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新型レボMGXスピニング/REVO3 MGXSP [リール]

昔ながらの熱烈なアブフリークである私。
数ヶ月前、戸面原ダムでタックルの後片付けをしていたらヘラブナ釣り師の人に話しかけられました。「バスの人ってそんなに竿が何本も必要なのかい?」という会話から始まりましたが、そのヘラファンの人が昔は磯でカゴ釣りをされていて、アブのリールが大好きだったという話になりました。多分、アンバサダーの6000番辺りを使っていたのかなと思います。

「自分が使っているリール、全部アブですよ!」ということで今のバス用のアブリールをお見せしたところ、あまりの変わりように絶句されていました。変わりようというか、6000番とレボシリーズでは違いがあり過ぎですけどね。

そんなアブ、I CAST SHOWに合わせて新製品を発表しました。自分が興味深いモデルを紹介します。

まずは何といってもコレでしょう。2代目となる新型のレボMGXスピニング
但し、先代MGXスピニングもそうでしたが、グローバルモデルとジャパンモデルではまた色合いや仕様は変わって来るでしょう。日本向けは当然シャロースプールでしょうし。

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機能面ではベールがカーボンで補強されているようです。そしてベールの色は何故か赤。
また、標準でダウンショットキーパーが装着となっている模様。
(個人的には要らないパーツ。自分も一回だけ使いましたが糸フケがここに引っ掛かったりもするのでかえって邪魔。必要ならロッドにFujiのフックキーパーを付ければ済むことですから。普通のキャップに変更できることを願うばかり)

ギア比は6.2。いわゆるハイスピードギアです。先代同様、日本向けにはローギアモデルもラインナップされるかも?

ウェイトは新型(REVO3)のMGX20(2000番)で6.0oz、MGX30(2500番)で6.4oz。ちなみに旧型(REVO2)のMGX20は6.2oz、MGX30は6.8ozなので、それぞれ軽量化が進んでいます。ただ、MGXTREMEの方がより軽く、それには及んではいません。とはいえ充分軽いです。

ベアリング数は10+1ローラーの計11。先代は11+1ローラーの計12だったので何故か新型の方が1個減っていますね。どの部分のベアリングが減ったのかは今のところ不明。

価格は$299.95で先代モデルと同じでした。

先代のMGXスピニング(REVO2 MGXSP)のジャパンモデルは2016年に大きな話題性を伴って発売されました。まずはデザインの斬新性、そして名だたるトッププロがこぞって勧めたために話題を呼んだ。ですがその後の評判は間違っても良かったとは言えなかったように思います。

その理由は、使用中にリールが突然巻けなくなるという「固着」、そしてアンチリバースが逆転しやすいという致命的な2点でした。この2点の欠点というのは、それ以前のアブスピニング(レボネオス等)には見られなかった症状です。せっかくギアの素材が良くなり巻き心地や軽さが向上したというのに、進化した部分がスポイルされてしまうくらい悪い部分ばかりが目立ってしまった。

そしてその後に発売された上位機種のMGXTREME。こちらでは悪評は耳にしません。内部のパーツ精度も向上したそうですし、MGXで見られた2点の欠点は改善されたのかもしれません。ただ、あまりにもMGXの評判が悪かったためにMGXTREMEを買うのをためらった人は多かったと思います。そのため、MGXTREMEのインプレッションというのはほとんど聞かない。MGXの悪評によってセールスが伸びなかった不運のリールと言えるかもしれません。

新型のMGX、先代と比較してスペックが大きく進化したという点は見られません。自分が期待しているのはただ1つ、先代MGXの2大欠点が今度こそ改善されているということ。自分はMGXでなくPRMのユーザーですが、だいぶ泣かされてきましたので。

かなり厳し目の事を書きましたが、アブ愛が強いが故のこと。ベイトリールは良いのだからスピニングも日本のメーカーに負けないようなものを作って欲しい、絶対に。

新型MGXスピニング、先代の悪評を吹き飛ばす程の出来の良いリールであって欲しいです。見た目は断然格好いいリールなのですから。

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