5/4 今日の水郷

各地で大雨の被害が出ているようです。せっかくのGWに降らなくても、ねぇ。

私も昨日は常陸利根川の水位チェックに余念がありませんでした。昨夜の段階で、平水位＋20cmといったところ。どうして常陸利根川の水位をチェックしているのかというと、私の駐艇場はあまり水位が高くなるとボートを出せなくなってしまうからです。ドック出入口の水門が通り抜け出来なくなってしまう。

＋20cmならなんとか大丈夫かな？と思い、とりあえず現地に向かうことにしました。

が、道中の中川、江戸川、利根川がドエライ事になっていました。江戸川、利根川は完全に河川敷まで水没です。

引き返そうかと思いましたが、霞ヶ浦水系は器が大きいこともあってここまでは水位の上昇はないはずなので、一応向かってみました。そして思ったとおり、常陸利根川は護岸上までは水が来ていませんでした。でも、マリーナのドックはどうだろう。



う～む、微妙です。しかし、某プロはパワーポール付のトライトン21ftで出艇していきました。高さの余裕は20cm弱といったところ。某プロのボートで出れたのだから私のボートでも間違いなく出れる。だけど、これ以上水位が上がったらボートを上げられなくなってしまいます。某プロの場合はもしV6ドックに入れなくなったとしても北浦スロープに車とトレーラーを回せば、ボートは上げられますからね。でも駐艇専用の私のトレーラーはそういうわけにはいかない。

しかもこの日は早朝～正午まで河口堰の常陸川水門が開いていますが、昼過ぎからはその水門が閉まる。ということはそれ以降に急激に水位が上がる可能性が高い。こりゃ、戻れなくなる可能性が大だな・・・ということで本日はボートを出すのを諦めて早々に帰ってきました。先日のボートシーバスに続いて、GW期間中2度目の釣行中止。あ～あ。

それにしても利根川の状況は凄まじかったです。

【尾羽根川合流部】


岸沿いは冠水しています。利根川本流は濁流で大量の浮きゴミと共に物凄い勢いで流れていっています。実はこの写真、わかりにくいですが対岸付近でボートだか桟橋の一部だか、かなり大きなものが流されていっている時に撮影したものです。多分、係留してあった和船か何かではないかと思います。

【神崎大橋】




神崎大橋では大掛かりな橋桁補強工事がずっと続いていましたが、工事現場を含む河川敷がほぼ水没してしまいました。工事現場の事務所や、重機も水に浸かっています。今日は利根川のあちこちの工事現場で、大人数の工事関係者が呆然と現場を見ている様子がありました。まさかここまで増水するとは・・・といった感じだったのかもしれません。またこの写真の対岸側のスロープ敷地も冠水してしまっています。当面利用は無理でしょう・・・。

【水郷大橋～横利根合流部】



この辺りも工事現場を含む河川敷がほぼ水没しています。横利根合流部では大規模な護岸補修工事が続いていましたが、その補修現場も完全に水没。かなりのダメージを受けているものと思われます。これでまた工事が長引いてしまいそう。

写真は撮りませんでしたが、上流の取手付近では依然として溢れんばかりの濁流が渦を巻いてゴウゴウと流れていましたから、当面水位は落ちそうにありません。

今回の大雨で、ちょっとした台風以上の被害になってしまいました。水郷各所で行われている震災の補修工事にも少なからず影響を及ぼしそうな気がします。