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埼玉県、外来魚駆除を再開 [物申す!]

8月下旬、埼玉県内の各所で外来魚の駆除が始まりました。おそらく水辺で告知の看板を目にした人もいるはず。

平成25年度まで、埼玉県では緊急雇用創出基金事業として外来魚の駆除活動を行っていました。しかしその翌年からは一部の事業を除いて緊急雇用創出基金が使えなくなり、県が主導する外来魚駆除は中断していました。

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そして今年、県が主導する外来魚駆除が再開されました。これは緊急雇用創出基金事業ではありません。「魚影豊かな川づくり推進支援事業」と称するもので、外来魚(+川鵜)駆除に6,000,000円、再放流禁止啓発支援に560,000円が割り当てられています。
ちなみに放流事業に充てられている予算額は5,495,000円なので、魚の放流よりも駆除に予算を割いていることになります。

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この事業が目的とするところは、魚の増加~遊漁者の増加~遊漁料収入の増加という好循環を作り上げ、漁協の自立を促す事です。

うむ、目指しているところは間違ってない。間違っていないとは思うんだけれども、残念ながら実現はしないと思う。

ワカサギはいいですね。時期は限られるけども万人受けするので将来性があります。でも、アユやヘラブナを増やしたところで釣り人は増えない。釣れる釣れない以前に釣り人の高齢化が避けられないから。

そして外来魚を駆除なんてしちゃっているから埼玉県内では若い釣り人が全然育たない。そして多くの釣り人が漁協や県に対して強い反感を持っている。結果、遊漁料なんて払わないという人が増える。そして遊漁料収入の減少~漁協の衰退、消滅。

せっかくだから図にしてあげましょう(笑)。

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自分はきっとこうなると思います。遅くとも20年後には十中八九、こうなっているでしょう。

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