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フォーミュラ回顧録・2 [メモリー]

【フィッシュフォーミュラ ガーリックセント】

元祖フィッシュフォーミュラ社のフォーミュラには多数のバリエーションがあります。中にはラメが沢山入ったものもあるのですが、私はそれはちょっと使う気になれませんでした。何だか水中にラメを撒いているようで・・・。

ガーリックセントはその名の通りニンニクエキスが入っていたもので、色も無色透明。これだったらエコ?だろうということで選択してみました。当然、強烈なニンニク臭。部屋までニンニク臭が漂ってしまったのには少し閉口。ちなみに、思ったよりはサラッとしていてワームには頻繁に塗付する必要があるように思いました。

しかし私はこのフォーミュラの使用方法を失敗したのかもしれません。私は、当時の主力だったサタンワームをこのフォーミュラで漬け込みました。結果、ニンニク臭もワームにバッチリ移り、きっと釣果も上向くだろうと思いました。ところが結果はまるで逆。釣れなくなった!マジ?!と思ってフォーミュラに漬けていないサタンワームを入れるとすぐ釣れる。おかしいなと思いつつフォーミュラ漬けしたサタンワームを再度入れると、やっぱり釣れない。何度やっても結果は同じ。なんてこった!バスはニンニク臭が嫌いなんじゃないのか?その時、私は本気でそう思ったのです。

しかしよくよく検証すると、別の理由があったことに気付きました。フォーミュラに漬け込んだサタンワームはフォーミュラが染み込んだことで少し肥大化していました。薄かったテールも厚くなり・・・そうです、テールがピロピロと軽快に動かなくなっていたのです。多分、それが一番の要因だっただろうと思います。しかしこの時のトラウマで、未だにニンニク臭がするものはバスが釣れないという気がしてなりません。

【ゲーリーヤマモト フィッシュアトラクタント】

ズバリ、イカ臭い乳白色のペースト状フォーミュラ。う~むこれは何かを連想させる(笑)。元々の容器はプラスチックのボトルでした。このまま使っても別に良かったのですが、やはりいちいちワームに付けるのが面倒臭い。

当時、ジュースジャグという商品がありました。何てことはない、大口のビンのようなもので、中にフォーミュラを入れてボートに固定し、ロッドからルアーを垂らした状態でビンの中にルアーを入れ、フォーミュラに漬け込むということを可能にするものでした。うむ、確かにあると便利かも。

私はカー用品店でドリンクホルダーを買い、そして大口のビンを用意しました。これをアルミボートの船べりに固定してジュースジャグとして使用するという魂胆でした。中にはこのゲーリーのアトラクトタントを入れた。そして私の目論見通り、ロッドの先にルアーをぶら下げたままフォーミュラ入りのビンにルアーを漬け入れることが出来るようになりました。こりゃ面倒でなくてイイわ!と最初は思った。

ですが、蓋を空けっぱなしで長時間日光にさらすとフォーミュラがだんだん硬くなっていきました。そして極めつけは、小蝿がたかってる!結局ビンの中のフォーミュラは小蝿まみれになってしまい、駄目だこりゃとなりました。

まぁそれは私自身の失敗談と言えるのですが、フォーミュラ自体には非常に良い印象を持っています。ただ、このフォーミュラは現在生産中止だったと思います。フォーミュラは短命なものが多いですね。

【バークレイ パワーベイトフォーミュラ(バス用)チューブタイプ】

ジェル状のチューブタイプというだけで思わず飛び付いてしまいました。ジェル状のものをワームに直接塗り付ければ保ちはかなり良いだろうし、チューブ入りというのはオカッパリにも都合がいいだろうと思いました。まして、バークレイ製とくれば信頼性も高い。ただ、買う時にちょっと戸惑ったことが1点ありました。フォーミュラの色がチャートリュース!出来ればもっと自然な色の方が良いと思うのだけれど。

しかしこのフォーミュラ、初めて使用した際に愕然。てっきりドロドロのジェル状だと思っていたのにかなり硬いものでした。味噌よりも硬かった。だから、ワームに付けようとしても付けられない。これじゃあどうしようもない、買って失敗したかな?

参ったなぁと思いましたが、釣りからの帰宅後にふと思い付きワームオイルで希釈してみることにしました。するとこれが大正解!私好みのドロドロ加減にすることが出来ました。しかもそれだけではなく量が倍増!結局、1つのチューブで2シーズン位保ってしまった。かなりのお得感がありました。

私好みのドロドロなジェル状にしたことによりワームに大量に付けても保ちは抜群でしたが、せっかくワームのカラーがナチュラルなものを使っているのにチャートリュースのフォーミュラが付いているというのも何とも滑稽なことではありました。また、ダウンショットではこのフォーミュラの色が仇となりました。ワームに付着させたフォーミュラが下部のリーダー部分にも付いてしまうと、やはりその部分も目立ってしまっていました。だから私もあまり大量にワームに付け過ぎないよう注意をしながら使っていました。

ですが、さすがはバークレイ。魚の喰いは良かったという印象を持っています。現在は日本では販売されていないと思います。

【スミス・キラーローション】
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これも生産中止となってだいぶ経つ物です。私自身も限られた手持ちを大事に使っていましたが、ある時千葉の某店に大量に残っているのを発見!しかもセール価格ではないですか。見た感じ、ホコリの被り方やパッケージシールの色褪せも目立ったので相当長い間売れ残っていたものだったのでしょうが、私にとってはまさしく宝の山と呼ぶにふさわしく、数10本ものキラーローションを大人買いすることが出来たのです。

嬉しさのあまりその日は寝付けなかったほど。次の日の朝、キラーローションを大量買い出来たのが夢だったんじゃないかと焦りましたが、部屋にある大量のキラーローションを見て「夢じゃなかったんだ~」と安堵したのを覚えています。

初代キラーローションは大型のスプレーボトル。2代目キラーローションは小型のスプレー缶です。ちなみに当時の担当者に確認したところ、中身も少し違っているのだそう。いずれも比較的サラッとした印象です。ワームに付着する皮膜も薄い気はしますが、不思議と保ちは良好です。ワームの漬け込みもOK。悪臭でないのも良い。

魚の喰いに関してはかなり信頼して使っています。バイト数が増えるというよりは、喰った魚が離しにくいという点においてです。だから1尾が貴重な冬の釣りにおいては絶対的に欠かせない存在なのです。

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