SSブログ

ウィッギー [スミスルアー]

その昔、自分はミスティーが大好きでした。その当時、印旛水系のパラアシではかなり良く釣れたルアーでした。

その後、JBのトーナメントに参加するようになり、北浦や琵琶湖で釣りをする機会が増えると3/4ozクラスのバイブレーションを多用するようになりました。具体的に言うとTDバイブレーション、そして当時はとても安く入手できたラパラのラトリンラップでした。
スピーディーにリトリーブしても浮き上がらず1.5~2mレンジを引けることが最重要。そして泳ぎの質でも差が出ました。ラトルトラップではアクションがタイト過ぎました。No.1はダントツでTDバイブレーションでした。

200824-1.jpg

そしてその頃、スミスでもミスティーの後継モデル?であるウィッギーが発売となりました。これもミスティー同様に、故・羽鳥静夫さんのデザインです。
ウェイトは18g。まさに求めていたドンピシャのウェイト。コレってミスティーのヘビーウェイト版なのかな?大きくテールダウンする独特の形状はミスティーに通じるものがありました。

これはファーストリトリーブでもレンジキープ出来るミスティーなのか?だとしたら相当使えるはず。そんな期待を込めてフィールドに持ち込んだウィッギーでしたが・・・

その泳ぎはミスティーとは似ても似つかないものでした。かといってTDバイブとは勿論違う。

何というか・・・デロンデロン泳いでくるのです。リトリーブスピードを上げればもっと激しく泳ぐのかと思いきや、やっぱりデロンデロンと泳いでくる。ちっとも泳ぎにキレがない。
試しに、TDバイブでバンバン釣れる状況下でウィッギーを投入。するといきなりバイトが途絶えました。そうだよね、こんな動きじゃ喰わないよね(汗)

そんな状態でしたのでウィッギーは早々にスタメンから外れてしまい、その後は陽の目を見ることはありませんでした。一応は釣ったこともありますが好んで投げたくなるルアーではありませんでした。
でもそれは私自身がウィッギーをバイブレーションプラグとして評価していたからかもしれません。国内外問わず、ウィッギーで好釣果を上げている人は確かにいたのです。

その後、ウィッギーに高評価を下している人の話を伺ったところ、ボトムのハンプ周りをリフト&フォールで釣っているというではないですか。その話を聞いて思わずハッとしました。ウィッギーを着底させてみると、自分が見落としていた特性がありました。

200824-2.jpg

ボトムで立ってる。コレだったのか・・・

とはいえ、発売当時に会社内でもそのような特性を担当者から聞いたこともありませんでした。おそらく担当者でさえ気が付いていなかったのではないかと。

というか、羽鳥さん、とてもボトムのリフト&フォールなんて釣りをするはずなんてないですし、そんな釣り方を意識してルアーのデザインをしたとも考えにくいですが・・・でもわからないですね、羽鳥さんは天才でしたから。

gill-bandocraw.jpg
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。