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アブのブラスギアが好き! [リール]

アブのベイトリールは巻き心地が日本メーカー製に及ばないなんていう声を耳にします。まぁ間違いではないです。でもそれって、具体的にどの機種とどの機種を較べたものなんだろう。

アブの日本向け仕様モデル(レボエリート、SLC、ALC、LTX等)というのは軽量化を重視してジュラルミン製のメインギアを搭載しています。日本仕様の高価格帯のモデルほどジュラルミンギアを使って軽量さを重視しているのがわかります。今では120g台のモデルまであるので驚きです。

一方、価格が手頃なグローバルモデルは多少の自重がありますが、ブラス(真鍮)ギアを採用しているものがほとんどです。ですのでアブユーザーはジュラルミンギア搭載機種=高級機種というイメージを持っている人が多いかもしれません。

一方、シマノさんのリールですとフラッグシップモデルのアンタレスや剛性重視の丸型モデルのコンクエストなどはブラスギア。シマノさんのリールでジュラルミンギアを採用しているのはメタニウムとアルデバランで、やはりある程度軽量化を求めるリールにジュラルミンギアを採用しているようです。

でもシマノリールの巻き心地を称賛する人の多くはシマノのブラスギアの巻き心地を称賛しているケースが多いです。具体的なリール名を聞くと、だいたいブラスギアの機種を挙げますから。シマノさんはブラスギアを安物扱いしていないのがとても好感を持てます。

実はアブのリールもブラスギアの採用機種はなかなか滑らかな巻き心地なのです。ただ、アブのブラスギア採用機種というのは廉価版と認識されているケースが多く、正当評価を受けていない気がします。

アブのジュラルミンギアの巻き心地は個人的には良いと思いません。コリコリと硬い感じです。滑らかさを感じない。負荷が掛かるとさらにそのコリコリ加減に拍車がかかる。
まぁ、レボMGXやLTXといった機種はほぼ撃ち物用に使っているので巻き心地には多少目をつぶってでも軽さが欲しいというのは確かです。でもその一方で、巻き物用には巻き心地が滑らかな機種を使いたいと思うようになりました。だってその方が使っていて気持ちがいいんですもの。

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レボの初代STX。2台を同時に購入したのですがもう10年以上も使っています。ぶっちゃけ重いです。240g以上もある。今時のリールじゃない。もうこのモデルを現役で使っている人はほぼいないでしょう。

でもこのリールの巻き心地の滑らかさは未だに捨てがたい。より軽量なレボエリートも巻き物に取り入れてみたのですが、巻き心地に関してはどう見てもブラスギアのSTXの方が滑らかでした。しかもその滑らかさが長年損なわれない。ブラスギアというのは非常に長持ちする。
元々アブのリールって一生モノと言われていた程ですから、それに比べれば10年ちょっとなんて酷使のうちに入らないんでしょうね。まぁ、自分は5000Cや2500Cを酷使し過ぎてギアを駄目にした経験者ですけど。

そんなSTXですが、時折海に持ち出したのがマズかったようで、やはり若干のゴリ感が出てきたように感じました。それでも充分滑らかなのですが、思い切って巻き物用のリールを新調することに。

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ということでレボエリートではなく、あえてのレボ4SXを2台購入。元々高い価格帯のモデルではありませんが、ウチの近所のお店でセールをしていて1台¥12,900でした(笑)。
実はレボ4SXは左ハンドルのハイスピードモデルを1台既に所有しており、その巻き心地とクラッチの使用感がとても気に入っていました。

巻き心地が滑らかで、強度があり長持ちするアブのブラスギア。確かに軽くはないけれど、自分はこれがいい。これまた10年使えるんじゃないかな。

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