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フィルターユニット攻略法は? [タクティクス]

テトラポッドなどの消波ブロックが水辺に設置される主目的は、当然の事ながら波浪や流れなどから湖岸の浸食を防ぐことにあります。

でも実は他にも目的があるのです。それは「生態系を育む」ということです。思わずエーッと言ってしまいそうですが、これは日本消波根固ブロック協会が明確に打ち出しています。水辺に消波ブロックを入れることでそこに多くの生物が棲みつくというものです。

そもそも水辺に大きなコンクリートの塊を大量に入れるのですから、環境問題の視点から色々と風当たりもあるのでしょう。だって普通の人から見れば、むしろ環境破壊に思えなくもないものですし。
しかし日本消波根固ブロック協会がこれを明確に打ち出している以上、会員となっている消波ブロックの製造メーカーは環境への親和性に優れた消波ブロックを製造しなくてはなりません。これは良いことですよね。そして実際に、消波ブロックにはエビや魚が棲みついています。もちろんバスも。

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さて、震災以降あちこちで見掛けるようになったフィルターユニット。これはキョーワ株式会社というメーカーの製品となります。元々フィルターユニットは水郷エリアでは利根川と外浪逆浦の一部でしか見られなかったものです。それが震災を機に一気に増えた。

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自分はフィルターユニットは一部を除いて釣れないと感じていました。テトラポッドやアクモン、3連ブロックといったコンクリート製の立体型消波ブロックのように隙間がなく、魚が入り込むことがない。
ローライト時やマヅメ時にはフィルターユニットの際や、水没しているフィルターユニットの上をルアーを引くことでバスのヒットを得ることが出来ましたが、ローライト時にフィーディングしにきているバスであることは明白でした。少なくとも消波ブロックと同じような釣り(テキサスリグ等)では結果はさほど出せなかった。

でもそれは完全に自分の間違いでした。自分はフィルターユニットを消波ブロックと同じように捉えてしまっていた。

フィルターユニットはどの消波ブロックよりも生態系への親和性が高い。特にエビやゴリ系が大量に居着いています。ここ数年、霞ヶ浦水系では小さなエビが増えた気がします。フィルターユニットが大量に投入されたことと無関係ではない気がします。

当然、バスもこれを狙いに来るわけです。フィルターユニットはバスが身を隠す場所ではないけれど、エビを捕食しに来る場所。そのイメージが出来上がってから釣果が上げられるようになりました。
そのきっかけを作ってくれたのは小森プロで、とある年のTOP50北浦戦で他の選手がリミットメイクもままならない中で圧倒的な数を釣っていました。フィルターユニット周りをカットテール3.5インチのノーシンカーで狙ったとのことでした。

スモールワームのノーシンカー。エビのイメージなんですよね、ズバリ。

それまで自分は隙間らしき場所をテキサスリグやファットイカで狙ったり、スピナーベイトで流したり、そうした攻め方ばかりをしていた。それでたまに釣れる時もありましたが、今思えば的外れなことをしていたなと。

時期にもよりますが、ノーシンカー(もしくは極小シンカー)のワームは水郷エリア攻略の上でもっと主力に据えてもいいかもしれない、そんなことを考えています。

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