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12/8 佐野市災害ボランティア [災害ボランティア]

本日は佐野市の葛生という地域からのボランティア要請でしたが、依頼主さんからの依頼内容を見てみると空き家と記されていました。しかもボランティアを依頼するのが初とのこと。

この時期になって初めてボランティア要請をする空き家ということは、もう2ヶ月近くも手付かずで酷い状況なんじゃないかと想像しました。

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(出発前。資材を軽トラに積み込んでいるところ)

でも実際に訪問してみると・・・アレ?凄く綺麗で真新しい感じの家。床もフローリングだし。まぁ今まで訪問したお宅は農家が多く、昔ながらの家屋ばかりだったというのもあるのですけど。

依頼主である50代ほどの女性の方が出迎えてくれました。ここに住んでいるわけではないそうですがたまに訪れては庭の手入れや掃除などをされているそう。道理で家や庭が綺麗なわけです。様々な事情があってこの家をこの女性が一人で守らざるを得ない状況らしく、泥まみれになった庭や物置を見て途方に暮れていたようです。

でも私達にしてみれば庭の泥出しなんて軽作業の範疇です。9人のチームで7割ほどの作業を終えました。結果、見違えるほど庭が綺麗に。もう1度ボランティア作業をすれば庭は完全に綺麗に出来るでしょう。その様子を見ていた近所の人も「あんた達、プロだねぇ」と嬉しい一言。

確かに今日のチームはベテランが多かったかもしれません。リーダーをされていた男性は佐野でのボランティア活動日数が30日以上だとか?!サブリーダーの人も13回目とのこと。自分、足元にも及んでいませんでした・・・まだまだです。

依頼主の女性もまさかここまで一気に作業を進められるとは思っていなかったようでした。また今日のチームは女性が3名いたのですが、女性同士で会話をしながら一緒に作業を進めることが出来たのも家主さんの気分を明るいものにしてくれたようです。今朝まではずっと胃がキリキリと痛かったのが気持ちが一気に明るくなれたと、今にも泣きそうになりながら話してくれました。
これまでずっと一人で抱え込んでいたんでしょうねぇ。もっと早くボランティアを呼んでくれれば良かったのに。

が、ちょっと気になることが。床上浸水は免れていたのですが家屋の土台の通風孔が泥で汚れている。これ、結構床下に泥が入っちゃっているんじゃないかな?床下、見てみました?と聞いたところ見ていないとのこと。床下収納のスペースがあったのでそこから床下を覗いてみると・・・アチャー、しっかり泥が溜まってる。これ、ちゃんと除去しないと駄目です、家の中にカビが発生しますよ、ということで次週以降に床下の泥出しも依頼をしてもらうことに。
依頼主さん曰く、そんなことまでボランティアに頼めるんですか?と言われました。あまりボランティアには詳しくないようでしたが当然頼めますので。まぁ、メチャメチャハードな業務になるんですが(汗)

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佐野市でも依頼件数の8割以上を完了し、ボランティア活動は縮小方向に向かっています。明日からは平日の活動もなくなり土日だけとなる。もうしばらくすると事前登録した人のみの活動にシフトすることになりそうです(事前登録の用紙を配っていました)。

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県外からの参加である自分はあと何回来れるんだろう。自分は早く解放されたいなんて思ったことは1度もなく、必要としてくれる人がいる限りは続けたいと思っているのですけど。
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