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艶やかなるリアルベイトフィッシュソフトベイト・4 [製品開発]

ワームの本体内に反射板をインサートして反射光を得たい。でも、オフセットフックとの干渉は無くしたい。ワームの柔軟性も活かしたい。

いかんせん相反している事項ですからその解決策には苦心しました。具体案はあれこれと考えましたが生産工場での技術的な可否もあり、最終的には反射板を入れる位置をオフセットフックのベンド位置よりも前方までに止めるというシンプルな手法を採用しました。

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折角反射板を入れるのだったら、これが後方まで長く伸びている方が見栄えがいいに決まっていますし、明確な反射光の効果も得られやすい。ちなみに、反射板を後方まで長く伸ばしつつもオフセットフックとの干渉を避けるためのアイデアというのもありました。でも、反射板が後方まで伸びているとワーム自体の柔軟性というのはどうしても損なわれてしまう。ボディー全体がピキッと張ってしまう。くねらない。

そしてもう1つどうしても解決しなければならなかったのが本体内が中空構造であるが故のフック保持力の弱さでした。特にロックフィッシュゲームの場合、シチュエーションによってはヘビーウェイトシンカーと組み合わせてフルキャストしたりします。フックを刺し通す位置が本体内の中空部分に掛かっていると保持力が弱いために簡単にズレてしまう。

新ヴィヴィッドライブでは反射板を短くするのと共に中空部分もギリギリまで短くしました。

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その結果、フックを刺し通す位置に関しては中空でなくしっかりと身が詰まっています。これによって保持力が上がりフックがズレにくくなりました。

これで懸念されていた改善点は全て解消できた。オフセットフックを用いたリグで使ってみて、ここまでしっくりくる反射板入りのワームというのはこれまでになかったはずです(フックサイズは#1~1/0を推奨)。

200429-3.jpg

本体の背中側にはスリットも設けてオフセットフックの収まりも向上させました。

反射板入りのワームって見た目はいいんだけど・・・という人にもこれならきっと納得してもらえるはず。オフセットフック対応コンセプトは是非とも実感してもらいたいところです。

(つづく)

gill-bandocraw.jpg
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