SSブログ

良くも悪くもダーデブル [他社製品]

自分が幼少の頃は、小遣いで買える範囲のルアーにはまともなものがありませんでした。輸入品としてはラパラ、アブ、ヘドンなどがありましたがとても小中学生の手が届くものではありませんでした。

でも、手持ちのルアーが数個しかなかったら話になりません。そこで手が伸びたのが国産の100円ルアー。SPORTSMANというブランド名でスプーンやスピナーが売られていました。とはいえそのいずれもがどこかで見たようなものばかり。スプーンはダーデブル、トビー、クサモンといった辺りでスピナーだったらアグリア、ブラックフューリー、ドロッペン、リフレックスといった辺りを模倣したものでした。

100円ルアーでもちゃんと魚は釣れました。でも、大人になったら本物のルアーでボックスの中を満たしたいなぁと子供心に思っていたものです。

200125-1.jpg

当時、スプーンの代名詞といえば何と言ってもダーデブル。それも赤地に白のS字が入っているカラーです。だから当時はやたらとこのカラーの国産品も多かったです。前述のSPORTSMANルアー然り、ダイワのスプーンにも同じようなカラーがありました。当時、スプーンと言えば赤白だったのです。これは完全にダーデブルの影響でした。

それが今となっては、赤白なんてどこに行っちゃったんだろう?と思うくらい見なくなりました。そしてダーデブルのスプーンも。自分はてっきり、もうエッピンガー社は潰れてしまっているんだろう位に思っていたほどです。

しかし先日、横浜の某店でダーデブルが山ほどあるのを発見!!デッドストックなどではなくて現行品のようです。後日調べたらまだちゃんとエッピンガー社も存在しました。パッケージはだいぶあか抜けた感じがします。

200125-2.jpg

赤白があれば文句なしでしたが、あいにく見当たらず。やむを得ず黒白を購入(笑)。サリーちゃんパパと評されるデビルプリントもちゃんと健在。

昔ながらのスプーンとしては、アブのトビーなどは生産拠点を台湾に移した以後の物は全くの別物になってしまいました。だから昔のスウェーデン製トビーを探している人がいます。その点、ダーデブルは良くも悪くも昔のまま。

200125-3.jpg

相変わらずサイズに見合わないデカいスプリットリングと、交換必須の昔ながらのトレブルフック(汗)。完成度の高い本体をそのまま残しているのは正解だと思うのですが、パーツは変えた方がいいと思いますけど(汗)。

モノとしては良いだけに、この先も生き残って欲しいところです。

gill-bandocraw.jpg
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。