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素晴らし過ぎる剣山チューン・2 [タクティクス]

剣山チューンは魚だけではなく釣り人をも虜にしてしまいます。ジュクジュクの質感と柔らかさ。そしてエビパウダーとフォーミュラをたっぷりと含んだジューシー感。これを喰ったバスが吐き出すなんてありえないだろう?!そうなると、何でもかんでも剣山チューンをしたい衝動に駆られてしまう。

でもちょっと待った!剣山チューンは万能ではないということを伝えておかなくてはなりません。特にカバーを撃つような釣り、ロッドを思いっきり振りかぶるようなロングキャストをするような釣りに使うワームではむしろやらない方がいいです。耐久性の弱さが仇となります。

もちろんそれ以外の釣りにおいても耐久性の弱さが仇となってしまうことがある。その回避策としては、耐久性を落としたくない場所を避けて剣山を刺すということが重要です。今回は剣山チューンの具体的な方法と留意点を記します。

【準備するもの】
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ワーム、剣山、タオル(雑巾)、古雑誌、レジ袋、キッチンペーパー。手袋もあると望ましい。

【手順】

1.キッチンペーパーでワームの油分を取り除く。
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ワームの油分が残っていると手が油まみれになって不快ですし、作業中にワームや剣山が滑りやすくなって危険です。

2.古雑誌をレジ袋に入れる。
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これが下敷きになります。直接古雑誌の上で作業をしてもいいのですが、インクなどがワームに移るのを防ぐ意味もあります。

3.剣山を刺す。
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自分はダイソーで買ってきた剣山を使っているのですが、土台が鉛で出来ています。ですので素手で作業をしていると指先が黒くなってきてしまいます。気になる方は手袋をして作業をして下さい。

ここから先はワームのタイプ毎のチューン方法を紹介します。

【具体例:バンドゥクロー】

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バンドゥクローに#2/0のフックを使用することを想定し、そのフックが干渉する部分を避けて剣山を刺します。なお、バンドゥクローに限りませんがテール部分には剣山を刺しません。動きが変わってしまいます。具体的に剣山を刺す範囲は赤線で囲った場所になります。

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では実際に剣山を刺していきましょう。

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剣山を刺す深さですが、自分の場合は剣山の針が下敷きに当たる強さで完全に刺し切ります。貫通させているということです。

回数的には、あくまで自分の場合ですが背面を5~6回。ひっくり返して腹面を同じく5~6回。これでだいぶジュクジュクにすることが出来ます。耐久性が気になる方はそれぞれ2~3回に抑えておくのがいいかもしれません。針穴が多いほどいいわけですから同じ位置に刺し続けるのではなく、少しずつ位置をズラしながら剣山を刺していって下さい。

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なお、剣山を刺し続けているとバンドゥクローに含まれている塩やラメが飛び出してきます。これはまぁ仕方がありません。手が汚れてくると思いますので側に雑巾を置いて手を拭きながら作業をするといいでしょう。

【具体例:BFシュリンプ3.4インチ】

BFシュリンプ3.4インチですが、ラバージグのトレーラーにして使いたいという場合は本体には剣山チューンをしない方が良いです。自分はこのワームを#1フックでテキサスリグやヘビーダウンショットに組むことがありますのでそれを想定したチューンとなります。

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ボディーは#1フックが干渉する位置を避けた範囲(赤線で囲った部分)に剣山チューンを施します。

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が、バンドゥクローと異なり通常の剣山ですと意図しない部分にまで剣山を刺してしまいます。ですので、BFシュリンプ3.4インチに関してはあらかじめ針を半分除去した「ハーフ剣山」を使います。

回数的にはバンドゥクローと同じく背面を5~6回。ひっくり返して腹面を同じく5~6回。耐久性が気になる方はそれぞれ2~3回に抑えておくのがいいかもしれません。

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BFシュリンプもソルトイン素材であるため剣山を刺していると塩やラメが出てきます。気にせず作業をしましょう。

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さて、自分の場合はさらにアームにも剣山チューンを施します。アームを柔らかくしたいという意図はありませんが、この部分にもフォーミュラを浸透させることを狙っています。浸透させられるフォーミュラの量は多ければ多いほどいいと思っていますので。

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注意点としてはアームの付け根部分は剣山を刺さない事。耐久性が落ちます。付け根以外は全面に剣山を刺すため、ここではハーフ剣山ではなく通常の剣山を使用します。自分の目安としては表面10回、裏面10回。

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左側がチューン前、右側がチューン後。この質感の違い、どうでしょう?

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