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アンバサダー 丸マックス [リール]

自分のリール遍歴の中で欠かせなかったリールがアブの丸マックスシリーズです。丸マックスとは一体何ぞや?!

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(※20数年前の写真です)

アブのマックスシリーズというとロープロフィール型であるとか廉価版のシリーズだとか色々あるのですが、自分が個人的に「丸マックス」と呼んでいるのは小型ラウンド型のシリーズです。アブは色々なモデルに同じ名前を使い回しするので、製品名だけだと間違えるんですよね・・・

元々は1992年のオリムピックのカタログに掲載されたプロマックスシリーズに端を発し、以後はシリーズ展開されていったもの。モラムの前身ともいえるシリーズです。

【ブラックマックス1600C】
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プロマックスの廉価版として1994年に発売されたリール。1ローラー/2ボールベアリング仕様。ただ、キャスタビリティは上位機種と遜色ありませんでした。
ゴムのハンドルノブが直付されていて、回転が悪いからとオイルを射したらオイルを吸ってノブが膨らみ、余計に回転が悪くなったという(笑)。
ちなみに翌年にはBMシリーズにモデルチェンジしてしまったので、1年しか販売されなかったというある意味レアなモデル。

【SM3600C】
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自分はこのリールを2台持っていました。プロマックスの後継として1995年に出てきたシリーズで、このシリーズのハイエンドモデルです。1ローラー/5ボールベアリング仕様。当時は重いとは思いませんでしたが、270gありました。

【S3600C】
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ブラックマックス、BMの後継として1996年に発売された廉価版のリール。中身はブラックマックスなのですが、外観がシルバーで上級機種と変わらなくなったもの。ですがキャスタビリティは上位機種と変わりませんので使いやすいリールでした。

丸マックスシリーズは、アブで初めてインスタントアンチリバースを採用したモデルです。自分もライトシリーズからの買い替えでしたが、インスタントアンチリバースを一度使ってしまうともう元には戻れなくなってしまいました。結果として丸マックスで揃えることに。

丸マックスは基本的に2点式の遠心ブレーキです。ところがこれをデフォルトで使用すると飛距離が伸びない。ブレーキが強過ぎました。そこで自分はブレーキブロックを1つに減らして使っていたのですが、これがもう最高。ディプシードゥが無抵抗で遠くまで飛んでいくのは快感以外の何物でもなかったです。
但しそれは無風もしくは追い風の時の話。向かい風ではバックラッシュしまくりで、極めて扱いにくいリールになってしまうという諸刃の剣なのでした。

数年間に渡って丸マックスシリーズを愛用していた自分でしたが、その後はモラムシリーズにスイッチすることになりました。それは何故かというと、丸マックスシリーズにはレフトハンドルのラインナップがなかったからです。自分も撃ち物にはレフトハンドルを使いたいと思い始めていた頃でもあり、どうしても右ハンドルだけではタックルが組めなくなっていました。

しかし、モラムシリーズは軽量化のためにジュラルミンギアを搭載していました。ですので巻き心地に関しては真鍮ギアの丸マックスの方が遥かに良かったです。

1500C、2500Cといった小型のクラシックアンバサダーの高騰に影響されて現在はモラムシリーズの価格もだいぶ上がってきました。その一方で人気がなく、中古市場での価格も安い丸マックスシリーズは狙い目です。但し、ベイトフィネスは厳しいです。

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