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SS4-custom47UL [自社製品]

一昨年の秋に突然亡くなってしまった本山博之さん。自分はその2日前まで連絡を取り合っていたので未だに信じられないです。

私自身が本山さんと開発を共にしたのはバイメタルスピンアシストシアラーのみだったのですが、他の開発担当者とともに様々なアイテムの開発を進めていました。そして中には開発途中だったものもありました。私としても発売を楽しみにしていたものもあった。でも残念ながらそれが世に出ることはないと思います。

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さて、近々SS4カスタムの47ULという機種が発売されます。SS4カスタムというのは渓流ベイトフィネスのフラッグシップモデルのシリーズで、今年はこれに最も短い4ft7inのモデルが加わるというわけです。

どうして故人のプロデュースしたモデルに今頃新製品が出てくるのよ?!という意見があるかと思います。

SS4カスタムは元々3機種にて開発が進められていたものです。既に発売となっている49UL、51UL、そして今回追加となる47ULです。そして47ULも含めた3機種が完成していました。

但し、発売するにあたり高額商品でもあったため、ひとまずは2機種を先行発売。発売後の反響を確認し、多くの支持が得られたならば47ULを市場に追加投入する。こうした予定が元々あったのだそうです。

それにしても4ft台のベイトロッドですよ。バスアングラーだと想像できないですよね。現在はベイトだけでなくスピニングも、渓流では4ft台~5ft前半が主流となっているのです。昔は渓流ルアーって5.6ft~6ftが普通だったはずです。そこからだいぶ短くなりました。
そもそもベイトフィネスというと、バスの世界ではむしろ若干長めのロッドでピッチングして使うというイメージですが、渓流では逆です。ショートロッドでビシバシ撃ち込む。ロッドが短いとサイドハンドでもアンダーハンドでもフリップキャストでも自在に決まる。開けていない場所もある渓流では大きな武器になります。
自分も撮影業務で本山さんの釣りを現場で見たことがありますが、リズミカルかつハイテンポなのが印象的でした。

このモデルが本山さんの最後の遺作。渓流ベイトフィネスのショートモデルをお探しの方は是非。

【SS4-Custom47UL】

・4'7"(仕舞寸法39.5cm)
・82g
・適合ルアーウェイト:1~7g
・適合ライン:2~6lb
・標準小売価格:¥54,000+税

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