SSブログ

メバルプラッギングロッド、ダークシャドゥTZ [自社製品]

日本初のメバル専用ロッドはいつ頃発売されたのでしょうか。私が知る限り、2002年に発売されたスミスのベイライナーが初だったと記憶しています。

当時、メバル釣りはトラウトロッドで楽しむ人が圧倒的でした。ところがそのトラウトロッドの中に抜きん出て優れているものがあった。そして当時スミスのテスターを務めていたアングラーがこう言った。「アレを使う人には全然釣り勝てない!アレを超えるものを、メバル専用モデルを作って欲しい」

そうして開発されたメバル専用ロッドが、繊細なソリッドティップを持つスミスのベイライナーだったのです。機種は全部で4機種。ワーミングモデルが3機種、そしてプラッギングモデルのBL-P69UML/RFというモデルがありました。しかし時代の主流はワーム。プラッギングモデルはワーミングモデルのセールスには及びませんでした。

そして2005年発売の2代目ベイライナー「ベイライナーメタルRF」はソリッドティップの繊細さを継承しつつも、張りを強くしたマテリアルを採用し、より扱いやすく進化したものでした。ティップ部分はLDBガイドを採用し、細糸の糸絡みも減少させた。自分は今でもこのロッドを使っています。そしてこのシリーズにもプラグ用としてBLM-P70UML/RFというモデルが存在しました。当時もまだまだプラグ用は一部のマニア向けという印象でした。

けれども時代は変わり、プラグによるメバル釣りも広く浸透してくることになりました。改めて専用モデルの必要性が叫ばれるのは当然のこと。

170115-1.jpg

そして遂に、メバルプラッギング専用のシリーズが発売となります。 ダークシャドゥTZ。2pcsのチューブラーグラファイトモデルです。ガイドは全てチタンフレームのトルザイトリングKガイド。ファーストテーパーのライトアクション。ソリッドティップのような極端に先だけが柔らかい調子ではありません。自然な曲がりです。だから思い切って振り切れる。小型プラグが気持ちよく飛んで行きます。

ティップは柔軟さを持ち合わせているのでリトリーブ中のバイトも弾きにくいですし、メバペンなどの小型ペンシルをチョコチョコ動かしたりするのにも好適です。プラグ用スペシャリティモデルといいつつも、1.5g以上のジグヘッドリグにも全然使えるな、というのは私の個人的な感想。

そもそもトルザイトガイドを使っている時点で言えていることですが、これ以上ないという最高のプラグ専用メバルロッドを目指しています。ステンレスフレームのSICガイドで価格を抑えるとか、そういうコンセプトはないです。それだけメバルのプラッギングも最高水準のものを要求されるコアな世界になりつつあるのだなぁと感じます。

ただ、何でもかんでもFujiのトルザイトガイドを使えばOKだったというわけではなく、トップガイドに関しては開発担当者もなかなか合格点を出せずに悩んでいたようです。というのはトルザイトトップリングのそもそもの規格がリングサイズ「3.5」の上がいきなり「5」まで飛ぶ。3.5では小さすぎるし5ではデカイ。どちらを取ってもバランスがよろしくない。しかしながらダークシャドゥTZではFujiの新規格であるT-KGTT4.5をトップガイドに採用することでようやく納得の出来るロッドに仕上げられたそうです。Fujiの規格にもっと早くから4.5があったなら、このロッドももっと早く発売出来ていた・・・かも?

【DSTZ-73】
・7.3ft
・81g
・適合ルアー:1~7g
・適合ライン:PE0.1~0.4号、FC/NY1~4lb
・¥44,000+税

【DSTZ-77】
・7.7ft
・82g
・適合ルアー:1~9g
・適合ライン:PE0.1~0.5号、FC/NY1~5lb
・¥46,000+税

・2月発売予定

gill-tentacrawler.jpg
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。