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9/13 東京湾ボートチヌ [釣行記]

数年前までは狙って釣ることは難しいとされていた東京湾のルアーチヌゲーム。ところが温暖化の影響なのか東京湾でもキビレが多くなり、ルアーで狙って釣れるようになってきました。

自分は仕事柄、各地のフィールドテスターの人達からチヌの話を色々と伺ってきました。
広島のテスターさんは3.5~7gのジグヘッドリグのズル引き。夜釣りでした。九州のテスターさんは明るい時間帯のトップゲームがメイン。ワームは釣れないことはないようですがあまり効率的ではないと聞きました。大阪は広島同様にジグヘッドリグでのズル引きでしたが、ワームのサイズが1インチ台と非常に小さいです。浜名湖はトップのイメージですが、クローンクローのような1インチ台のクローワームで狙う人もいます。

地方によってまるで釣り方が違う。地域によってこれだけ釣り方に差異がある魚種というのはチヌくらいのものでしょう。

東京湾では3インチ台のホッグ形状のワームを3/8oz前後のシンカーでフリーリグで狙う。しかもデーゲームです。元々は淀川発祥の釣り方らしいのですがこれが東京湾にドンピシャだったらしく、現在の主流となっています。

この東京湾ボトムチヌゲームにドップリとハマってしまったSさんのお誘いを受け、大田区のオレンジフィッシングボートさんにお邪魔してきました。

釣行に先立ち、Sさんからは事前に色々なアドバイスをもらっていました。スミスのワームであれば「BFスイミーシュリンプ」がいいと思うとの事でした。その理由は2点で、カーリーテールのパーツが付いていること、カラーラインナップに「グリーンパンプキン」「ウォーターメロンペッパー」があるからとの事でした。

チヌにカーリーテールがいいという話は他の地方では聞いたことがありません。カラーに関しても、私が知るチヌに良いとされるものとはまるっきり違うものを勧められ戸惑いました。ですので、Sさんにお勧めされたカラーのワームも準備しましたが、私自身が「実際にはこっちの方がいいんじゃない?」と思えるカラーも準備しました。

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オレンジフィッシングボートの石崎キャプテンがセレクトしたエリアは水深1m台のフラットエリア。そこに3/8ozのフリーリグをロングキャストしてボトムを引いてきます。自分のイメージではロッドでズル引きしたりリールをゆっくり巻くものと思っていましたが、思っていたよりも速いスピードでリールを巻く釣りでした。丁度、シーバス狙いでテールスピンジグを引いているような印象を受けました。
PEラインの細さ(0.6号or0.8号)とシンカーウェイト(3/8oz)があれば水深1m台でのボトムはたやすく取れるのであとはリールを巻いて広く探るといった釣りでした。ただ、巻きのスピードはあれこれ試して魚の反応が良いスピードを見付けることが重要と教わりました。

釣り始めてほどなくSさんが40cmクラスを連発!試し投げをしていた石崎キャプテンも連発し始めました。自分にも「ガツガツッ」という明確なバイトがたまにあるのですがどうにも掛けられない。即アワセではスッポ抜けてしまうし、バイトがあった瞬間に喰わせようとしてもワームを離してしまっている。
正解は1つではないようですが、バイトがあっても巻き続けて追わせ、本バイトが出た時点でアワセるというのが1つの答えのようでした。バスの世界にはないバイトの取り方だなぁと新鮮に思いました。

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なかなかペースが掴めない自分に、石崎キャプテンよりアドバイスが飛びました。「グリパンに変えるのが答えが早いと思う」。それまではグリーンフレークのワームを使っていたのですが、グリパンのBFスイミーシュリンプにチェンジ。そして数投すると本アタリが出てようやくキビレをキャッチ出来ました。やっぱり東京湾のチヌはグリパンなのか・・・

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自分がようやく2尾目をキャッチした時にはSさんも石崎キャプテンも既にかなりの数を釣り上げていました。

この日は夕方近くになるにつれ南風が強まりウネリが出てきてしまいました。それに加えて川の上流からの水が入り込んできたためかだいぶアタリの出るペースが単発になってきてしまいました。

風を避ける意味もあり運河内の場所へ移動。岸沿いはゴロタで、こちらはキビレよりもクロダイが多くなる場所との事。その言葉通りにSさんがすぐにクロダイをキャッチ。私は何故か巨大なボラ(口掛かり)やらエイやら、何かが違う印象。

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それでもようやくクロダイをキャッチしました。

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さらに強烈な引き。ラッキーなことに45cmのキビレでした。時間帯が夕マヅメで雨天ということもありローライトだったため 根魚大将2.8インチのORブラウン/グローを使っていました。

ただ、この場所でもSさんと石崎キャプテンはグリパンでかなりの数のバイトを得ていました。かなり暗い状況だった中でグリパンが効くということにビックリです。

自分は6~7尾の釣果でした。一方、この釣りにハマっているSさんはさすがに釣り慣れていて19尾と圧倒的に釣っていました。やり込めばそれだけ釣果が伸びる釣りという事が言えるでしょう。

バイトの多さ、テクニカルなフッキング技術、強烈な引き。この釣り、これからかなり流行るような気がします。何より、東京湾にキビレってこんなにいたんだ、と驚いてしまいました。

石崎キャプテン、Sさん、色々と教えていただきありがとうございました。

■ オレンジフィッシングボートHP

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