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ディットー ファイアークロー [他社製品]

自分の実家は千葉の船橋です。高校生の頃はここから自転車で片道2時間以上もかけて牛久沼まで行っていたのです。しかも朝から夕方までフローターで釣り!
家に着いた瞬間に倒れていました。体力の限界まで使って釣りをしていたのです。親も呆れていました。

それでも牛久沼まで行く価値というのはあったのです。行けば20~30尾釣れましたからね。30年以上も前の話です。
近年牛久沼には全く足を運んでいませんが、もう全く違う世界になっているようで・・・。

当時自分が使っていたのはスーパーグラブ。これをウィードレスジグヘッドにセットして使っていました。消耗も激しかったですが、メチャクチャ釣れました。

しかし当時の仲間内でさらに釣る人がいました。数的にも仲間内でダントツでしたし、釣れるサイズも総じて良かった。その人が使っていたルアーはディットーのファイアークロー。これをツインティーズのYガードジグヘッドにセットして釣っていました。

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今ではもうファイアークローなんて知らない人も多いのでしょうね。ディットー(DITTO)というワームメーカー知ってます?ファイアークローの他にゲーターテールというワームも作っていました。

ファイアークローはスーパーグラブとは対極のルアーでした。
【スーパーグラブ】
・塩入で柔らかい
・ゆっくり引いてもテールが良く動く
【ファイアークロー】
・塩も味や臭いも何も入っていない。硬い
・脚が少し動く程度で目立ったアクションは起こさない

当時スーパーグラブに入れ込んでいた自分にとってファイアークローのスペックは納得しかねるものでした。要素が真逆だった。使いたいと気持ちには全くなれませんでした。

ただ、ファイアークローを使うとワームの釣りが速くなるのです。アシにまとわりつかずにスッと落ちる。軽くビビビッとシェイクしたらまた撃ち返す。そのような釣りだと教えてもらいました。

一方の自分は、スーパーグラブをスローに落とす。時にはアシに絡んだりもする。それをほぐしながら丁寧に落としていく。使い方はスローなリフト&フォール。丹念な攻め。
同じ場所から入水して釣り始めているのに、ファイアークローを撃っている知人はアッという間に遠くに行ってしまう。それくらい流していくスピードが違いました。

それでも当時は、意地でもファイアークローは使わなかったです。昔から人の真似をして釣りをするのが嫌いでした。

その後、パドルテールグラブが出てきて牛久沼や印旛沼で大人気となりました。自分もドゥードゥルビーバーやカリフォルニアパドルをよく使いました。アシ撃ちの快適度が上がり、釣りのペースも速くなった。なるほどこういうことだったのね、とようやくわかった。
それでもパドルテールはまだ扱いやすかった。大きくヒラを打たせてアピール出来るし、カリフォルニアパドルはソルト効果による喰いの良さが感じられた。

あれだけ人気のあったパドルテールも今ではすっかり廃れているのだから時代というのはわからないものです。一方のファイアークローは発売当時からさほど人気が高かったわけではないし、今ではその類似品すら存在しない。昔と比べてバスの個体数が激減した今、パドルテールやファイアークローが復権する可能性は低いだろうと思えます。

久し振りにアシに向かって延々とフリッピングをやってみたいですね。でも1日やって1~2バイトとかだったら、さすがに嫌になっちゃうかな。

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