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釣り雑誌への期待 [物申す!]

また1社、釣り雑誌を発行していた出版社が無くなってしまいました。釣り雑誌自体は新会社が引き継いでくれるようですが、今のところ私のところにはまだ何の連絡もありません。3月15日発売号に広告掲載の申し込みを済ませているのですが、どうなるんだろう?

WEBメディアが台頭して紙媒体の出版物が廃れていく世の中だと言われます。確かにそれ自体を否定はしませんが、釣りの世界が完全にWEBメディアに置き換わるのかというとそれはないと思います。

何を根拠にそう思うのかというと、それは情報の「質」です。

やっぱりプロのライター、プロのカメラマン、プロの編集者が作り上げた記事というのは内容がしっかりしていて、得るものが大きい。それに対してWEBメディアの多くはスピードと更新頻度を重視するがあまり内容が極めて薄く、記憶に刻まれるものがない。タックルに関することでもメーカーサイトに記してある内容を書き写した程度だし、テクニックに関する記載もさほど大したことなんて書かれていない。そりゃそうです、だって記事を書いている人はプロじゃないですもの。プロの着眼点や観察力を持ち合わせていない人に、深い内容の記事は書けない。

勿論、情報の鮮度や更新頻度も大事ではあります。日々の釣果情報などをリアルタイムで出していくというのであればWEBメディアもそのメリットを最大限に生かすことが出来ます。

雑誌が休刊に追い込まれる話はよく耳にしますが、釣り関係に限って言えば淘汰されて消滅するWEBメディアの方がよっぽど多いと思います(出版社母体のWEBメディアを除く)。未だに釣り関係で大手のWEBメディアというのが存在しないのがその証拠。釣り関係のWEBメディアというのは総じて長続きしないものです。

近年はYoutube動画が流行り、それで収入を得るYoutuberの人もいます。自分は古いタイプの人間だからかもしれませんが、Youtube動画を見て面白いと感じたことがほとんどない。むしろ自己アピールの強い人間ばかりで嫌悪感さえ感じてしまう。

最近ふと感じたんです。それまで何気なく見ていたTVのバラエティー番組って、本当にあらゆるジャンルのプロが集まって、そしてちゃんと製作費も掛けられて製作されているなという事にです。それを感じるきっかけとなったのがまさしくYoutubeの動画で、ロケーションが室内だったり、出演者が素人だったり、撮影方法もカメラを一点で固定していたりと、内容も見た目も非常にチープだなぁと感じることが多い。
なので自分は時代に逆行して、むしろ最近はテレビ番組をよく見るようになりました。Youtube動画などと比べてちゃんと製作されているバラエティー番組等の方が完成度が高くてよっぽど面白いと思えるようになったのです。
あくまで私自身の話ですのであしからず。

釣りのメディアもまた同じ。内容の濃さでいえばまだまだ雑誌の方が遥かにレベルが上。それがわかっている人はちゃんと一定層いる。

着眼点を変えていけばマンネリ感も打破できるはずだし、目新しい企画をプロの編集者が記事にすればまだまだ釣り雑誌は面白くなると思う。

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