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レンタルボート賛歌 [その他]

まだバス釣りを始めて間もない人にとっては、マイボートを持つというのは1つの夢かもしれません。でもいざマイボートを持ってみると、これが案外面倒臭いものであることに気が付きます。

けれども日本には素晴らしいバス釣り文化がある。それがレンタルボート。面倒で体力的にもきついボートの上げ下ろしとは無縁。エレキやバッテリーはいちいちセッティングしなければなりませんが、それとてマイボートの手間と較べたら微々たるものです。サッと準備できて、疲れたらサッと片付けて帰宅できる。

マイカーにキャリアやヒッチを付ける必要がないから軽自動車でもエコカーでもスポーツカーでも自分が好きな車に乗ればいい。当然、ボートの維持費なんてないし、釣りに行った分しかお金が掛からない(駐艇場は釣りに行かなくともお金が掛かります)。

そして意外なメリットとしては色々な釣り場に行けると言う事です。マイボートは降ろす場所が限られるのでおのずと行ける釣り場も限られる。それに較べて、日本には(特に関東)レンタルボートがある湖が圧倒的に多い。色々な釣り場に行ける楽しみというのは実はマイボートよりもレンタルボートの方が上なのです。

そんな理由が支持されているのかどうか定かではありませんが、人気フィールドのレンタルボートはシーズン中の週末ともなると満員御礼のところも多いようです。バスブームが去ったといいつつも、湖面に浮かぶボートの数に唖然とすることもしばしば。

ところが、その一方で廃業をされるボート屋さんもある。ブログ読者の方からは霞ヶ浦の古渡エリアのボート屋さんの話を教えていただいたし、かつてあれほど賑やかだった北浦の金上地区の有名なボート屋さんも近く廃業されるのだそう。

霞ヶ浦水系のボート屋さんは元々はヘラブナ釣りファン向けに営業されていたところがほとんどです。だから歴史も長いし、経営者が年配の方々でした。今となっては力仕事もままならないし、そろそろ辞めようかと考え出していた時に、あの震災があった。結果、施設も損壊を被った。それを直して営業するという手段ももちろんあったとは思うのですが、残念なことにこれを機に廃業を決められたようです。

いつものフィールドに釣りに行けば、顔馴染みのボート屋のご主人が出迎えてくれる。釣りを終えて戻ってくれば、どうだった?と結果を聞いてくれる。寒い日には暖かいお茶を出してくれたりもする。マイボートで格好よく決めるのもいいけれど、レンタルボートの釣りはアットホームで心地良い。

そんな、行きつけのボート屋さんがなくなるというのは何とも寂しいものですね・・・

【お知らせ】 ビバーチェ(新色含む)発売しました。店頭にてお買い求め下さい。

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