フラポッパー、デスメタルとの融合 [プラドコ]
人間誰しも、周囲から自分がどう見られているかを気にするものだ。生真面目な青年然り、おしとやかな女性もまた然り。
しかし時に内面にはまた違う自分がいることがある。果たしてどれが本当の自分なのか?その答えを見出すことは容易でない。
フラポッパーもまた、人知れずそんな悩みを抱えていた(笑)。
1930年に設立されたフレッド・アーボガスト社。かのジッターバグを輩出した名門である。フラポッパーは1941年に生まれた。
オハイオ州で生まれたフラポッパーの友達はもっぱらスズメやカエルだった。大自然に囲まれた環境でフラポッパーはすくすくと成長していったのである。そしてフラポッパーは誰もが知る人気者となっていった。
しかし、そんな幸せな日々は長くは続かなかった。
無名だったはずのPOP-Rが突如として大ブレイク。一躍スターダムへとのし上がった。そして兄であるジッターバグは依然として根強い人気があったばかりか、ナマズ釣りのブームによってあちこちからお声が掛かる。
それに比べて自分はどうだ・・・自分の存在は皆が知っている筈なのに自分にはまるで声が掛かって来ない。いつの間にかテールに付いているラバースカートさえも腐ってしまった。
こんなはずじゃあない。自分だってやれば出来る!ただ、なかなかチャンスが巡って来ないだけなんだ。
だがそんな思いは報われることなく、やがて嫉妬や僻みへとその姿を変えていった。フラポッパーの心は闇に蝕まれていったのである。
そんなある日のこと、フラポッパーの耳に聞き慣れない音楽が飛び込んできた。刹那的に、これまでに感じた事のない衝撃が全身を駆け抜けた。何なんだろうこの心地良さは。その音楽と己の脳波が同調するのにさほど時間は要しなかった。
フラポッパーがデスメタルに開眼した瞬間であった。
もう生真面目な自分は終わりにしよう。
新しい時代、これからは本当の姿をさらけ出そう。
そう心に決めたフラポッパーであった。
「決めるぜ!覚悟!!
デスメタルの力、お借りしますッ!!!!」
「Black Death!Blue Kill!White Zombie!!」
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
ドドドドドドド・・・・
フラポッパー2.0誕生の瞬間であった。
プラドコの新製品らしいのでよろしくお願いします。
(物語はフィクションです)
しかし時に内面にはまた違う自分がいることがある。果たしてどれが本当の自分なのか?その答えを見出すことは容易でない。
フラポッパーもまた、人知れずそんな悩みを抱えていた(笑)。
1930年に設立されたフレッド・アーボガスト社。かのジッターバグを輩出した名門である。フラポッパーは1941年に生まれた。
オハイオ州で生まれたフラポッパーの友達はもっぱらスズメやカエルだった。大自然に囲まれた環境でフラポッパーはすくすくと成長していったのである。そしてフラポッパーは誰もが知る人気者となっていった。
しかし、そんな幸せな日々は長くは続かなかった。
無名だったはずのPOP-Rが突如として大ブレイク。一躍スターダムへとのし上がった。そして兄であるジッターバグは依然として根強い人気があったばかりか、ナマズ釣りのブームによってあちこちからお声が掛かる。
それに比べて自分はどうだ・・・自分の存在は皆が知っている筈なのに自分にはまるで声が掛かって来ない。いつの間にかテールに付いているラバースカートさえも腐ってしまった。
こんなはずじゃあない。自分だってやれば出来る!ただ、なかなかチャンスが巡って来ないだけなんだ。
だがそんな思いは報われることなく、やがて嫉妬や僻みへとその姿を変えていった。フラポッパーの心は闇に蝕まれていったのである。
そんなある日のこと、フラポッパーの耳に聞き慣れない音楽が飛び込んできた。刹那的に、これまでに感じた事のない衝撃が全身を駆け抜けた。何なんだろうこの心地良さは。その音楽と己の脳波が同調するのにさほど時間は要しなかった。
フラポッパーがデスメタルに開眼した瞬間であった。
もう生真面目な自分は終わりにしよう。
新しい時代、これからは本当の姿をさらけ出そう。
そう心に決めたフラポッパーであった。
「決めるぜ!覚悟!!
デスメタルの力、お借りしますッ!!!!」
「Black Death!Blue Kill!White Zombie!!」
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
ドドドドドドド・・・・
フラポッパー2.0誕生の瞬間であった。
プラドコの新製品らしいのでよろしくお願いします。
(物語はフィクションです)
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