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霞水系のノンキーパーに要注目・2 [物申す!]

水郷エリアではこれまで何度か魚の大量死が発生しています。黒部川、野田奈川、与田浦など閉鎖水域が多い印象です。そしてそこから回復するには相当な年数が必要というか、未だに元の状態に戻れていない場所もあります。
そして昨年の台風後には新利根川で魚の大量死が発生してしまいました。その後の新利根川がどうなったのかは大会の結果やボート屋さんの釣果を見れば一目瞭然です。見る影もない。同じタイミングで印旛水系の某所でも大量死が起き、やはり釣果が壊滅的になってしまったようです。
先日は霞ヶ浦でもハクレンの大量死が発生しました。影響を受けたのがハクレンだけであればいいのですが・・・

ただでさえバスという魚は年々減っています。30年以上前、霞ヶ浦や北浦では20~30尾釣れることも珍しくありませんでした。二桁釣れるのが当たり前でしたし、バス釣りはそういうものだと思っていました。
それが今では普通にボウズを食らう。プロトーナメンターでもボウズを食らう。朝から夕方までルアーを投げ続けてボウズを食らう。使ったガソリンはハイオク40~50リッター。果たして今の霞ヶ浦水系にバスボートを駐艇する価値はあるのだろうかと自問自答することもあります。

霞ヶ浦水系は釣り場として完全に末期だと思う。読みとか戦略とか言ってるレベルじゃない。これはもう釣りが成立できるだけの魚が居なくなっているんです。

あまりにも釣れなさ過ぎて、釣りが面白いどころか辛くなってきている。そういう人、多いと思う。そろそろバスボートを手放す時が来ているのかな、とも思ったりします。自分が50歳になった時、霞ヶ浦水系での釣果が回復しないようだったらボートは手放そうと思っていました。今の自分は50歳ですし釣果も芳しくないのだからその条件に当てはまっている。でも自分はまだボートを手放していない。やっぱり出来ることならバスボートで釣りをしていたいんです。

吉田幸二さんの呼びかけで、2017年以降は5月のトーナメントが開催自粛されるようになりました。産卵期のバスを見守ろうという意図があります。これで少しでも状況が変わって欲しいと思いました。

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そして3年が経ちました。無事に産卵期のバスが成長していたとしたら25~30cm程度のバスが増えていてもおかしくはない。でも自分にはそれが実感できませんでした。やっぱり駄目だったのか?

半数以上の参加者がノーフィッシュだった今期のプロトーナメント。そんな中、複数の参加選手からこんな声が聞こえてきた。
「ノンキー(ノンキーパー)だったら結構釣ったのに」
えっ!それって本当ですか?!

トーナメンターの人にしてみれば当日のスコアには繋がらない、価値のない魚に違いない。でもその魚、この水系の未来に繋がる魚ですよ!!そして、霞ヶ浦水系で効果があったということであれば他のフィールドでも産卵期のトーナメントを自粛する動きを拡げていくべきだと思う。

ここにきてようやく明るい材料も少し見えてきました。自分ももう少し霞ヶ浦水系でボートフィッシングを楽しんでみたいと思います。年齢が年齢なので、そう長くは楽しめないだろうけれど。

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STUNレイ

バス釣りを始めた友人は3年経ちましたが、トップでバスを釣ったことがありません。巻物でも片手で数えるほど。
長年バス釣りをしてきた私は「本当の面白さ」を体験して欲しい。私自身も再びしたい。と偉そうですが思ってます。
業界とアングラーでフィールドについて考えていかないと関東のバスフィッシングは本当に終わってしまうと思います。
これが釣れる、あれが釣れるだけじゃないike-pさんのブログ応援してます。
by STUNレイ (2020-10-15 21:56) 

IKE-P

今の時代にバス釣り始めてくれたお友達の人、良い釣りしてもらいたいですね。

今のバス釣りに新規参入者はあまりいないと思いますが、昔にやっていた人がまたやってみようという話はよく聞きます。が、あまりに釣れなくなっているので愕然とするらしいです。
by IKE-P (2020-10-17 23:38) 

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