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驚異のフッキング率 TRU-TURN [他社製品]

自分が初めて使ったワームフックはマスタッド製でした。当時はマスタッドかイーグルクロー位しかなかったのです。がまかつやオーナーばりは餌釣り用のハリを作っている会社で、まさかバス用のフックを作るだなんて当時は想像もできませんでした。

ワームフックに関する当時の悩みは、選択肢がないことよりも「買えない」ことの方が切実でした。現在のように店頭には様々な種類のワームフックがあり、サイズも充実しているなんてことはありませんでした。好きな銘柄のフックが買えない、欲しいサイズのフックが買えないなんて日常茶飯事。そういう時は仕方なく、店頭にあったフックを買って帰るしかありませんでした。
酷い時にはワームフック自体が全て在庫切れしている時がありましたから。そうした時はまた自転車を40分漕いで別のお店に行ったり。欲しいフックを見付けた時に買い溜めしておけばいいのでしょうけど、当時は学生で所持金も僅かだったので、そうもいかなかったのです。

そしてある時、またしてもマスタッドのワームフック(33637)が品切れていた。どこだよ当時このフックを輸入していた会社は(笑)。一度品切れると数ヶ月は入荷して来ない。参ったな・・・

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でもこんな変わり種のフックが売っていた。TRU-TURN(トゥルーターン)。しゃあない、これを買っていくか。

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独特のフックベンドが特徴的なトゥルーターンフック。ちなみにこのフックもマスタッド製なんですけどね。ワームを貫通して針先が飛び出すのではなく、クルッと回転してフッキングするのだとか。フッキング率はいいらしい。商品の謳い文句としてはそう言われていたはずです。

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う~む、ワームを泳がせてみると重心が中心線からズレているのでちょいとバランスは良くないですねぇ。ワームが傾いて泳ぐ。

バイトが来た。どれどれ驚異のフッキング率とやらを見せてもらおうか・・・スカッ!むむ、喰い込みが浅かったか???
また来た・・・スカッ!
今度はちょっと送り込んでから・・・スカッ!
それじゃあ思いっきりアワセて・・・スカッ!!

全然掛からねぇ!何だよこのクソフックは?!

「あぁ~池島君も騙されたのか、あのクソフックに。ダメだなぁ(笑)」と先輩にも笑われた。というか、先輩もこのフックを使ってあまりの駄目さ加減に全部捨てたらしい。とにかく私の仲間内では神レベルのクソフックとして知れ渡ることになったのでした。

まさに驚異のフッキング率。違う意味でね。
トーナメンターだった頃にこのフックがあれば良かった。プラクティスの時にはバイトだけ取ってフッキングさせないようにするという事をしていたのですけど、それにはこのフックが最適だったはずなので。

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