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スイミンイメージ [ヘドン]

シャッドとミノーの違いって何?となると、形状の違いが真っ先に挙げられるでしょう。日本のベイトフィッシュで言えばシャッドは体高のあるフナ形で、ミノーはワカサギやオイカワといった一般的な細長い魚のカタチ。

なるほど、それだったらフィールドに生息するベイトフィッシュの種類に合わせて使い分ければいいですね、となるところがなぜかその使い方は大きく異なる。シャッドはただ巻き、ミノーはジャーク。別にミノーをただ巻きしても良いはずだけれど、何故かその選択肢を提唱する人はほとんどいない(ラパラF9のただ巻きって凄く釣れるんですが)。

シャッドとフラットサイドクランクの違いって何?となると動きの違いが挙げられるでしょうか。でもシャッドにも動きが大きいものはあるし、フラットサイドクランクでタイトな動きをするものもある。そう考えると、そもそもルアーを厳密にジャンル分けすること自体がナンセンスなんじゃないかという気さえしてきます。

特にこのルアーは自分は明確に分類することが出来ないです。ヘドンのスイミンイメージ

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(写真のスイミンイメージは私の私物でエクスキャリバーのものです)

これってシャッド?フラットサイドクランク?
ちなみにスペック的にはフローティング。小さなラトルが入っています。固定重心。潜行深度は浅く、MAX60cm程度。

プラドコ社の説明によるとワイドウォブリングとされていますが私自身が使ってみた限りでは至って普通。同じプラドコであればコーデルのCCシャッドの方が余程ワイドな動きです。
泳ぎのレスポンスも際立って高いという印象はしない。だからスローリトリーブというよりはミディアムリトリーブ向き。

性能面では至って普通。このプラグに突出した特性はないと思う。反面、浅いレンジをミディアムリトリーブでただ巻きして来るには都合がいい。

自分にとってこのルアーは、浅いレンジを引ける、フナのカタチをしたただ巻きミノーという感じです。シャッドでもフラットサイドクランクでもない。軽くトゥイッチを入れてもいいですが、少なくともログのようなジャークはしない。

ルアー釣りの基本は投げて巻く。だからただ巻きで泳ぐルアーを使う。フィールドが浅いから潜りにくいルアーを使う。メインベイトがフナだからそれに似せたシルエットを選ぶ。
ごくごくシンプルな理由でルアーを選んで行くと、スイミンイメージに辿り着く場合があります。でも案外、スイミンイメージと特性が被るルアーってないのです。そんな辺りが、このルアーが長年に渡って販売されている理由なのだと思います。

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