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あと10年 [その他]

今年に入り、自分もとうとう50歳の大台に乗りました。そりゃ、アルミボートを持ち上げられなくなるわけです。そろそろバッテリーも軽い物にしたい・・・

未だに役職ではない万年平社員なのですが、今の会社に勤め続ければあと10年ほどで定年を迎えます。いずれにせよ体力的にもモチベーション的にもあと10年が限界ではないかなと思っています。

会社の中では下っ端なのであまり感じないのですが、外に出ると50歳の人間に与えられる責任というのはとても大きいものだと感じます。それは災害ボランティアの活動現場でも痛感しました。周囲を取りまとめて物事を牽引していく立場なのだと。

自分は幸運にも釣り業界で働くことが出来た。この業界で勤め上げた際には何かを残したいという気持ちがあります。それは釣れるルアーを残すとかそういうことではなく、後世に渡ってバス釣りというものが残っていくような環境、つまりはフィールドを残すということです。

でもそれは一朝一夕に出来ることではないし、本業の片手間にやれるような簡単なことでもない。念入りな準備や助走期間も必要になる。でも自分に残された時間はあと10年、きっとアッという間に過ぎてしまうに違いない。だって自分が40歳を迎えたのだってつい先日の事のようですもの。だから本来ならば、もうとっくに助走を始めていなければいけない時期なのかもしれない。

以前、このブログでこんなフィクションを記したことがあります。まずはそれを読んでみて下さい。

海岸線の開放という視点で書いてみましたが、実はこれがまさしく自分の思い描いているビジョンの1つなのです。

海岸線が企業の敷地となっており釣りをする場所がほとんどない。それであれば企業側に、年に1度でいいので敷地を開放して釣り大会をさせてもらえないかと頼んでみる。10社に打診をすればどこか1社くらいは前向きに検討してくれるところが出てくるかもしれない。
それが成功し、企業側にもメリットを生むものであれば年に1回だったものが2回に、さらにはもっと増えるかもしれない。やがて敷地を開放してくれる企業が1社から2社、3社と増えていくかもしれない。
そうなればほら、工業地帯の中であっても釣り場は生まれるわけじゃないですか。

そういうアプローチを今までに誰かやってきたのかというと、おそらく誰もやっていない。決して何もしていないわけではないのだけれど、まだやっていないことがこの業界には沢山ある。それをがむしゃらに頑張れば、何か1つくらいは良い方向に向かうきっかけを掴めるかもしれない。駄目かもしれないですけどね。でもやらなきゃ始まらない。

バス釣りだって同じこと。釣り禁止の場所がある。理由があって釣り禁止にされているのでしょうから、開放してくれと言っても無理でしょう。でも、年に1度だけ開放してもらって釣り大会をさせてもらえないかという打診であればどうでしょう。
清掃活動や草刈りなどをやるというのであれば管理者としてもメリットがあるので、もしかすると了解が得られるかもしれない。そして年に1度を2度3度に。1箇所というのを2箇所3箇所にすれば釣り場は作れる。

自分が動けるうちにやってみたいのはそういうことなんです。ただ、それって誰かからお給料がもらえる仕事じゃないんですよね。それに掛かりっきりになってしまうと自分の生活が破綻してしまう。でも自分がこれからやりたいことはそれで間違いない。

あと10年。ものすごく限られた時間。果たして自分はどこまでやれるだろうか。

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