うという事になります。その重さの違いはどこから来ているの?というと「内蔵されているセルの違い」です。

■ セルの違い

内蔵されているセルの情報はスペック表の"Cell specification"と"Cell combination"を見るとわかります。

【12V/100A LiFePO4】
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セル3.2V×4組内蔵

【12V/100A Li-ion】
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セル3.7V×3組内蔵

LiFePO4用のセルはLi-ion用のセルと比べて電圧が0.5Vほど低いというのがわかるでしょうか。そのため、12Vの規格に極力近付けるためには4個のセルが必要となります。3.2×4=12.8Vに仕上げてあります。

一方のLi-ionはセルが3.7Vですので、これを4個用いたら14.8Vとなってしまい電圧の許容範囲を超えてしまいます。そこでLi-ionでは3.7Vのセルを3個とし、11.1Vに仕上げているのです。

セルの種類の違い、個数の違いが重量の差となって現れます。同じ規格(12V/100A)のバッテリーでも自重に違いがあるのはそのため。一般的にLiFePO4のバッテリーの方が重くなります。

そして、同じ12V表記のバッテリーでも電圧に違いがあることを知っておくと良いでしょう。制御を加えれば別ですが、セル自体の持つ電圧としては、LiFePO4は12V「強」、Li-ionは12V「弱」となります。電圧の差はエレキのスピードの差にも表れてきます。

そしてもちろん価格の違いもあります。LiFePO4の方が高いです。

**********

いかがだったでしょう?LiFePO4とLi-ionの違いがおわかりいただけたでしょうか。リチウムバッテリーと一括りにせず、まずはLiFePO4とLi-ionの2種類があることを知って下さい。そしてそれぞれの特性を理解してご自分に合ったものをセレクトするようにして下さい。

安全性を重視するのであれば絶対にLiFePO4を選ぶべきでしょう。
ですが、元々リチウムバッテリーの良さって「軽さ」のはずですよね。15kgと7kg。実際に持ってみると全然違います。15kgは軽いなんて思えません(ちなみに12V/60AのLi-ionなんてメチャ軽のたった5kgです)。あえて軽さを重視してLi-ionを選択するなんていうのも全然アリだと思います。人それぞれのスタイルで選べばいいと思います。

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そして何より大事なこと。購入の際に間違わないこと。LiFePO4を選んだつもりがただのLi-ionをポチってしまう人、割と多いみたいですよ。

(つづく)

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中国製リチウムバッテリーを考える [その他]

レンタルボートあるある話。
久々にホームレイクに出かけてみたらもの凄い減水。桟橋までがメチャクチャ遠くなっている(汗)。あそこまでクソ重いバッテリーを運ぶのかよ・・・

自分はもう50歳のオジサン、そろそろラクな人生を送りたい(涙)。しかし低所得者の自分には国内で販売されているリチウムバッテリーはとても手が届かない。

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そこでとうとう中国からリチウムバッテリーを購入してしまったのでした。
色々な人に「それって平気なの?」「危ないんじゃない?」と言われましたけどしょうがない、だって自分にはそれしか手段がないんですもの。でも逆に背中を押してくれた人もいます。暗中模索状態の自分に対して色々と教えていただきました。もちろん自分自身で悩んだり調べたりもしながら対象を絞っていきました。これが果たして正解なのかはこれからもっと使い込んでみないとわかりませんけど。

一般アングラーの中にも中国からリチウムイオンバッテリーを取り寄せて使うケースが少しづつ増えてきているようです。どこかのメーカーが価格を抑えた製品を発売しない限り、今後もますます増えていくでしょう。
これから中国製のリチウムバッテリーを買うことを検討している人は誰もが通るであろう道でしょうから、自分がアドバイザーの人に教えていただいたこと、自分で調べてみてわかったこと、色々とまとめてみようと思います。

ですが、中国製リチウムバッテリーに関してはこうして紹介している私ですら決してお勧めはしない商品です。購入の際はくれぐれもご自身の判断・責任の上で行うようにして下さい。

私が買ったLiFePO4の12V100A、充電器込みで$398。日本への送料$178.95。これを安いと感じるか、信頼性に欠ける商品にそこまで出せないと考えるかはあなた次第です。

**********

私がアドバイザーに真っ先に言われたことは「リチウムバッテリーは間違ったものを購入してしまいやすいから気を付けろ」というものでした。それは一体どういうことでしょうか。

■ 見た目が同じでも中身は別物?

ボイジャーバッテリーであれば容量(80A、105A、115A)によりサイズが違いますし、オプティマバッテリーにしてもタイプによって色が違います。そのためかバスアングラーはついついバッテリーを外見で判断してしまいがち。でもリチウムバッテリーは外観ではなく必ずスペックを見て購入することが大事です。

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この2つのバッテリー。同じメーカーの製品だし、どちらも12V100A。外見は全く同じで見分けがつかない。でも、違うバッテリーです。

リチウムバッテリーは汎用性のあるバッテリーボックス内に基盤やセルを入れているだけなのです。イメージとしては自作PCに近い。バッテリーによっては60Aも80Aも100Aも同一のバッテリーボックスを使用しており見た目には全く変わりません。電流以外の性能面においても同様で、同じバッテリーボックスを使用していて外見が同じでも性能が違ったりします。異なるメーカーが同じバッテリーボックスを採用している場合もあり、当然のことながらこれも外見上は全く区別がつきません。必ずスペック部を読解して選択することが重要です。

