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チャンバサダーリミテッドエディション、着弾!! [リール]

先日、遂に中国からチャンバサダーリミテッドエディションが到着!!

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私は勝手に「チャンバサダーリミテッドエディション」と呼んでいますが、正式名称はW300L-HZSというらしいです。販売店の説明ではStream trout wheel ということですから、これはMING YANG社のCLA-30をベースモデルとした渓流ベイトフィネスモデルということになります。なかなか侮れない着眼点ですね。

自分がこれまで購入してきたチャンバサダーは送料込み¥1,570で購入したCL25をはじめ、CL30でも送料込み¥3,500でした。早い話、最も廉価な丸型小型ベイトリールなのです。

それが今回のリールは送料込みで¥7,503!!高っけえ~!!(笑)。正直な話、これだけの値段を出すのであれば、ベイトフィネス用途ならばレボLT辺りの中古でも買っておいた方がよほど間違いないです。でも、丸型の小型サイズでシャロースプール仕様となれば一概に高いとは言えないのかもしれません。だって、アンバサダー2500C用のシャロースプールだって¥10,000以上はしますから。

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この赤金カラーは本体への印字や刻印は一切ありません。メーカー名の記載もない。ですが緑金カラーは本体にラインキャパシティやボールベアリング数の印字があるようです。どちらが良いか?というより自分がポチった際には赤金しか在庫がありませんでした。現在は緑金や、新色?の黒金も買えるようになっていました。黒金も、なんちゃってCDLみたいで良いなぁ。

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見た目的には悪くないのでは。リミテッドエディションらしく高級感もある・・・かな?金属製のハンドルノブは自分はあまり好きではないけれど、特別感は確かにありますね。

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ちょっと変わった特徴なのは「ダブルメカニカルブレーキ」。何とメカニカルブレーキノブが左右両側に付いているのです。もちろんどちらを回しても機能する。コレって2つ必要なの(笑)?
ただ、Ming Yang社のスタンダードモデルはメカニカルブレーキの微調整がほとんど出来ないものでしたが、このリールは微調整が効きます。こうした部分をしっかり改良してあったのは嬉しい。

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またMing Yang社のスタンダードモデルにはブレーキ機構がありません。公式サイトには遠心ブレーキと明記してあるにも関わらずです(爆)。
リミテッドエディションには正真正銘、遠心ブレーキがしっかりと装着されていました。細かい点ですが、ブレーキブロックの先端が丸い形状となっている点は評価していいと思います。

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PE0.8号が120m巻けるシャロースプール。バスのトップウォーター用途としてはちょっと浅過ぎ。スプール重量は12gとのことで、回転レスポンスはスタンダードモデルとは比較にならないほど向上しています。

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シンプルな内部構造。でもこのメインギア、色や重さから察するに真鍮ではないっぽい。スタンダードモデルのCL30と比べてもまるっきり違う素材のメインギアが入っていました。ジュラルミン系でしょうか。巻き心地もコリコリしていて軽過ぎる印象。シットリ・ヌメヌメ感はなくドライな巻き心地です。モラムIVCBに近い巻き心地です。

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コグホイールの色もオレンジ色をしていました。てっきりスタンダードモデルと同様に真鍮製だろうと思っていたのですが、外して持ってみると軽い。これもアルミ系の素材ですね。この部分は軽量であるほどスプール回転に直結するので通常は樹脂で出来ている場合がほとんどです。アルミ系素材のコグホイール、なかなか贅沢です。

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レベルワインダーのウォームギア両端にはオープンタイプのベアリングが付属。換装用のベアリングは手持ちに適合サイズがなかったので、とりあえずそのまま脱脂した上でIOS-01を射してみました。

今日は少し時間に余裕がありましたので、全分解してパーツクリーナーで洗浄し元々の油脂類は全て落とした上で、ギア部にはスミスリールグリスを塗り込みました。スプール周りのベアリングはミネベア製のものに交換。

まだ手を入れられる余地を数ヶ所残しつつも、今の時点で相当なポテンシャルを持つリールに仕上がりました。所有している2500Cのノーマルモデルよりも遥かに軽いスプール回転となりました。

敢えて難癖をつけるとすれば、精度は今一つといった印象を持ちました。やたらとネジを回すのがキツイ場所があったり。また、Ming Yang社のベイトリールの悪い癖で、クラッチの戻りが浅い時があります。巻けるんだけれどもちょっと重い、となることが多い。これはCL25、CL30がそうでしたがW300でも改善されていませんでした。ちょっと残念。

クラシックスタイルの丸型小型リールの中で性能面での総合比較を行った場合、少なくともノーマル状態でチャンバサダーリミテッドモデルを超えているものは市場にはないと思います。何せ最初からシャロースプールを装着しているという時点でズルい(笑)。回転性能での優位性は明らかですもの。
ただ、ABUにしろISUZU系にしろ、同じようにシャロースプールを換装してコグホイールを軽量化するなどすれば、対等かそれ以上には出来るでしょう。でもそれってトータルで幾ら掛かるのよ?という事を考えると・・・

実戦投入はまだですが、試投してみた時点では想像以上に完成度の高いリールだと驚いてしまいました。きっと細かい部分まではあまり気にしていないんじゃないかな?と予想していましたが、意外にも痒いところに手が届くような造りになっていた点は高く評価したいと思います。

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