カミオンDRはぜ

自分が小中学生の頃はまだルアーフィッシングの対象魚は少なかったです。特にソルトのルアーフィッシング創世記においては、入門書を見てもスズキ、ヒラメ、サバ、そんな程度しか載っていませんでした。メバルですら載っていなかったです。まぁ、投げ竿にジェット天秤、その先にルアーを付けていた時代ですからねぇ。

それが今やクロダイやアジまでルアーで狙う時代になりました。釣り方が研究されて、確立されたんですね。昔はまさかアジをルアーで釣る時代が来るなんて思いもしませんでした。

でも今はハゼまでルアーで狙う時代になってきました。


（これは偶然釣れたハゼですけど）

何かもう、来るところまで来たなぁという気がします。

でもまさかハゼに向いたルアーがクランクベイトだなんて、最初はウソだろう？！と思いました。だってエサ釣りだったらゴカイを使うのだから、普通に考えたらワームが良さそうなものですよね（自分はワームで何度か釣ったことがあります）。最初に誰がやり始めたのかは知りませんが、ハゼを釣るのによくクランクベイトを投げてみようという気になったものです。

で、スミスのエリアトラウトのテスターさんの中にもトラウト用のクランクベイトをあれこれといじくり倒してハゼを狙っていた人が居り、浮力やらフックやらラトルやらカラーやら、色々試行錯誤を繰り返したようです。もちろん最初から開発ありきというわけではなく、個人の趣味？で楽しんでいたのだと思います。でもそれを製品化してみようということになった。



それがスミスのハゼクラ「カミオンDRはぜ」。

ノーマルのカミオンDRよりも浮力は抑えめ。スローフローティングです。どうやら浮き上がりの途中でのヒットも多いようで、ハゼが喰いやすい浮き上がりスピードに設定されているようです。そしてノーマルのカミオンがタングステンラトルを内蔵しているのに較べ、カミオンはぜでは小型のブラスビーズを複数入れてよりラトルサウンドを重視。ラトルは効果が高いのだそうです。これはちょっと意外でした。

そしてフックは、前後にフックが付いていたとしてもほとんどがテールフックにヒットしてくるそうで、根掛かりを減らすという意味でもテールフックのみになっています。ちなみにフックはシュアーフック。カラーについては、何だか傾向がバラバラな気がしますが、テスターMさんの厳選8カラー。

01.アカキンピンクベリー


02.クロキンオレンジベリー


03.ピンキーヤマメ


04.サンドチョコレート


05.チャートルースシャッド


06.レッドバックカモ


07.クリアーグリッター


08.ブラウングリッター


・32mm
・2.7g
・￥1,350+税

あいにく海無し県に住んでいる自分はハゼがさほど身近じゃないのですが、海や川の下流域が近いような方はお気軽フィッシングにどうですか？お子さんなどに楽しんでもらうのにもいいかもしれませんね。