■バッテリーボックスを知る

バッテリーのスペック説明に入る前に、バッテリーボックスの種類について記しておきたいと思います。

バスアングラーがリチウムバッテリーを選ぶ際に最も留意しなくてはいけない部分は防水性です。何せ、リチウムは水と反応して発火する恐れがあります。ですが残念なことにボイジャーバッテリーほどの完全防水を実現しているリチウムバッテリーはありません。ですので、なるべく浸水の恐れが少ないバッテリーケースのものをチョイスし、さらにそれを容器に入れて使うという"マトリョーシカ方式"をとることでリスクを減らすというのが賢明な選択です。

そこでまず知るべきは、バッテリーボックス自体の防水性。また防水性が万全でないものはどこからどう浸水する恐れがあるのか。そしてマトリョーシカ方式が出来るケースを選ぶこともポイントです。

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こちらは電極が出ているだけのシンプルなタイプ。防水性をうたっているバッテリーの多くはこのボックスを使っています。正直言って造りはチャチい。でも確かにこのタイプは蓋と本体の接合部くらいしか浸水の恐れはありません。

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蓋の裏側はこんな感じ。このボックスは水没でもさせない限りは問題がなさそうです(電極のネジ穴が貫通しているように見えますが貫通はしていません)。

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蓋と本体の接合部をシールドすればほぼ万全かもしれません。40cmサイズのバッカンにも入るのでマトリョーシカ方式も大丈夫です。

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こちらは取っ手が付いているタイプ。持ち運びには絶対にこれはいいでしょう。でも、蓋を裏から見てみると・・・

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はい、取っ手の付け根に穴が開いています。ここから浸水しますね。雨の日はマトリョーシカ方式でバッカンやボックスに入れないと駄目です。

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こちらはダブルの取っ手が付いているタイプ。

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蓋を裏返してみると。取っ手の根元を裏側からピンで固定していることがわかります。これもここから浸水しますね。これまたマトリョーシカ方式が必須ですが寸法の関係で容器は考えなくてはいけません。

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ちょっと変わり種のアタッシュケース型。さすがにマトリョーシカ方式は不可能。でもこれ、ウォータープルーフとされているではないですか。では、中身は?

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確かに合わせ面にゴムパッキンが入っています。防水と言えば防水ではあります。ただ、IP68等の表記はないので過度の期待はしない方がいいでしょう。それにしてもアタッシュケース型の多機能なこと。インジケータに充電ポートまで付いています。

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それがない状態がこちら。当然のことながら穴だらけ。気のせいか穴の形状も少し歪んでいるような?ここから浸水する可能性もあるんじゃないのかな。余計な機能が付いていればいるほど浸水リスクも高くなります。

でもこのアタッシュケース型、何と電動船外機用のバッテリーに採用されているんです。こんなカタチ、狭い船内で置き場に困るし、マトリョーシカ方式が出来ないし、何のメリットがあるのやら。ちなみに開閉が容易とされているのですが、リチウムバッテリーを開けたりするのは生産工場の人ぐらいだと思いますけど・・・。

何種類かのバッテリーボックスを紹介しました。自分の選択基準は「余計なものは付いていない」でした。取っ手1つにしても浸水原因になり得る。余計なものは付いていないほど浸水のリスクは減らせると考えました。ただ、あくまで私の場合の選択理由ですので参考程度として下さい。

でも、いずれにしろバッテリーボックスって案外薄いんだなぁと思いました。落としたりぶつけたりしたら割れてしまう可能性もありますね。気を付けないと。

(つづく)

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ノーマン スピードN [プラドコ]

ビルノーマンのルアーと言えば、私の世代はリフレクトシートが内蔵されているリフレクトNを思い出します。

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綺麗なルアーだなと思いましたもの。その人気ゆえに当時(40年近く前)はリフレクトNの模倣品も多かったです。それくらい人気があった。当時子供だった自分には本物は買えませんでした。

その後はディープクランクの雄DD-22が一世を風靡し、タイニークランクはリッククランがDTN(ディープタイニーN)を使ったことで一気にブレイク。

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ビルノーマンの代表選手はどれもクラシカルなペイントアイです。これがそのままビルノーマンのイメージになっている。リトルN、ディープベビーN、ミドルNあたりも根強い支持がありますがこれらもそうです。

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でも最近はこんな仕上がりのルアーもあるのです。泳ぎはなかなかいいんですよ、コレ。でも往年のノーマン信者は違和感が大きいことでしょう。

そんな中、ノーマンから期待の新人がデビュー。しかも2020年バスマスターズクラシックで2名のシングルフィニッシュに貢献したというのですから発売前から実績十分というわけです。

それがノーマン SPEED N。

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おぉ!外観が元のペイントアイに戻ったじゃないの!ノーマンのルアーはやっぱりコレですよ。

私がまだ未使用ですのでメーカーの商品説明を簡単に記します。

ディープリトルNのボディーをベースに4~6ftの潜行深度を想定して開発されたシャロークランク。動きはタイトで低水温期のバスを狙うアングラーが望んだ性能を実現していますが、時折意図しないイレギュラーな動きが入る。酪酸プラスチック製でラトルサウンドも他のクランクベイトとは一線を画す。

ふむ、使ってみたくなるクランクですね。

カラーリングはビルノーマンお得意のゲルコート仕上げ(厚いクリアコートに細かいパウダーフレークが散りばめられている)。綺麗ですし、強度にも優れています。プラドコ社がビルノーマンを傘下に収めた際、このゲルコートを再現するのにとても苦労したそうです。

133 Lavender Shad
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181 Chartreuse/Blue
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400 Evoo
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401 Holy Shad
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403 Harvest moon
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404 Ghost Pepper
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405 Diamond Craw
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406 Olive / Blue
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478 Tropical Shad
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F135 Chili Bowl
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・全長:6.9cm
・自重:1/2oz(16.3g)

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