SSブログ

艶魚 カラー詳細説明 [スミスルアー]

オーシャンパフォーマーの新製品、艶魚(あでうお)のカラーラインナップを詳細に説明したことがなかったので本日ここに記します。カラーラインナップ10色中の5色はヴィヴィッドライブからの継続カラーで、残りの5色が新規に加えたカラーラインナップとなります。というのも、ヴィヴィッドライブがメインターゲットとしてシーバスを想定したものだったのに対し、艶魚はロックフィッシュがメインターゲットとなっているためにカラーラインナップを再編成する必要があったのです。

01.イワシ
200515-1.jpg

ミノーでもメタルジグでも、ソルトウォータールアーで欠かせないイワシカラー。ソフトベイトでもようやくここまで表現できるようになりました。

02.カタクチイワシ
200515-2.jpg

ソルトウォータールアーの世界で不動の1番はイワシカラーです。でも、実際のところ背中が青い魚というのは見ませんよね?黒に近い濃青というのが現実的なベイトフィッシュカラーですのでこのイワシカラーの別バージョンとしてこのカラーをラインナップさせています。でもなぜか海用のルアーは背中が青い方が良く売れるんですけどね・・・。
なお、本物のカタクチイワシには黒点はありません。でも黒点を入れないとイワシカラーと呼んでもらえない、カラー名にイワシと付かないと売れ行きが悪くなる、という大人の事情が見え隠れするカラーでもあります(苦笑)。

03.シラウオ
200515-3.jpg

使っている釣り人ですら本物の魚が泳いでいるかとうっかり錯覚してしまうほど。透明感と水馴染みという点では最もベイトフィッシュに近い存在です。また内蔵した反射板の反射光が最も透過するカラーでもあります。透明感だけを活かしたい場合には反射板を除去して使うのもアリです。
このカラーを霞ヶ浦のシラウオパターンで試したいと申し出てきた人がいたのですが、コロナウイルスのせいで試せず残念でしたね。

04.レッド/レッドフレーク
200515-4.jpg

このカラーを艶魚にラインナップするかどうかは非常に悩みました。わざわざベイトフィッシュフォルムのワームをこの色にする必要があるのかと。ただ、昨年発売したロックフィッシュ用のワーム「狂輪波」ではこのカラーが一番人気だったのです。やはりロックフィッシュを狙うにあたってレッドというのは特別な色なんだと痛感させられました。

05.オレンジ/ゴールドフレーク
200515-5.jpg

バス用のクランクベイトでアピールカラーというとチャートリュース系が真っ先に挙げられますが、ロックフィッシュ用のワームではオレンジゴールドフレークが最もポピュラーです。濁り潮の時はコレですね。このカラーのみ反射板のカラーがゴールドです。

06.ホログラムスパークル
200515-6.jpg

ヴィヴィッドライブで支持の高かったカラーを艶魚でも採用。全体にビッシリとホログラムフレークを混入してあり、ギラギラした輝きでアピールするカラーです。

07.スキンピンクホロ
200515-7.jpg

日本海側でキジハタを狙う地方で強い要望があるためラインナップに加えています。非常に根強い支持のあるカラーです。

08.グローゼブラ
200515-8.jpg

クロソイなど魚種によってはナイトゲームとなりますのでグローカラーのラインナップは必須でした。艶魚ではメタルジグで多用されるグローゼブラパターンをソフトベイトに取り入れました。これにより内蔵している反射板の効果を相殺することなく夜光カラーの効果も活かせる仕様です。

09.サケチギョ
200515-9.jpg

東北や北海道の鮭稚魚パターンに完全対応するべく開発したスペシャルカラーです。全カラーラインナップ中で最も手が込んだカラーですが、需要としては極めてニッチと言えます。ただ、ターゲットの偏食傾向が高い状況下でもしっかりと通用するワームを作りたいという思いから生まれたのが艶魚なので、鮭稚魚パターンだけはどうしても克服したい対象でもありました。

10.リュウグウハゼ
200515-10.jpg

東北に生息するハゼの1種です。ただ、ベイトに似せるというよりはアピールポイントを持たせたカラーが欲しかった。それがブラックの縦縞模様であり、そのモチーフとして実際に黒い縦縞模様のあるリュウグウハゼを選びました。ベリー側はほんのりグリーンパールを混ぜてあります。

本来ならば艶魚の釣果も続々と入ってきているはずだったのですが、コロナウイルスによる自粛期間と被ってしまい発売時期が思いっきり悪いタイミングに重なってしまいました。去年は金欠で行けなかった東北遠征、今年こそは行きたいのですけどどうなることやら。

gill-corot.jpg
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー