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練習に励んだ日々 [メモリー]

釣りの練習なんていうとトーナメントの「プラクティス」を思い浮かべると思うのですが、昔は本当に釣りの練習をしていたのです。正確にはキャスティングの練習ですね。

自分が子供の頃はまだ行動範囲内にバスが釣れる場所がなく、バス釣りに行くとしたら父親、もしくは友達の父親などに車で連れて行ってもらうしか手段がありませんでした。そうはいっても頻繁に連れて行ってもらえるはずもなくゴールデンウィークに1回、夏休みに1回、そんなペースでした。ですから釣行日が近付いてくるとワクワクして眠れなくなるほどでした。

近所でバスが釣れる場所があれば良かったのですが当時はまだそれが叶わなかったため、当日に向けてやれることといったらタックルの準備とキャスティング練習くらいでした。

学校が終わってから近所の空き地でキャスティング練習。一人でやっていた時もあれば友達と一緒の時もあった。まずは「ベイトキャスティングリールを投げられるようになること」から始まった自分のキャスティング練習。何度大バックラッシュを起こしてラインを無駄にした事か。けれども、何とかベイトリールでバックラッシュせずにキャスティングが出来るようになった。この時自分はまだ小学生でした。バスもまだ釣り上げたことがなかった。

やがて周囲の友達も次々にベイトリールを買い始めました。そうすると、ベイトリールを投げられる人が指導に就いて投げ方を教えたりもした。

その後はいかに遠投するか。目標物を置いて、いかに正確に投げるか。そして、どこまで軽いものを投げられるか。そんなことをあれこれと練習していました。もちろんそれらは実戦にも大いに役立ちました。

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当時、ルアーキャスティングは練習するものだったのです。練習を重ねて、投げられるようになってから釣り場に行く。それが普通だった。何せ、当時はリールを買うとキャスティングプラグ(ラバーシンカー)が付属されていたのです。勿論、別売もされていました。それだけ需要があったということです。

空き地や広場などで練習するにせよ、もちろん鉛のオモリなどは万が一人に当たったりでもしたら大変なのでゴム製のオモリだったのでしょう。当時、ボロボロになったキャスティングプラグは練習量の証でもありました。自分は何個ものキャスティングプラグを駄目にした。

もっとも、今ではキャスティングの練習が出来るような空き地や広場がないので現実的ではありません。30代以下の人は陸でキャスティングの練習なんてやったことはないんじゃなかろうか。ていうか、キャスティングプラグ、知ってます?

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