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0.6gの大差 [その他]

先日、吉羽園トラウトを狙いに行くにあたって、まずはアラベスクを補充する必要がありました。自分も確かそれなりに持っていたはずなのですが、ボックスの中に2個しかなかった。部屋のどこかにあるんだろうけど。でも2個じゃ話にならない。カラーローテーションもしたいし、おそらく途中で針先が駄目になるものもあるだろうからそれなりの予備も欲しいところ。

ということで近所の某CSTNGへ。あれ?何だこれ?アラベスクかと思いきや、ちょっと台紙の色が違う。デカベスク?アラベスクにはこんなお兄さんがいたのね!

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アラベスクが0.9gなのに対しデカベスクは1.5gある。0.6gの差です。確かにヘッド部分がやや大きいけれど、見た目のボリュームはさほど変わらない。ボックスの中でゴチャ混ぜにしてしまうと区別するのが大変かもしれないと思えるほど。

見た目的にほとんど変わらないようであれば飛ぶ方がイイんじゃないかな?吉羽園は桟橋から投げられるのであまり遠投する必要はないのですが、そうでない釣り場であれば飛距離の違いで釣果が変わることもあるでしょう。ということで、デカベスクも幾つかお買い上げ。

そして当日、アラベスクで何匹か釣り上げた。今度はアラベスクでは届かなかった場所にいる魚を釣ってみようと思い、デカベスク投入。飛距離は5~6mほどアラベスクよりも飛んでいる。こちらの方が投げやすい。同じように釣れるのであれば今後はアラベスクよりもデカベスクを主力にしてもいいかもしれないと思っていたのですが・・・

アタリが来ない。全く来ないわけではないけれど、アラベスクの半分以下。カラーもあれこれ変えてみたし、投げる場所も変えてみた。けれども結果は変わらなかった。そして再度アラベスクに戻すとまたアタリが出始める。底に沈んでいるアラベスクと、底に沈んでいるデカベスク。パッと見はその違いなんてないように人の目には映る。でも魚にとってはそうではないみたいなのです。

バス釣りのライトリグ。よく言われることは「ボトムが取れる範囲内で極力軽いシンカーを選ぶ」ということです。エサ釣りの仕掛けだって同じことが言え、軽いオモリを使いこなす方が魚は釣れる。
イモグラブのノーシンカーをボトムでステイさせて待つ釣り。底に沈んでいるのなら別にテキサスリグでもジグヘッドでもイイんじゃない?でもそれだとやっぱり釣れない。イモグラブのステイはノーシンカーだからこそ効く。これらは一体何故なのでしょうか。


以前に、魚は直接物に触れずとも、水を介してその硬さ・柔らかさを判断しているという内容を書いたことがあります。素材の柔らかいワームは喰う。一方、ワームのような見た目であっても硬い物は喰わない。

そしてアラベスクとデカベスクの違いから考察するに、魚は直接物に触れずとも、水を介してその重さを判断できる。そして不自然に重いものは好まない。という事が言えるのではないかと考えられます。

風の強い時など、デカベスクもきっと出番はあるでしょう。でも無風時の吉羽園、それも桟橋からの釣りであればアラベスクが主力兵器と言えそうです。というわけで、またアラベスク買ってきちゃった(汗)。

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輔

古い記事にスイマセン。

その0.6gの差で顕著に表れる差は、ボリュームよりもフォールスピードではないでしょうか?
鱒は養鱒場で上から落ちてくるペレットで育っていますから、フォールスピードにはかなりシビアに影響されます。

フォールさせてステイ。
フォールするスピードが同じなら、ステイさせる時間を、ボトムに着いてすぐピックしてリアクションバイトを誘発したり、ある程度の時間 (例えば3秒後)にピックしたりするなど変化を与えてあげると、その日のパターンも見えてくるかもしれません。

しかし、池島さんの仰られる「魚は直接物に触れずとも、水を介してその重さを判断できる。そして不自然に重いものは好まない。」と言うのも、充分考えられる事ですね。
by 輔 (2014-03-19 11:50) 

IKE-P

もちろんフォールもあると思います。ただ、自分の場合はボトムでのステイ時においても明らかな差を感じるので、記事に記してみました。

フォールスピードによる使い分けなども身に付けられたら、アラベスクがますます強力な武器になりますね。私としては、魚のレンジが中層の時に、何とかアラベスクで釣る手段がないかと模索しているのですが、なかなか・・・
by IKE-P (2014-03-19 20:05) 

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