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2018-07-07 [災害ボランティア]

関東にいると別世界のようにも思えてしまいますが、ニュースの映像から飛び込んでくる各地の大雨被害が気掛かりでなりません。被害が局所的ではなくこれだけ広域に及んでいるという点にも驚きました。関東は今日も雨なんて降らなかったけれども、それは梅雨前線の位置がたまたま関東にはかからなかっただけ。関東だっていつ同じようなことになってもおかしくないと思います。

今回は特に亡くなっている人や行方不明者も出ていますので、水害の中でも特に酷いものに思えます。

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冠水した住宅は水が引いてからも大変です。畳は泥臭くなって駄目になります。濡れた畳はとても重く、廃棄するにも大変です。家財道具なども多くの物が使えなくなり廃棄するしかなくなる。町のゴミ処理能力がパンクして町中に幾つものゴミや瓦礫の山が出来ていきます。

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そして住宅の床下には大量の泥が溜まっています。この泥出しを行わずにいると、いつまで経っても家の中から湿気が抜けず、カビ臭さや泥臭さが抜けません。虫も湧きやすくなる。でも床下の泥出しは簡単ではありません。まず床板を剥がす必要があります。そこから人が入って作業をしますが、体の自由が利かない狭い空間で、しかも真っ暗です。勿論泥も重いです。体力のある男性でもキツイ作業です。年配の方には無理だと思います。ましてや高気温下での作業は相当厳しい。

自分は2015年に鬼怒川が決壊した際、茨城県常総市の水害地域へ災害ボランティアとして何度も入っていましたので、その大変さというものは経験で知っているつもり。冠水した街は、水が引いてからも本当に大変なんです。

関東の人もこれを他人事と捉えず、せめて自宅近くの避難所の場所位は確認しておいた方がいいと思います。特に川の側にお住いの人。普段は水量のない川でも甘く見ない方がいいと思います。
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